写真:大宮 つる
地図を見る静岡県御殿場市の人気の観光スポット「御胎内清宏園(おたいないせいこうえん)」。こちらに、富士山の噴火によりできた洞窟、国指定天然記念物「印野の溶岩隧道(ずいどう)」があります。古くより「御胎内(おたいない)」という名称で親しまれている洞窟です。
ところで、洞窟に“御胎内”という名称がつけられるって、少し驚きを覚えませんか? なぜこんな名称がつけられたかというと、こちらの洞窟はU字型。「人体の内部に似ている」ということから、御胎内と称されるようになったのだとか。
写真:大宮 つる
地図を見る人体の内部に似ている御胎内とは一体、どんな洞窟なのか? それを体感しに行ってみる価値大なのですが、実は、御胎内は“子宝の超パワースポット”としても知られており、訪れる人が絶えないのはこれが理由の一つでもあります。
写真:大宮 つる
地図を見るまずは“御胎内”を見学するにあたり、安全に楽しく見学するためのポイントを紹介します。
1つ目のポイントですが、立って歩いて見学できる洞窟と思わないこと、です。基本的に、頭上・足元に注意しながら腰をかがめて一歩一歩、歩を進めていくような感じとなります。写真2枚目は入口に近い“小腸部”ですが、この時点ですでに腰をかがめます。これ以降はもっとハード。それを心しておきましょう。
写真:大宮 つる
地図を見る次に、2つ目のポイントです。洞窟内には足元灯がありますが、ライトのない場所もあり、真っ暗なところも……。受付にてヘルメット、ライトの貸し出しが用意されていますので借りられると良いでしょう。ちなみに、本気で洞窟を“這いつくばる”場所があります。手ぶらで探検するのがベストです。
写真:大宮 つる
地図を見る3つ目のポイントは、汚れること前提で、汚れてもいい洋服を着用し、できる限り軽装で行くこと。水たまりができている部分があるため、防水の靴・短いレインブーツがいいでしょう。リュックサックを背負っていくと、下手すると背中で引っかかり、進めなくなる可能性も。肩掛けバッグは、ハイハイをする際に地面についてしまいます。洞窟を見学する際は、極力手ぶらをおすすめします。
写真:大宮 つる
地図を見るでは以下より、洞窟内の見どころを紹介します。洞窟内には、3つのお社(前殿・本殿・奥殿)が鎮座しています。
「前殿」には、山を司る神「大山祇命(おおやまつみのみこと)」が祀られており、そのご利益は、山を司る神という側面から農林業、漁業、工業、商工業などの諸産業の守護・発展のほか、厄除け、開運、勝ち運アップなどにも篤いご利益があるとされています。なお、入口から前殿までが“父の胎内”となり、前殿から出口までが“母の胎内”になります。
写真:大宮 つる
地図を見る「本殿」には、富士山のご祭神「木花開耶姫命(このはなさくやひめ)」がお祀りされています。“安産・子育ての神さま”として知られている女の神さまです。「御胎内」が子宝スポットと言われている所以ですね。
写真:大宮 つる
地図を見るそして「奥殿」がありますが、奥殿をちょっと行った先は“子返り”と呼ばれる場所になり、難所中の難所になります。
写真:大宮 つる
地図を見る写真4枚目は“子返り”と呼ばれる場所です。「地面に膝をつきたくない……」と思う方も少なからずいらっしゃるかもしれませんが、ハイハイをしないと通れない高さしかありません。後には引き返せませんので、腹をくくって前に進んでいきましょう。
写真:大宮 つる
地図を見る「お産ってこんな感じなのかも……」と思いながら、“子返り”をなんとか超えたら、左手側に“安産石”があります。安産石に触れて祈願をすると、「安産に良い」というジンクスがありますので、ご利益をいただきたい方は触れてみてくださいね。
出口手前にある“産口”も超ごく狭。体の大きい男性ですと、完全に体が引っかかり、苦労します。めげずにがんばりましょう。ようやく通り抜けることができたら、オギャーっ、誕生! おめでとうございます、出口です。
以上、「御胎内清宏園」内にある洞窟「御胎内」を紹介しましたが、いかがでしたか?
こちらの洞窟は、まさしくお産を疑似体験できるスポットと言えます。大変ハードな洞窟ではありますが、カップル、夫婦で見学をすると、一緒に乗り超えられた感が生まれ、さらに愛が深まること間違いなしですよ!
住所:静岡県御殿場市印野1382-1
電話番号:0550-89-439
営業時間:8:30〜17:00(11月〜1月の間は8:30〜16:30)※年末年始を除き年中無休
入場料:大人 200円、小人 100円(3歳〜18歳未満)
アクセス:
電車の場合は、JR御殿場線「御殿場駅」からバスorタクシーの利用
車の場合は、東名高速道路「御殿場IC」から20分。新東名高速道路「新御殿場IC」から15分の「裾野IC」から25分
2023年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/18更新)
- 広告 -