一度行ったら忘れられない!青森県「龍飛埼」で秘境の旅に魅了されよう

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一度行ったら忘れられない!青森県「龍飛埼」で秘境の旅に魅了されよう

一度行ったら忘れられない!青森県「龍飛埼」で秘境の旅に魅了されよう

更新日:2016/10/21 13:12

かのえ かなのプロフィール写真 かのえ かな 全国鉄道旅ただいま実行中、駅舎愛好家、マンホール愛好家

『津軽海峡・冬景色』で有名な青森県の龍飛埼周辺は、「日本の秘境100選」にも選ばれ、旅好きの間でもマニア向けといわれるスポットです。青森駅からのアクセスは、電車とバスで2時間。しかも接続は1日4回しかありません。

しかし龍飛埼は、そんな苦労を後悔させません。メディアでも話題の「階段国道」に、絶景スポット「龍飛埼」、太宰治も宿泊した「旧奥谷旅館」などなど、数多くの魅力があなたを待っています。

日本唯一!歩行者専用の階段がある国道「階段国道」

日本唯一!歩行者専用の階段がある国道「階段国道」

写真:かのえ かな

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階段国道は、1974年に作られた、日本唯一の歩行者専用階段区間がある国道です。全長388.2メートル、階段は全部で362段あります。実はこちらの階段国道、ちょっとした手続きの手違いで偶然誕生したものなのだそうです。しかし今では立派な観光名所となり、龍飛埼周辺の散策にも役立っています。

階段国道の所要時間は、片道およそ10分。途中、民家の間をすり抜けるルートもあります。国道の上にはしごを置いて、民家の屋根を修理している・・なんていう不思議な光景に出会えることも。

階段国道を上りたいとい人は、「龍飛漁港」のバス停で降りましょう。下りたい人は終点の「龍飛崎灯台」で下車すればOKです。高低差が70メートルあるので、上りは結構キツいです。体力に自信がない人は下りを選ぶのがおすすめです。

撮影スポットとして人気なのは「龍飛漁港」側の入口ですが、日本海が拝める高台からの撮影もなかなか良いですよ。写真はそのときのものです。

日本の灯台50選「龍飛崎灯台」は津軽海峡のシンボル

日本の灯台50選「龍飛崎灯台」は津軽海峡のシンボル

写真:かのえ かな

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階段国道の頂上付近には、さらに上へとつづく「階段村道」があり、「龍飛崎灯台」はこの道の途中にあります。龍飛崎灯台は、一般の投票によって決定する「日本の灯台50選」にも選ばれた、いわば津軽海峡のシンボルです。

灯台レンズの存在感が光る円形の大型灯台は、建築物としても美しく、見るものを惹きつけます。白亜のさわやかな白が、青い空や海に映えるのも良いですね。

龍飛崎灯台は2006年に無人化され、現在は中に入ることができません。そのぶん、外からの観賞や撮影を楽しみましょう!

名曲に登場した「龍飛崎」で絶景を楽しもう!

名曲に登場した「龍飛崎」で絶景を楽しもう!

写真:かのえ かな

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龍飛崎灯台を通り抜け、階段村道を歩き切った先に「龍飛崎」があります。津軽半島の先端であり、高台に位置するここからの景色は、絶景中の絶景です。また、強風の地としても知られています。

下を見れば、サスペンスドラマに登場しそうな断崖絶壁。水平線の先には、北海道の函館山や松前半島などが見えます。さらに、海面にも注目してみましょう。龍飛崎周辺の海域は、暖流と寒流がぶつかり合うエリアとなっているんです。

暖流と寒流がぶつかる場所には、まるで境界線のように一筋のラインがあらわれ、そこを境目に波の様子がガラッと変わります。写真でも、海の色が水平線の手前で変わっているのがお分かりいただけるかと思います。実際に見てみると、感動もひとしおですよ。

海を堪能したら、空を眺めるのもおすすめです。龍飛崎は渡り鳥の飛行ルートとしても知られており、普段はなかなか見られない鳥たちを見ることができます。タイミングが合えば、野鳥観察で頻繁にここを訪ねている人がいて、ガイドしてくれますよ。

太宰治ゆかりの地「旧奥谷旅館」は「龍飛崎観光案内所」に

太宰治ゆかりの地「旧奥谷旅館」は「龍飛崎観光案内所」に

写真:かのえ かな

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歴史ある建物は、古くなっても独特の輝きを放つことがあります。「旧奥谷旅館」も、そんな建物のひとつです。奥谷旅館は、津軽半島最北端の旅館として、明治35年に創業。そして、平成11年まで現役で活躍していました。多くの作家や画家に愛された旅館としても有名で、宿泊客の中には、あの太宰治もいます。

旅館としての歴史に幕を閉じた後は、持ち主らの無償譲渡により「龍飛崎観光案内所」に。館内では地域の歴史を知るための資料や、太宰治が宿泊したときの再現ルームなど、数多くの展示物を楽しむことができます。

希望すればスタッフの方が詳しく解説してくださり、周辺の見どころや絶景スポットも教えてくれますよ。「旧奥谷旅館」は階段国道の下り側の入口から、歩いて5分ほどの場所にあります。

津軽半島の先端で静かにたたずむ「帯島」

津軽半島の先端で静かにたたずむ「帯島」

写真:かのえ かな

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「旧奥谷旅館」と同じく、階段国道の下り側の入口から、歩いて5分ほどの場所にあるのが「帯島」です。帯島は龍飛崎のさらに北に位置する無人島。玄武岩によるゴツゴツした見た目が特徴的で、高さは37メートルあります。手前に見える赤い祠は、弁天神社です。

かつては岬から50メートルも離れていたため、観光客には近寄りがたい存在でしたが、今は整備され、堤防によってつながれています。釣りのスポットとして特に人気です。しかしあくまで帯島は岩の島。一部はロープを渡して歩きやすくしてありますが、歩くのは容易ではありません。訪問する際は、必ず歩きやすい靴を履いていきましょう。

龍飛崎は行くまでが大変・・だから道中が楽しい!

さいごに龍飛崎までのアクセスの紹介を。電車とバスで行く場合は、青森駅から約90分の三厩駅が最寄り駅となります。そこから外ヶ浜町の町営バスに乗り、約30分で到着です。

電車とバスの接続がスムーズなのは、三厩駅着が7:46、12:24、14:33、17:24の4回となっています。帰りのバスは、約2時間後に来ます。それまでに十分、見どころは周れるでしょう。車でのアクセスはJR青森駅・青森ICからは約120分、JR蟹田駅からは約60分となっています。

このように決して行きやすい場所ではありませんが、道中に眺める景色も美しく、退屈しません。ローカルな雰囲気なので、地元の方とのコミュニケーションが楽しめることも。秘境への旅は、一度ハマると癖になりますよ。
※時刻は2016年10月現在のものです

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/15 訪問

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