魔の山の天空歩き!日本百名山「谷川岳」の群馬お手軽登山

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魔の山の天空歩き!日本百名山「谷川岳」の群馬お手軽登山

魔の山の天空歩き!日本百名山「谷川岳」の群馬お手軽登山

更新日:2016/10/18 11:58

佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 トレッキングハンター、ネイチャーカメラマン

群馬県と新潟県の境に位置する「谷川岳」は多くの登山者が目指す日本百名山。標高は2000mに至らないのに、これまで多くの登山者を魅了してきました。さらに日本屈指の岩壁は魔の山と恐れられギネスブックに掲載されるほど!しかしロープウェイを使えば手軽に山頂までの天空稜線歩きが実現します。あなたも日帰りも可能な日本百名山の絶景を、ぜひともその目で確かめてみては?記事内では谷川岳を動画でも紹介しています。

深田久弥を魅了した日本百名山「谷川岳」!魔の山の山頂、トマの耳、オキの耳を制覇

深田久弥を魅了した日本百名山「谷川岳」!魔の山の山頂、トマの耳、オキの耳を制覇

写真:佐久田 隆司

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明治時代の登山家兼作家の「深田久弥」は、日本百名山(※1)に「谷川岳」を選出しています。「谷川岳」は、群馬県側JR土合口駅からの急登攀がメインルートですが、谷川岳天神平まで運行する「谷川岳ロープウェイ」を使えば、山腹まで手軽に行けて日帰り登山が可能になっています。これにより、双耳峰(山頂が耳のように2つある峰のこと)の山頂まで稜線をたどる天空歩きが実現します。

谷川岳は日本の分水嶺として太平洋側と日本海側の気候を左右しています。雪崩で浸食された岸壁がそそり立つ群馬側と、緩やかな稜線が伸びる新潟側の風情は全く異なり、とくに日本屈指の「一の倉沢岸壁」は多くのロッククライマーを育てた反面、「世界で一番遭難者が多い魔の山」(※2)として谷川岳がギネスブックに載っているほどです。

最初の山頂「トマの耳」まで行き、さらに奥の「オキの耳」で折り返す天神尾根ルートは、今や谷川岳のメインルートになりつつあります。登山上級者でなくても絶景を目に焼き付けることが可能で、ルート上に迷う個所もありません。天空に頂が鎮座する日本百名山「谷川岳」は生涯の思い出になるでしょう。

※1 日本百名山は深田氏が主観で選出したもので、山岳協会が認定するものではありません
※2 谷川岳の遭難者が世界の8000m級14座の遭難者よりダントツに多いため

ロープウェイから天神尾根を経て山頂へ!登山の様子を4K動画で紹介

動画:佐久田 隆司

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谷川岳ロープウェイを使い天神平駅で降り、天神尾根を縦走するルートなら危険個所はさほどなく、誰でもスキルに合わせた登山計画で登頂が可能になります。標高が高い山頂の「オキの耳」でさえ標高は1977mほどで、さらに天神平駅は1319mもあるので、実質登り下り660m程度の登山になります。これは東京の高尾山をケーブルカーを使わず登る程度の標高差で、このルートなら決して険しい登山ともいえません。

1960年に開通したロープウェイで、谷川岳はアクセスしやすい美しい山として有名になりました。現在のロープウェイは高速タイプに切り替わり、2300mの距離を約2分間隔の発着で15分もすれば天神平駅まで運んでくれます。JR上毛高原駅・JR水上駅からは谷川岳ロープウェイ駅までのバスが出ていて、ロープウェイーとバスの割引切符も販売されています。車の方はロープウェイ駅近くの駐車場を利用しましょう。

ここでは天神平駅から天神尾根、トマの耳、オキの耳の登山の様子を動画で紹介しています。ぜひご覧ください
※スマホや環境の整っていないPCなどでは画質を1080,720等に落としてご覧ください

四季を通して美しい谷川岳!特に秋は色彩のグラデーションで絨毯のように

四季を通して美しい谷川岳!特に秋は色彩のグラデーションで絨毯のように

写真:佐久田 隆司

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切り立った岩壁と森林限界ぎりぎりの標高、さらに緩やかな稜線が秋には素晴らしい紅葉のグラデーションをつくり上げ、例年9月下旬から10月中旬までは谷川岳の人気が一年で一番高くなる時期です。そして天神平は関東のスキー初滑りのメッカとしても有名で、紅葉が終ると登山者に代わりスキー客が押し寄せます。さらに春や夏も美しい山容が多くの登山者を惹きつけてやみません。

頂を目指し登っていく楽しさ!

頂を目指し登っていく楽しさ!

写真:佐久田 隆司

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天神尾根ルートは稜線をひたすら山頂まで登るものですが、視界がいいのですがすがしい山の素晴らしさを堪能できます。途中休憩する場所も何か所かあり、体力に合わせた登山を実行しましょう。「肩の小屋」までたどり着けば、最初の「トマの耳(1963m)」まではあとわずか!肩の小屋には最近ユニットを取り換えたトイレもあるので、快適に用を足すことができます。

「トマの耳」を制覇したら、次はその先の「オキの耳」まで足を延ばしましょう。雄大な稜線の先にはアルプスや越後三山などの山々が手に取るように眺められます。トマの耳、オキの耳ともさほど広くないので、写真などを撮った後は速やかに移動するのがいいでしょう。

下りは慎重に!天候の急変にも注意

下りは慎重に!天候の急変にも注意

写真:佐久田 隆司

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標高差がさほどないこのルートでも、やはり下りは慎重を期したいものです。混雑時は登り優先と落石に注意して自分のペースで下りましょう。さらに標高が2000m近い場所なので天候の急変にも気を配らなくてはいけません。

天神平駅から双耳峰を制覇し、再び天神平駅まで戻る標準時間は約5時間程度です。この行程だと午後から出発しては下山できなくなるので、午前中の早めの時間からの登山計画がお勧めです。午後からの登山や万が一の場合は肩の小屋に宿泊するのがベスト!山を侮ると命に直結するので臆せず1泊するのも手でしょう。山小屋はたとえ満室でも、緊急の登山者を拒むことはありません。

アクセスのよい谷川岳の天空歩きで大自然の素晴らしさを!

都心からアクセスのよい谷川岳。標高は低めながらアルプス並みの山容が楽しめます。さらに登山距離も少なめな天神尾根ルートなら誰もがチャレンジできるでしょう。天候を一番に考え、あなたも素晴らしい天空歩きをしてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/07 訪問

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