写真:miyoshi yuca
地図を見るチョルーラは、メキシコのプエブロマヒコ(スペイン語で「魔法の村」という意味で、メキシコ観光局による観光促進プログラムの一環)に指定されており、その美しい風景や豊かな文化遺産が特徴です。
チョルーラはアステカ時代、多くの人口を抱え繁栄していた古代都市でもあり、紀元前200年まで溯るその歴史的価値は計り知れません。スペイン侵略の歴史を物語っているのがチョルーラのピラミッド。制服軍によって当時住民の信仰の中心であったピラミッドは破壊され、その瓦礫の上にカトリックの教会が建てられたのです。
長い年月を経て、ピラミッドの大半部分は崩壊し土に覆われてしまっているので、まるで小さな丘の上に教会が建っているように見えます。てっぺんにあるロスレメディオス教会からはチョルーラの街と近郊の美しい風景を一望することができます。天気が良ければメキシコの有名な火山ポポカペトルも拝むことができるので、天気が良い日に訪れてみてください。
写真:miyoshi yuca
地図を見るかつてアステカ時代の大都市として栄えたチョルーラのシンボル「トラチウアルテペトル(Tlachihualpetl)神殿」、通称チョルーラのピラミッドは世界一大きいピラミッドと言われています。言わずもがな最も有名なのはエジプトのガザのピラミッドですが、実は体積で比べるとチョルーラのピラミッドの方が大きいのだとか。さらに、高さにして64メートルのチョルーラのピラミッドは現在登ることができるピラミッドの中ではガザのピラミッドを抜いてナンバーワンなのです。
ちなみに「ピラミッド」という呼び名は後付けで、メキシコの遺跡も見た目が似ていることもあり便宜上ピラミッドと呼ばれるものの、ガザのピラミッドとは目的や象徴的な意味などはまったく違います。公開されている多くの遺跡部分が修復・再現されており、当時のピラミッドの姿が容易に想像できるようになっています。
写真:miyoshi yuca
地図を見るちょっとワクワクするようなアドベンチャー好きには、ピラミッドの地下道見学がオススメ。アステカ人の巧みな建設技術を垣間見ることができます。果てしなく真っ直ぐ道が続くかと思いきや突然階段が現れたり、急に狭くなったり…一体何のために作られたのか思いを巡らせながら、探検家気分で見学してみてください。
写真:miyoshi yuca
地図を見るチョルーラでよく知られる地元の食材が「チャプリン」。道ばたでおばちゃん達が「チャプリン、チャプリーン」と人寄せをしている声が方々から聞こえてきます。このなんだかお茶目な響きの食べ物、なんと正体はコオロギ!プロテイン豊富で重要な栄養源としてメキシコでは好まれている食材のひとつです。
その気なる味はというと、ライムと唐辛子がふんだんにまぶされているのでほとんどその味しかしません。百聞は一味にしかず?是非試してみてください。
写真:miyoshi yuca
地図を見るチョルーラまで来たなら周辺の村を訪れてみてください。チョルーラ同様、素朴でシンプルなメキシコの田舎の生活を垣間見ることができます。
特に必見なのが、チョルーラから車で10分ほどのサンフランシスコ・アカテペックにある教会。素朴な小さな村にある小さな教会ですが、その見事なまでに色とりどりのタイルで埋め尽くされた外観が美しい教会は世界でも類を見ません。プエブラ名物のタラベラ焼きと呼ばれる陶器のタイルをこれでもか使用しており、装飾を手がけた職人さんたちの鍛錬な仕事ぶりはあっぱれです。
チョルーラへは、プエブラのバスターミナルから出ているバスで約30分で着くことができます。または、プエブラの中心地から毎日出ているツアーに参加するのもオススメ。チョルーラへ直行できるだけでなく、ご紹介したサンフランシスコアカテペック教会や、タラベラ焼き工場もツアー内容に含まれるので、チョルーラを存分に楽しむことができます。プエブラのソカロに観光会社の窓口があり、様々なツアーがあるのでスケジュールに応じてツアーを選ぶといいでしょう。
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