鹿児島・指宿温泉が誇る二大共同浴場「村之湯」「殿様湯」に入浴!

鹿児島・指宿温泉が誇る二大共同浴場「村之湯」「殿様湯」に入浴!

更新日:2017/01/25 13:56

砂むし風呂などで知られる鹿児島県・指宿温泉には、温泉マニアのみならず多くの観光客が楽しめる共同浴場がいくつも集まっています。今回はその中でもレトロな風情がたまらない「村之湯」と、島津藩主が入浴した「殿様湯」をご紹介!番外編として指宿唯一の硫黄泉に浸かれる「区営鰻温泉」も載ってます!

歴史ある共同浴場「村之湯温泉」

歴史ある共同浴場「村之湯温泉」
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指宿駅から徒歩で15分。住宅街の中に突如現れるのが「村之湯温泉共同浴場」です。かつてはあの西郷隆盛や特攻隊の戦士たちも身を清めた温泉となっています。指宿最古の共同浴場とも言われています。

朝7時から営業しているため、早めの到着時や朝風呂などでも利用できるようになっています。入浴料も300円と格安です。

レトロ風情が凄すぎる

レトロ風情が凄すぎる
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浴室のドアを開けると、もうそこは時が止まった空間です。脱衣所と一体化した昔ながらの造りや、味のある看板など、たまらない風情を楽しむことができます。

入口近くには島津斉彬と西郷隆盛の肖像画も飾られており、薩摩らしさも存分に味わえる共同浴場です。

レトロ風情が凄すぎる
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二つある浴槽はどちらも足元のスノコの隙間からから湯が湧いており、全国でもかなり希少な足元湧出となっています。レトロな雰囲気だけでなく足元湧出を味わえるなんて贅沢すぎる場所です。

お湯に浸かれば、自分自身もこの風情の一部に早変わり。まさに「風情に浸かる」体験ができる共同浴場です。

お殿様限定の湯「殿様湯」

お殿様限定の湯「殿様湯」
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指宿の中心から少し離れ、田んぼや畑などもあるのどこな場所にあるのが二月田温泉「殿様湯」です。1831年に第10代薩摩藩主島津斉興の別荘として建てられて以降、島津藩御用達の温泉となりました。

お殿様限定の湯「殿様湯」
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現在その建築当時の建物は残っておらず、わずかに基礎部分の遺構を目にすることができるのみとなっています。当時は湯船を順繰りに源泉が流れることで、温度を冷まして入浴していました。

家紋が浴槽に

家紋が浴槽に
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浴槽には今でも島津家の家紋が残されています。我々庶民だと、なぜか薩摩の人間ではなくても身が引き締まってしまいます。

お湯は灰褐色気味に濁っており、温度も高めです。海の近くの温泉らしく入ると少しべとべととした肌触りになっています。温まりがいいお湯なので長湯は禁物です。

家紋が浴槽に
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この殿様湯の温泉はその“美味しさ”でも有名になっており、『マツコ・有吉の怒り新党』などでも取り上げられました。塩味とダシのような風味の効いた飲みやすいものになっており、貧血などに効果があるとされています。
敷地内には無料の飲泉場が設けられているので、お帰りの際はぜひ立ち寄ってみてください!

番外編〜区営鰻温泉〜

番外編〜区営鰻温泉〜
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指宿地区では村之湯や殿様湯のように塩分を含んだ温泉がほとんどとなっています。その中で一カ所だけ硫黄泉が湧いてる穴場があるんです!それが指宿市西部にある鰻温泉です。

この地域一帯はあちこちで硫黄の香りや湯煙を楽しめるため、温泉ファンにはたまらない場所となっています。西郷隆盛も1874年に訪れ、一か月ほど滞在したと伝わっています。

番外編〜区営鰻温泉〜
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鰻温泉に唯一ある共同浴場「区営鰻温泉」は、200円という安さで指宿唯一の硫黄泉を堪能することができます。

わずかに黄色に濁る温泉は熱めでサラサラしています。肌への影響も少なく誰でも入りやすいタイプの温泉です。

共同浴場巡り!

他にも指宿にはたくさんの共同浴場があり、そのどれもが個性的でしかも安く入浴することができます。宿のお風呂だけでなく、素敵な温泉との出会いを求めて共同浴場にも足を運んでみてください!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/15 訪問

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