写真:藤谷 愛
地図を見るイギリス女王のロンドンにおける公邸としてあまりにも有名なバッキンガム宮殿。その正面に伸びる道「ザ・マル」に沿って広がるのが「セント・ジェームズ・パーク(St. James Park)」です。
この公園は、ロンドンにある8つの王立公園の中でも一番古く、ヘンリー8世の時代には王家の狩猟イベントなどに使用されていました。最近では、20世紀初頭の貴族社会を描いた英国の人気TVドラマ「ダウントン・アビー」のロケ地にも使用されるなど、100年前と同じ景観を臨める美しいスポットとして人気です。
写真:藤谷 愛
地図を見る上手に植栽された花々も素敵な公園ですが、湖の中央に架かる橋からは、テムズ川方向の先にロンドン・アイ(観覧車)を見ることも。都市にありながらも、美しく管理された水辺の木々と都市の風景を臨むことができる、お勧めの撮影スポットです。
写真:藤谷 愛
地図を見るセント・ジェームズ・パークに行くと驚くのが、園内に棲む野生動物の多さ!リス、カモ、ペリカンなどエサ目当てに人間に近寄ってくるものも少なくありません。
慣れたロンドン市民の中には、写真のように手から直接リスにエサをあげる人も!噛まれでもして変な病気にかかってしまっては大変なので、旅行者はマネしないでいただきたいですが、見ている分には可愛いもの。動物たちの多くは湖の周辺にいますので、少し離れて彼らのコミカルな動きを楽しんでください。
<セント・ジェームズ・パークの基本情報>
住所:The Storeyard, Horse Guards Road, St James’s Park, London SW1A 2BJ(オフィス)
電話番号:+44 (0)300 061 2350
アクセス:地下鉄駅「セント・ジェームズ・パーク」(サークルライン/ディストリクトライン)から徒歩1分
開園時間:毎日5:00-0:00
写真:藤谷 愛
地図を見るシャーロック・ホームズ博物館のあるベーカー・ストリートにもほど近い「リージェンツ・パーク(Regent’s Park)」。園内にはロンドン動物園や野外劇場、運動場があるなど、子供から大人まで日ごろからロンドン市民が集う場所でもあります。
写真:藤谷 愛
地図を見るこの公園の最大の見どころは、クイーン・メアリーズ・ガーデンのバラ園で、12000株のバラが植えられています。ロンドン一のバラエティーの豊かさに加え、イギリス的な植栽デザインの見事さには感嘆するばかり。
特にバラの見た目とその名前を見比べるのは、花に詳しくない人でもきっと楽しめるはず。例えば、写真のこのバラの印象をじっくり考えてみましょう。情熱?華やかさ?芯の強さ?そして名前のタグを見ると・・「イングリッド・バーグマン」! なるほど、ですよね。
<リージェンツ・パークの基本情報>
住所:The Store Yard, Inner Circle, Regent’s Park, London NW1 4NR(オフィス)
電話番号:+44 (0)300 061 2300
アクセス:地下鉄駅「リージェンツ・パーク」(ベーカールーライン)直結
*その他アクセス駅多数です
開園時間:
(1月)5:00-17:00
(2月)5:00-18:00
(3月)5:00-19:00(サマータイム開始後は20:00まで)
(4月)5:00-21:00
(5-7月)5:00-21:30
(8月)5:00-21:00)
(9月)5:00-20:00
(10月)5:00-19:00(サマータイム終了後は17:30まで)
(11-12月)5:00-16:30
リージェンツ・パークに隣接する「プリムローズ・ヒル(Primrose Hill)」は、映画「ブリジット・ジョーンズの日記2」のオープニングシーンのロケ地。ロンドンの中心地にもかかわらず、小高い丘があるため、晴れた日の眺望は最高!ブリジットも立った丘の上から、都心の眺めを堪能してください。
<プリムローズ・ヒルの基本情報>
住所:リージェンツ・パークと同じ
電話番号:リージェンツ・パークと同じ
アクセス:地下鉄駅「チョーク・ファーム」(ノーザンライン)から徒歩5分
開園時間:ボーンファイヤーと大晦日以外は24時間オープン
写真:藤谷 愛
地図を見る故ダイアナ元妃の公邸でもあったケンジントン宮殿のある「ケンジントン・ガーデンズ(Kensington Gardens)」。隣接するハイドパークと合わせると、ロンドン中心地では一番広大なパークエリアです。
写真:藤谷 愛
地図を見る公園内には現代芸術を扱う「サーペンタイン・ギャラリー(Serpentine Galleries)」があります。野外アート展なども開催しているので、アートの中で寝転ぶことも可能。豊かな緑の中でゆっくりランチをとったり、休憩をとるのにもお勧めの静かな場所です。
写真:藤谷 愛
地図を見る園内には、ヴィクトリア女王(在位:1837−1901)が、夫であるドイツ人のアルバート公の死を悼んで製作された「アルバート・メモリアル」があります。二人の夫婦愛の深さは歴代の王室カップルの中でも特に有名で、記念碑の製作には12年という時間が費やされました。
その高さは、なんと52.5メートル!周囲を埋める彫刻群も169を数えます。四方には、アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパをイメージする彫刻が施され、植民地を広げた当時の大英帝国の繁栄を見て取ることができます。女王にとってはその世界に値した夫、アルバート公。どれほど敬愛していたのか、彼女の想いをその彫刻群からも感じることのできる記念碑です。
<ケンジントン・ガーデンズの基本情報>
住所:The Magazine Storeyard, Magazine Gate, Kensington Gardens, London W2 2UH(オフィス)
電話番号:+44 (0)300 061 2000
アクセス:地下鉄駅「ランカスターゲート」「クイーンズウェイ」(共にセントラルライン)徒歩10秒
開園時間:毎日6:00-日暮れ(毎年不定の閉園日があるので、HPから要確認)
ロンドン一のショッピングストリートであるオックスフォード・ストリートの西の端から始まるのが「ハイド・パーク(Hyde Park)」。中学英語の教科書の題材としても使われたスピーカーズ・コーナーはここにあります。
前述したケンジントン・ガーデンズまで広がるサーペンタイン湖では、ボートに乗ることもできます。
ハイド・パークではその広さを活かしたイベントも多彩です。ロックコンサートからクリスマスシーズンには「ウィンター・ワンダーランド」と呼ばれる遊園地の設営まであります。
また、王家の記念行事などがある際には礼砲が放たれます。主にハイドパークやグリーンパークで行われるのですが、スケジュールは下記の関連メモにある王立公園のHPからご確認ください。
<ハイド・パークの基本情報>
住所:Rangers Lodge, Hyde Park, London W2 2UH(オフィス)
電話番号:+44 (0)300 061 2000
アクセス:地下鉄駅「マーブルアーチ」「ランカスターゲート」(共にセントラルライン)徒歩10秒
開園時間:毎日5:00-0:00
いかがでしたか?今回は観光客でも行きやすい、ロンドン中心地にあるお勧めの王立公園と見学スポットをご紹介しました。夏の訪問時には少し早起きして新緑イオンを、秋の訪問時には紅葉を満喫など、素晴らしい公園散策を楽しんでみてください。
*記事下「関連MEMO」には周辺の観光やイギリスの自然散策に役立つ記事を紹介しています。参考にどうぞ。
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