東京駅は2つある?埼玉にあるレンガの美しい駅舎「深谷駅」と周辺めぐり

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東京駅は2つある?埼玉にあるレンガの美しい駅舎「深谷駅」と周辺めぐり

東京駅は2つある?埼玉にあるレンガの美しい駅舎「深谷駅」と周辺めぐり

更新日:2016/11/02 11:24

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 癒しとハイコスパの宿探求家、おいしいもの探検家

東京駅から約1.5時間、埼玉県北部の深谷は、かつて赤レンガ造りで栄えた街。そんな深谷市の玄関口JR高崎線の深谷駅が、東京駅とそっくりなのをご存知でしょうか。
埼玉県深谷市は“レンガの街”と呼ばれて発展し、今もなおレンガ造りの建物や煙突、レトロな町屋建築が多くみられます。今回は、深谷駅にまつわる物語と、周辺のおすすめスポットをご紹介。美しい駅舎と個性的な街並みを楽しむ、深谷の旅へ出かけてみましょう。

開業20周年を迎えた埼玉の「ミニ東京駅」

開業20周年を迎えた埼玉の「ミニ東京駅」

写真:安藤 美紀

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深谷駅までは、都心からおよそ1.5時間。高崎方面行きの列車に乗ると、新宿や上野、東京駅からも乗換なしで行くことができます。

この駅の特徴は、東京駅そっくりの外観。…えっ、本当に違うの?と誰もが見間違えそうですが、ここは100%埼玉県です。しかし、深谷駅がなぜ東京駅と同じように作られたのでしょうか。

1914年に建てられた東京駅丸の内口駅舎には、深谷市にある日本煉瓦製造株式会社製のレンガが使われました。日本煉瓦製造株式会社は、深谷市出身の実業家 渋沢栄一が作った、日本で最初の機械式レンガ工場。今はなき日本煉瓦製造株式会社ですが、赤坂迎賓館や帝国ホテルなどのレンガもここで作られています。

そんな東京駅との繋がりから、平成8年に深谷駅が改修する際、東京駅を模して建てられたのだとか。改修にかかった費用は約35億円。レンガパネル約50万個を使用して、完成度の高いモダンな駅舎に生まれ変わりました。深谷といえば「深谷ねぎ」が有名ですが、それだけではありません。レンガを通じて、東京駅とも深い関わりがあるのです。

コンコースの天井にはあのドームが

コンコースの天井にはあのドームが

写真:安藤 美紀

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東京駅と聞くと、吹き抜けのドーム天井を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

実は深谷駅にもコンコースに本家 東京駅と同じように、ドーム天井があります。知らずに改札を出てしまうともったいない。改札を出る前に、天井を見上げてみましょう。ここも深谷駅のこだわりの一つです。

また、改札を出るとすぐの場所にコンビニエンスストアがあります。壁面の一部がタイル風になっているので、チェックしてみてくださいね。それから駅ナカに観光案内所があります。初めて利用する方は立ち寄ると便利です。希望すればスタッフの方が観光情報を詳しく教えてくれたり、パンフレットを一通り手に入れることができます。

駅の周辺もレンガカラー

駅の周辺もレンガカラー

写真:安藤 美紀

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深谷駅の出口は南北に2箇所。この内メインとなるのは北口です。北口周辺は、駅前の花壇(ステイションガーデン)や公衆電話、周囲の建物などもレンガ調になっています。

花壇付近には、立派な「深谷ねぎ」がツノになった深谷市のキャラクター「ふっかちゃん」の時計台が置かれています。しかしこの時計、毎時0分になると「ふっかちゃん」の代わりに、埼玉のヒーロー渋沢栄一像が出現!青い目の人形と市松人形を手にもって、下からゆっくり登場します。

これは、渋沢栄一の没後80年記念事業の一環として作られたもの。駅を行き交う人が思わず足を止めてしまうユニークな時計なので、毎時0時近くになったら北口へ立ち寄ってみましょう。

深谷駅から1分。「深谷ねぎまつり」の会場になる神社

深谷駅から1分。「深谷ねぎまつり」の会場になる神社

写真:安藤 美紀

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深谷駅南側から歩いてすぐの場所に鎮座するのが「瀧宮神社」。古くは瀧宮大明神といわれ、天照大神・豊受姫命・彦火々出見尊の3人の神様が祀られています。ここは縁結びもご利益にありますので、パワースポットが好きな方は立ち寄ってみるといいでしょう。

境内は広くて、きちんと整備されています。歩きやすい靴でないとNG…というハードな場所ではありませんので、気軽にお立ち寄りください。「瀧宮神社」は駅から1分と近く、あまり時間がない方でも立ち寄りやすいおすすめスポットです。

また、この神社は「深谷ねぎまつり」の会場にもなり、観光客からも人気です。「深谷ねぎまつり」開催中、境内ではお祓い後の「福ねぎ」が参拝者に配られたり、ねぎ焼きが振る舞われるなど、ねぎ尽くしのレアな体験ができます。

<深谷ねぎまつり2017 開催概要>
■日時 2017年1月29日(日)、9:00〜15:00
■会場 瀧宮神社境内

昔の時間を肌で感じられる深谷の街歩き

昔の時間を肌で感じられる深谷の街歩き

写真:安藤 美紀

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日本のレンガの礎を築いた深谷市。もちろん今でもレンガ造りの建築物が大切に保管され、街を歩けばそこかしこに本物のレンガを使った古い建物を見ることができます。

駅から歩いて10分ほどの場所にある「小林商店」は、立派なレンガ造りの倉庫と洋館が並び、見応え十分。また「小林商店」と同じく駅から歩いて10分の「藤橋藤三郎商店」は、すらっと伸びた煙突が埼玉県の景観重要建造物に指定されるなど、深谷駅周辺にはレンガに関するスポットが凝縮されています。

街歩きをする際には、事前に駅ナカの観光案内所でガイドマップをもらっておきましょう。建物の場所を地図で確認しながら、街歩きを楽しむことができます。

レンガの魅力に出会える深谷駅

深谷駅は東京駅から約1.5時間で行ける、手軽な観光スポット。美しい輝きを放つ駅舎を眺めたら、その後はレンガの温もりを感じる街歩きでお楽しみください。

また深谷は「ねぎの街」ということで、列車が発車する時、車掌さんが鳴らすベル代わりに「おネギのマーチ」という曲が流れます。この発車メロディーもここでしか聞けないのでオススメですよ。

掲載内容は執筆時点のものです。

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