ちょっとうつむき気味の表情は、笑って見えますか?いや、悩んでいるのかな?お腹すいてるだけかも。
高さ8.5m程のこの作品は、独特な睨み顔の子供の画風で有名な奈良美智氏の作品です。近寄って撫でてみました。ひやっと冷たくて、すべすべの美肌(?)です。158cmの私ではジャンプしても鼻先に手がとどきません。
この作品の前にある黄色の花が植えられた丸い花壇は、この「あおもり犬」のエサ皿だそうです。作品に迷い込んだ小人気分で、エサ皿の淵に座ってゆっくり鑑賞することもできます。こちらの作品は、野外にあるので無料で鑑賞することができます。たどり着くまで階段の上り下りがありますが、その行程はきっと楽しいはず。
冬には頭の上に雪がしんしんと降り積もり、雪の帽子をかぶった姿を見ることができます。積もりすぎると雪がズルッと落ちてしまうので、冬ならいつでも見ることができる訳ではなさそうです。
【10月より奈良美智氏の企画展が始まります】
企画展「君や 僕に ちょっと似ている」
2012年10月6日(土) - 2013年1月14日(月)
観覧料: 一般1,200円 高大生700円 小中生300円
三内丸山遺跡に隣接するこの美術館は、建築家青木淳氏によって設計されました。
発掘現場の無数の入組んだ遺構をイメージしているそうです。部屋から部屋へ続く通路は、高い壁に挟まれていたり、マルク・シャガール氏の舞台背景画が展示されているアレコホールは、天井が高く、広いスペースになっていたりと迷路のような館内です。
曲線美というよりは、直線美の美しい建物です。
文字フォントにもこだわりが光る美術館です。つい間違い探しがしたくなるこだわりなんです。
案内や誘導の文字は普段何気なく目にしているけど、ここの文字フォントは独特。このこだわりに、エレベーターに乗るまで気が付きませんでしたが、エレベーターの定員表示や緊急時の案内文が一般的な文字と違う。あら??と思い、よく気にして館内の文字を見ると、傘立も消火器もサインボードもすべて同じオリジナルのフォントで統一しています。
このシンプルな文字も直線美の美しいフォントです。直線と45度の角度のみで表現しているオリジナルの文字フォントになるそうです。
美術館の中にある「Cafe 4匹の猫」は、せっかく美術館にあるのだからと、メニューブックが山内文夫氏作の絵本仕立てになっています。急いで注文する必要がありません。絵本をじっくり読んでゆったりとアートの余韻を楽しめるカフェです。
他にも図書館や託児サービスはないもののキッズルームを備える館内は、のんびりアートな旅を楽しめる工夫がいっぱいです。新青森駅からのアクセスは、「あおもりシャトルdeルートバス(ねぶた号)」という青森の観光地施設を巡る観光シャトルバスが便利です。
新幹線は白という定番カラーを斬新なデザインで脱却したE5系新幹線「はやぶさ」。風を切って走る、長〜い鼻先の先頭車両は電車好きでなくてもほれぼれします。青森へお出かけの際に、ぜひ乗車してみてください。
出発時間や到着時間で乗る電車を決めずに、車両で選んでみませんか。現在、東京-新青森間すべての運航車両がE5系ではありませんので、チケットを購入するとき、「E5系でお願いします」と言ってみてください。
新幹線が新青森駅まで開通したことで、東京から青森までは、「はやぶさ」利用ですと約3時間でアクセスできるようになりました。乗継によるアクセス時間の時短時間を利用して、青森の旅行にアートな旅をプラスしてはいかがでしょうか。
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(2024/12/12更新)
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