映画『君の名は。』の聖地!諏訪湖を見渡す 長野・立石公園

映画『君の名は。』の聖地!諏訪湖を見渡す 長野・立石公園

更新日:2016/10/19 17:35

織笠 なゆきのプロフィール写真 織笠 なゆき トラベルライター、御朱印収集家、狛犬愛好家
爆発的ヒット映画『君の名は。』。その感動的なストーリーや美しい映像・音楽などが評判となり、映画館に何度も足を運んだり、ゆかりのある場所に“聖地巡礼”する熱心なファンが増えました。映画に登場するのは架空の町ですが、諏訪湖周辺などが、湖のある街の風景として参考になっているのだそうです。映画の重要なシーンを思い出させてくれる、諏訪湖の東側の高台に位置する「立石公園」からの眺めなどをご紹介します。

立石公園の日の入りは何時?

立石公園の日の入りは何時?

写真:織笠 なゆき

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長野県諏訪市の立石公園は、諏訪湖と周辺の町なみ、山々、そしてその向こうに沈む夕陽を一望にできる展望スポットで、長野県により「信州ふるさとの見える(丘)」に認定されています。

長野県の日の入り時刻(太陽がすっぽりと地平線に見えなくなる時間)は、ページ下部【この記事の関連MEMO】より、国立天文台のサイトで調べることができます。諏訪湖は山々に囲まれていますので、太陽が山の稜線に沈むタイミングで見るためには、それより少し早い時間に到着するようにしましょう。

ちなみにこの写真の撮影時刻は、長野県の日の入り時刻の13分前です。湖面を夕陽が照らすのはこのくらいの時間まで。日の入り時刻の前後30〜40分を予定して訪れると、明るい時間の公園の全容や、夕陽に輝く諏訪湖、暗くなってからの諏訪の夜景までを眺めることができます。

物語のクライマックスを予感させる、黄昏時

物語のクライマックスを予感させる、黄昏時

写真:織笠 なゆき

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映画の中では黄昏時が重要な意味を持っています。日没直後、西の空にまだ少しだけ赤みが残る時間。主人公の女の子が通う高校の国語の授業で、「誰そ彼(たそかれ)」、もっと古くは「彼誰そ時(かれたそ時)」「彼は誰時(かはたれ時)」という言い方をしていたと紹介していますが、強い光源がなく人の輪郭がぼやけるため、「あなたは誰?」と問うた時間帯というのが語源のようです。

映画に登場する糸守町ではそれを「かたわれ時」と呼んでいるとか。国語の先生の“人ならざるものに出あうかもしれない時間”という説明に、神秘的なものを感じた方も多いのではないでしょうか。

薄明るい独特の美しさがあることから、写真や映画の撮影では「マジックアワー」と称されています。立石公園でも、諏訪湖の湖面に夕焼け雲の色がほんのりと映ったり、街の明かりが徐々につき始めたりと、刻々と変わる風景にただただ見とれてしまうひとときです。

なりきり写真を撮っちゃおう!

なりきり写真を撮っちゃおう!

写真:織笠 なゆき

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映画を観て訪れた方は、心に残るシーンのまねをして撮影してみましょう。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、小道具を用意するのもおもしろそうですね。シルエットで撮れば恥ずかしくない…かも?

このぐらいの時間になると、場所によっては足元が暗くなりますので、移動にはお気をつけください。

きらめく諏訪の夜景

きらめく諏訪の夜景

写真:織笠 なゆき

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諏訪湖は、諏訪市・岡谷市・下諏訪町の3つの市町村にまたがっており、湖を一周囲むような美しい夜景を眺めることができます。月や星の動きをチェックして、一緒に撮影するのもロマンチックですね。

立石公園にはこの他、いくつかの遊具や、日時計を備えた時計塔があります。夕景にこだわらなければ、日中に訪れて広がりのある景色をのんびりと楽しむのも、おすすめです。

番外編:思わず叫びそうになる!空に描かれる軌跡

番外編:思わず叫びそうになる!空に描かれる軌跡

写真:織笠 なゆき

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この写真は、日中に諏訪湖畔(諏訪湖間欠泉センターのあたり)から撮ったものです。真っ白な線は、大空に描かれた飛行機雲。諏訪湖の近くには、日本一標高が高い空港「信州まつもと空港」があり、一日数本の離着陸があります。

映画をご覧になった方は、これが飛行機雲だとわかっていても、息をのんだり「あぁぁ!」と叫びたくなったりしてしまうのではないでしょうか?この景色を見るには、「信州まつもと空港」のサイトなどで飛行機の発着時間を確認のうえ、見晴らしのいいところで待機してみましょう。方角的には、立石公園からも飛行機雲を見ることが可能です。

(※飛行機雲は、気象条件により見えないこともあります)

映画『君の名は。』聖地の諏訪湖周辺は、充実した観光地!

聖地巡礼が初めてという方でも大丈夫!諏訪湖の周辺には観光スポットが充実しているので、難しく考えず「諏訪旅行のついでに話題の場所に寄ってみる」というぐらいのつもりで気軽に出かけてみてはいかがでしょうか。温泉や遊覧船、サイクリング、蕎麦などのグルメ、さまざまなジャンルの美術館、諏訪大社の四社巡り…等々。映画で感動して、映画をきっかけにした旅行で癒されて。そんなご縁を、楽しみましょう!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/15−2016/10/16 訪問

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