水位差日本最大級!富山「富岩運河クルーズ」で水のエレベーターを体験

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水位差日本最大級!富山「富岩運河クルーズ」で水のエレベーターを体験

水位差日本最大級!富山「富岩運河クルーズ」で水のエレベーターを体験

更新日:2016/10/23 09:14

高橋 しゅうのプロフィール写真 高橋 しゅう 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

北陸新幹線開業で首都圏からの利便性も良くなった富山市。市内観光名所は様々有りますが、近年富山駅北側の水辺エリアが、富岩運河環水公園として整備され、新たなスポットとして注目を集めています。その環水公園と港町の岩瀬地区を結ぶ運河を遊覧できるのが、富岩運河クルーズです。運河を電気ボートでゆったり進む水辺の景観と、途中の中島閘門で体験する水位差日本最大級の水のエレベーター体験が、人気となっています。

運河クルーズとあわせて楽しむ路面電車のミニトリップ

運河クルーズとあわせて楽しむ路面電車のミニトリップ

写真:高橋 しゅう

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歴史と自然の豊かさを感じながらの富岩(ふがん)運河クルーズ。その富岩運河クルーズには、2つの運航ルートがあります。一つは富山市中心部の環水公園と富山市北部に位置する港町岩瀬を約1時間で結ぶ片道コース(または岩瀬→環水公園の逆ルート)と、もう一つは環水公園から運河途中に位置する中島閘門を閘門操作室の見学時間含めて約70分で往復するコースがあります。

その中で今回は、港町岩瀬から乗船して環水公園を結ぶルートを紹介します。このコースは、購入する乗船券に加えて富山駅から岩瀬間の片道移動に必要な富山ライトレールの乗車券がセットとなっています。

この富山ライトレールは富岩運河に並行するように走る路面電車のような乗り物で、富山駅と岩瀬浜駅を約25分で結んでいます。富山中心部のビジネス街や途中の住宅地をかすめて進み、車窓を楽しみながらのミニトリップとなります。運河クルーズとあわせて楽しめる路面電車乗車も旅の魅力です。

写真は岩瀬の運河を往く富山ライトレールの電車です。走っている電車の下がクルーズ船乗り場です。岩瀬浜駅から徒歩2分程度です。

北前船で栄えた港町「岩瀬」の街並み散策も魅力

北前船で栄えた港町「岩瀬」の街並み散策も魅力

写真:高橋 しゅう

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運河クルーズの発着点にもなっている富山湾沿岸の岩瀬は、かつて北前船で栄えた港町で、今でもかつての面影を偲ぶ雰囲気が残っており富山市の観光スポットにもなっています。

中でも代表的な見どころに、国指定の重要文化財にもなっている明治期に建てられた、かつての廻船問屋「森家」があり、一般開放され誰でも建物内を見学することができます。(有料)重厚な梁のある立派な木造建築の建物は、この地が栄えていた往時を感じることができます。また周辺にも歴史を感じる建物が並び、岩瀬の風情ある街並み散策は、クルーズとあわせて富山市観光の魅力となっています。

運河クルーズの際には、単に富山⇔岩瀬の往復だけでなく散策の時間も予定に組込まれることを、ぜひお勧めします。

ゆっくり進む遊覧船に乗ってのんびり運河クルーズ

ゆっくり進む遊覧船に乗ってのんびり運河クルーズ

写真:高橋 しゅう

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岩瀬より運河クルーズの乗船し出航すると、すぐに富山港内に入りそこからは、富山湾の景色やその向こうに能登半島が眺望できます。その後、船はメインの富岩運河へと進んで行きます。

環水公園と岩瀬を結ぶ遊覧船は、55名乗りの小型の船で、日本でも数少ない電気で動く電気ボートで、走行音が静かなことも特徴です。

自転車のような速さで、ゆっくり進み、運河沿いの家々や建物、木々、そして水鳥をガイドさんの解説を聞きながら、のんびりした雰囲気で進むことも、魅力となっています。

クルーズのハイライト!水位差日本最大級の水のエレベーター体験

クルーズのハイライト!水位差日本最大級の水のエレベーター体験

写真:高橋 しゅう

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クルーズの中ほどになると、いよいよハイライトとなる中島閘門に到着します。富岩運河には神通川から流れてくる上流側と、富山湾に注ぐ下流側との間に最大2.5mの水位差があり、その水面の高さを調整する為に造られた水門が中島閘門(水門)です。

運河を進む船は、この水門で水位差を調整しながら上流または下流側へと行き交います。全国にも水位差を調整する水門はいくつかありますが、遊覧船に乗りながら水面の上下を体験できる施設は希少で、特にこの中島閘門の水位差2.5mは日本最大級になります。

船が水門内に進むと下流側の水門が閉じられます。写真は船が閘門内に進む様子で、閘門内に入ると写真手前の下流側の門が閉じられ、上流・下流側の二つの門に挟まれた中で、次第に水面と船が上昇するパナマ運河方式の「水のエレベーター」を体験することとなります。岸壁の色の違いからも、水に浸かる高低差と水面の位置が読み取れます。

クルーズでは乗船したままの状態で約5分かけて水面が上昇し、その後は進行方向(上流側)の門が開いて、環水公園を目指して再び進みます。

尚、昭和初期に造られた中島閘門は国の重要文化財にも登録されている貴重な施設となっています。

人気の富岩運河環水公園で憩いのひと時も

人気の富岩運河環水公園で憩いのひと時も

写真:高橋 しゅう

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クルーズの発着地、富岩運河環水公園は親水公園として人気のスポットで、富山駅から徒歩圏内にありアクセスも便利な場所にあります。
一帯は公園として整備されており、水と緑が豊かな市民や観光客にも憩いの場所にもなっています。

公園内には、コーヒーショップのスターバックスもあります。ここのスターバックスは、2008年にストアデザイン最優秀賞を受賞して有名になったお店で、スタイリッシュな外観と店内から眺める水辺の景色が人気となっています。乗船後または乗船前に立ち寄られてみてはいかがでしょうか。但し、水辺を眺める席は常に人気があり混んでいるようです。

コーヒーを飲みながら、公園のシンボルにもなっている天門橋や水辺の風景を眺めて、憩いのひと時を過ごすのもお勧めです。
尚、環水公園は日没後のライトアップもあるので、富山市内で宿泊の際は、夜の公園散策も楽しめます。

富岩運河クルーズの運航期間は3月下旬から11月下旬迄

富山の観光スポットとして、お勧めする富岩運河クルーズと港町岩瀬の散策ですが、運河クルーズの運航は、例年3月下旬から11月下旬の定期運航で、寒さ厳しい冬期間は運休となります。また天候により運休となることもございますので、お出かけの際には、MEMO欄にも記載しています、富岩水上ラインのホームページを確認してお出かけ下さい。

また乗船前日までは、インターネットからの事前の予約も受付けています。特に週末や行楽シーズンは、乗船定員が少ない為、確実に乗船されたい方は、事前予約をお勧めします。

富山市内には、今回紹介しました運河クルーズ以外にも路面電車に乗っての「鱒ずし」や「白エビ」などの食べ歩きや、富山城、ガラス美術館など魅力的な観光スポットも様々ありますので、あわせての街歩きもお勧めします。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/04 訪問

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