写真：四宮 うらら
地図を見る「箱根吟遊」は渓谷に抱かれるように建築された宿。館内に足を踏み入れるとすがすがしい畳敷のロビーの向こうに、雄大な箱根連山のパノラマビューが広がります。また、インテリアのあちこちにバリ風の建築様式美が散りばめられ、いやしの空間となっています。
「GINYU SPA」に予約を入れて訪れると、まずはこのロビーでチェックイン。一度見たら忘れられないくらい印象的なロビー。ここでしばしくつろぐだけでも、心身が浄化されるようで、とっても気持ちいいですよ。
写真：四宮 うらら
地図を見る渓谷の斜面に立つ「箱根吟遊」は、ロビーが最上階にあり、客室は階下に、そして一番下のグランドフロワーの別棟パビリオンに「GINYU SPA」があります。
この別棟パビリオンへは、長い廊下を進んで行くのですが、この廊下を渡るうちに、徐々に猥雑な世間から切り離され、心がニュートラルにリセットされていくようです。
写真は「 GINYU SPA」のあるパビリオン内部。館内はやわらかな香りで満たされていて、ソファに座って簡単なカウンセリングを受けたり、トリートメントの内容を確認したりします。目の前には小鳥が水浴びにやってくるウォーターガーデンと緑あふれる森が広がっています。4種類あるオリジナル・エッセンシャルオイルから、好みのオイルを選び、トリートメントの準備が整います。
写真：四宮 うらら
地図を見るこの「GINYU SPA」には、館内で唯一の「源泉かけ流し露天風呂」があります。貸切で使用することになるのですが、とうとうと流れる湯はナトリウム塩化物泉。体を芯から温め、保湿効果にも優れているそうです。
使用料は別途料金となりますが、トリートメントを受ける前に、ぜひこの温泉の利用をおすすめします。温泉とトリートメントの相乗効果で、より深く癒されこと間違いなしです。
写真：四宮 うらら
地図を見るさて、いよいよトリートメントです。温泉宿のエステシャンといえば派遣の場合が多いのですが、「箱根吟遊」では専任のセラピストがオールハンドトリートメントで施術を行う本格的なものです。
コースはボディ、フェイシャル、リフレクソロジー、それらを組み合わせたものなどさまざま。
例えばボディの場合、セラピストから「どこがお疲れですか」など質問され、「腰が」と答えると、「それでは腰を重点的に」など、個人に合わせて細やかに対応してくれます。
施術室はシングルルームとペアルームを完備。ペアルームはカップルはもちろんのこと、親子や友達と一緒にトリートメントを受けることができます。
写真：四宮 うらら
地図を見る「箱根吟遊」では、「GINYU SPA」を利用するゲストに限って、宿泊しなくても別途料金で館内の湯処「月代」「月音」を使用することができます。この湯処が開放感抜群。まるでインフィニティプールのように、湯船の向こうに箱根連山を見渡し、あふれるお湯が空中に流れ出るように見え、眼前の自然と一体になった気分で入浴ができます。また、この湯処では露天風呂とサウナを備えています。
スパに併設された秘密めいた雰囲気の湯と、館内の開放的な湯。雰囲気の異なる2つの湯を味わえるのも魅力です。
「箱根吟遊」は、景色よし、湯よし、部屋よしと、いつかは泊まってみたい憧れの温泉宿です。でも、手始めに温泉＆トリートメントの相乗効果を求めて「GINYU SPA」から体験してみるのもおすすめです。
確かなトリートメント技術とこだわりの癒しの空間で夢心地の気分を味わえること間違いナシ。
電話での完全予約制ですが、外来者OKなので、別の宿に泊まって訪ねたり、日帰りでも利用可能。
ぜひ時間に余裕を持って出かけ、ラウンジやロビーでくつろぎ、館内の温泉にも入って「箱根吟遊」の世界観を存分に味わうことをおすすめします。
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この記事を書いたナビゲーター
四宮 うらら
最も楽しいのが“旅”と“おいしいもの”に関わるお仕事です。仕事やプライベートで出かけた日本全国のあちらこちらから、印象深く、みなさんにぜひ出かけていただきたい場所をセレクトして、ご紹介していきたいと思…
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(2025/2/12更新)
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