春と夏の高尾山(東京都八王子)は鮮やかな新緑が覆い茂り、心も体もリフレッシュできます。北アルプスの名峰・穂高岳や大キレットの槍ヶ岳も大変良いですが、わずか1時間程度で登れて、なおかつ春夏秋冬がしっかりしていて、土地ならではのグルメも豊富な高尾山に行って損はありません。ただ、関東全域の遠足スポットの定番であり、平日から混雑します。ましてや土曜祝日なんてもってのほか。
そこでオススメしたいルートが、6号路から1号路に合流する登山路。
(オススメルート概要)
【1】ケーブルカーに乗らず、横っちょから登り始める。
【2】6号路にある琵琶滝(夏には有料で滝修行ができる)を正面向かって右手の尾根を登る。
【3】ケーブルカー山頂側に出るので、そこから1号路に合流、高尾山薬王院を経て、山頂に向かう。
当初は穏やかな沢のせせらぎを聞きながら、調子よく登っていきましょう。そして琵琶滝から中腹までが一つの山場です。それなりに傾斜がある部分なので、気をつけて登って欲しいと思います。ここは他のルートに比べて人通りが少なく、程よく登山気分を味わいたい方にオススメ。ここを過ぎれば平坦な道が続くので、鮮やかな新緑風景や美味しそうな匂いがする店を尻目にどんどん登っていきましょう。
高尾山の紅葉スポットは比較的多岐にわたっていますが、中でも一番鮮やかスポットはなんと言っても山頂です。紅葉がより鮮やかになる条件として、日中と夜間の寒暖差が大きい、直射日光を受ける、そして一面にバランスよく太陽の光が当たるです。これらの条件を満たしているのが高尾山の山頂。併せて開けた広場、空気が澄んでいると遠く雪冠をかぶった富士山を望むことができます。
ちなみに山頂から少し陣馬山側に向かうとある、もみじの台もオススメ。人通りも山頂よりは緩和され、秋日和の日光浴に最適でかなり寛げますよ。
冬の高尾山、さすがにアウトドアが旬を過ぎる時期は山も閑散期に入ります。人通りを避ける、という意味では絶好の機会ですが、何せ高尾山は山々に囲まれている関係で眺望があまりよくありません。そこでオススメするのが寒い時期の高尾山イベントに合わせた観光。
写真は高尾山薬王院の節分風景です。ここの節分は少し変わっていて、普通は大豆での豆まきですが落花生を用いて執り行われます。理由は色々ありますが、地面に落ちても剥いて食べられるからだそうで。また、薬師如来の前には鬼はいないという理由で、福は内のみ行われます。そんな独特な冬の高尾山は、ピンポイントで繁忙期に劣らず人通りも増え活気がみなぎります。正月前後、初詣にもオススメ冬の高尾山はいかがでしょうか?
ミシュランガイドに掲載される前から、高尾山は地元民にとって象徴的な存在です。そんな地域の方々の高尾山の楽しみ方は様々、中にはその綺麗な景色を絵画として残したいとの思いで、画材一式を山中に持ち込んで、創作活動に勤しんでいらっしゃる方もいます。長期間高尾山に滞在できるようでしたら、宿泊して、地元の方々と交流を深めてみるのもいいかもしれませんね。
(オススメ宿泊先)
高尾山近辺で本格的な登山をしたい方にオススメなのが旅館・陣谷温泉。高尾山から直線距離で北北西約6qに位置する陣馬山の麓にある日帰り温泉と宿泊できる場所。(時期によって営業していないことも、要確認)
少しリゾート気分になりたい方は、高尾山口駅の目の前にあるホテルバニラスィート。ここはカップルにもオススメですが、登山客もよく利用する宿泊先です。シチュエーションに合わせて決めましょう。山はいつでもあなたを待っているはず。春夏秋冬の高尾山を遊びつくしましょう!
高尾山の春夏秋冬いつの季節にもオススメなのが、やはり温泉です。陣馬山からの縦走登山で節々まで疲れた体を癒すのもいいですし、高尾山で程よくかいた汗を綺麗さっぱり洗い流すのも最高です。現在高尾山近辺で入れる温泉施設は大きく分けて二つ。(高尾山口駅に高尾山ふもとや、という足湯施設あり)
一つは、八王子市民憩いの地「高尾の湯 ふろッぴィ」。ここでは豊富なジャンルの食事が楽しめる他、露天風呂、ひのき風呂、サウナなど11種類の温泉を楽しむことができます。高尾駅、JR八王子駅、JR西八王子駅への無料送迎バスが出ているのも嬉しいところです。
もう一つは2015年に開設したばかりの「京王高尾山温泉 極楽湯」。高尾山口駅のすぐ近くに位置し、下山したらそのままいける温泉スポット。過去に何度もオープンが延期された(八王子の地盤は強固のため、掘削が順調にいかなかったため)待望の施設です。まだまだ新設のためサービス向上に期待感があり、訪れた際にオススメですね。
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(2023/11/28更新)
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