写真:織笠 なゆき
地図を見る長野県諏訪市の立石公園は、諏訪湖と周辺の町なみ、山々、そしてその向こうに沈む夕陽を一望にできる展望スポットで、長野県により「信州ふるさとの見える(丘)」に認定されています。
長野県の日の入り時刻(太陽がすっぽりと地平線に見えなくなる時間)は、ページ下部【この記事の関連MEMO】より、国立天文台のサイトで調べることができます。諏訪湖は山々に囲まれていますので、太陽が山の稜線に沈むタイミングで見るためには、それより少し早い時間に到着するようにしましょう。
ちなみにこの写真の撮影時刻は、長野県の日の入り時刻の13分前です。湖面を夕陽が照らすのはこのくらいの時間まで。日の入り時刻の前後30〜40分を予定して訪れると、明るい時間の公園の全容や、夕陽に輝く諏訪湖、暗くなってからの諏訪の夜景までを眺めることができます。
写真:織笠 なゆき
地図を見る映画の中では黄昏時が重要な意味を持っています。日没直後、西の空にまだ少しだけ赤みが残る時間。主人公の女の子が通う高校の国語の授業で、「誰そ彼(たそかれ)」、もっと古くは「彼誰そ時(かれたそ時)」「彼は誰時(かはたれ時)」という言い方をしていたと紹介していますが、強い光源がなく人の輪郭がぼやけるため、「あなたは誰?」と問うた時間帯というのが語源のようです。
映画に登場する糸守町ではそれを「かたわれ時」と呼んでいるとか。国語の先生の“人ならざるものに出あうかもしれない時間”という説明に、神秘的なものを感じた方も多いのではないでしょうか。
薄明るい独特の美しさがあることから、写真や映画の撮影では「マジックアワー」と称されています。立石公園でも、諏訪湖の湖面に夕焼け雲の色がほんのりと映ったり、街の明かりが徐々につき始めたりと、刻々と変わる風景にただただ見とれてしまうひとときです。
写真:織笠 なゆき
地図を見る映画を観て訪れた方は、心に残るシーンのまねをして撮影してみましょう。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、小道具を用意するのもおもしろそうですね。シルエットで撮れば恥ずかしくない…かも?
このぐらいの時間になると、場所によっては足元が暗くなりますので、移動にはお気をつけください。
写真:織笠 なゆき
地図を見る諏訪湖は、諏訪市・岡谷市・下諏訪町の3つの市町村にまたがっており、湖を一周囲むような美しい夜景を眺めることができます。月や星の動きをチェックして、一緒に撮影するのもロマンチックですね。
立石公園にはこの他、いくつかの遊具や、日時計を備えた時計塔があります。夕景にこだわらなければ、日中に訪れて広がりのある景色をのんびりと楽しむのも、おすすめです。
写真:織笠 なゆき
地図を見るこの写真は、日中に諏訪湖畔(諏訪湖間欠泉センターのあたり)から撮ったものです。真っ白な線は、大空に描かれた飛行機雲。諏訪湖の近くには、日本一標高が高い空港「信州まつもと空港」があり、一日数本の離着陸があります。
映画をご覧になった方は、これが飛行機雲だとわかっていても、息をのんだり「あぁぁ!」と叫びたくなったりしてしまうのではないでしょうか?この景色を見るには、「信州まつもと空港」のサイトなどで飛行機の発着時間を確認のうえ、見晴らしのいいところで待機してみましょう。方角的には、立石公園からも飛行機雲を見ることが可能です。
(※飛行機雲は、気象条件により見えないこともあります)
聖地巡礼が初めてという方でも大丈夫!諏訪湖の周辺には観光スポットが充実しているので、難しく考えず「諏訪旅行のついでに話題の場所に寄ってみる」というぐらいのつもりで気軽に出かけてみてはいかがでしょうか。温泉や遊覧船、サイクリング、蕎麦などのグルメ、さまざまなジャンルの美術館、諏訪大社の四社巡り…等々。映画で感動して、映画をきっかけにした旅行で癒されて。そんなご縁を、楽しみましょう!
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(2024/9/12更新)
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