写真:miyoshi yuca
地図を見るプエブラ観光で何と言っても見逃せないのが、旧市街地の中心に位置する「サント・ドミンゴ教会」のロサリオ礼拝堂。何が特別かというと、礼拝堂全体が金箔で覆われ黄金に輝いているところ。美しく繊細かつ豪華な装飾に、誰しもが足を踏み入れた瞬間息を飲むことでしょう。この何ともド派手な装飾はメキシカンバロックや、ウルトラバロックなどと表現されることもあり、この地独特のスタイルなのです。サント・ドミンゴ教会はまさにこのウルトラバロックの代表格。見学料は無料ですが、教会は礼拝が定期的に行われているので、参列者には敬意を払い静かに見学しましょう。
写真:miyoshi yuca
地図を見るオレンジ色のタイルと、プエブラを象徴する青タイルの装飾にまず注目したい「砂糖菓子の家」はプエブラで最も重要な建築物の一つ。なぜ砂糖菓子かというと、屋根部分の装飾を見ればわかるはず。真っ白できめ細かい装飾はまるでウェディングケーキのクリームのよう。建物の中は博物館になっており、プエブラの歴史と文化を記す重要な写真や古美術品の数々が展示されています。
写真:miyoshi yuca
地図を見るプエブラといえば料理が美味しいことでも有名。世界遺産の無形文化遺産にも登録されているメキシコ料理の発祥の地として知られています。特に代表的な伝統料理が「モーレ・ポブラノ」。ざっくりというとプエブラのソースと言う意味で、様々なスパイスや木の実など、そしてなんとチョコレートをじっくりと煮込んでできたリッチなソースがくせになります。メキシコ人も大好きな一品で、鶏肉とともにいただくのが一般的です。モーレ・ポブラノを食べるためだけにわざわざプエブラまで来る人もいるほど。タコスだけじゃないメキシコの本場の味をぜひお試しあれ!
モーレ・ポブラノは、プエブラ中のレストランで堪能できる看板メニューですが、それぞれの店舗で秘伝のレシピがあるモーレの味付けは各店舗でまったく違います。通なメキシコ人はオーダーする前に、必ずモーレの味見をお願いするのが決まり。
写真:miyoshi yuca
地図を見る1940年代、プエブラに住んでいたスペインの貴族がヨーロッパから持ってきた本の個人コレクションを、学者だけでなく一般の人々にも公開することを条件に寄付したことから、1773年にアメリカ大陸初の「パラフォシアナ図書館」が生まれました。16世紀以前の40000冊以上の貴重な蔵書が収められており、壮大な歴史のアーカイブはユネスコの世界記憶遺産にも登録されています。
当時の内装がそのまま保存されており、まるでタイムスリップしたかのよう。ハリーポッターのホグワーツ学校を彷彿をさせる威厳ある雰囲気を味わって。
メキシコシティなどの大都市と比べてプエブラのような規模感も小さい地方都市観光の良いところは、短い滞在期間で重要な観光ポイントを全て訪れることができるところ。ご紹介したオススメスポットは全て半日でまわれる徒歩圏内にあります。でも、プエブラのような文化豊かな街には新しい発見がたくさん。せっかくなのでメキシコの空気に身を任せて、少しスローダウンしてのんびりと観光してみては?
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この記事を書いたナビゲーター
miyoshi yuca
日本生まれボリビア育ちベルリン在住。世界の文化遺産保護の研究をするためドイツの大学院に在籍。幼い頃から海外に住む経験があったためか、私にとって日本と海外の境目は常に曖昧でした。多様な世界で異なることが…
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