秋田・美しの紅葉と効能溢れる癒しの湯治宿「玉川温泉」

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秋田・美しの紅葉と効能溢れる癒しの湯治宿「玉川温泉」

秋田・美しの紅葉と効能溢れる癒しの湯治宿「玉川温泉」

更新日:2016/11/02 09:02

八岳木 流泉のプロフィール写真 八岳木 流泉 温泉ライター

湯治場として有名な秋田県玉川温泉の「効能溢れる癒しの湯治宿 玉川温泉」。入浴して良し!岩盤浴も良し!さらに紅葉で目にも良し!静かな環境で湯治場を主とする施設ですが、一般の外来入浴も可能です。天下の名湯にその身を浸し、モウモウの湯けむりで呼吸器を休める。加えて綺麗な自然で心も一新。そんな秋田県への旅に出てみませんか。

玉川温泉は自然のなかに

玉川温泉は自然のなかに

写真:八岳木 流泉

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玉川温泉の一軒宿「効能溢れる癒しの湯治宿 玉川温泉」は、秋田県東部の仙北市に位置しています。同市を通る国道341号線沿いに温泉は湧いていますが、周囲はグルリと山ばかり。

それらの山は、八幡平で知られる火山群。そのため、銭川、御生掛、安比など、玉川温泉の近くには多くの温泉が存在しています。温泉施設自体も、仙北市全体で見れば60か所ほどあり、全宿泊施設を合わせれば、一日におおよそ7000人の宿泊客が泊まれるほどということです。

玉川温泉へ車で行くには、東北自動車道の「鹿角八幡平」インターを用いるのが最短です。そこから既述の国道341号線(冬期一部通行止め)でひたすら南下。35キロほどで到着します。また、「松尾八幡平」インターから県道23号線に乗り、八幡平を突っ切る道(総延長約55キロ)もあります。夏の緑や秋の紅葉シーズン(冬期一部通行止め)などは、そのルートも良いでしょう。

電車の場合はJR田沢湖線の「田沢湖」駅から羽後交通のバスがあります。乗車時間は1時間30分ほど、運賃は1460円で、一日7〜10便出ています。タクシーの場合は、40キロ以上の運賃を覚悟しておく必要があります。

そうしてたどり着く玉川温泉、秋には木々が綺麗に色付き、油絵のような美しさで出迎えてくれます。

玉川温泉の温泉力

玉川温泉の温泉力

写真:八岳木 流泉

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十和田八幡平国立公園のなかにある玉川温泉。宿泊棟を端緒として、約一キロの散策路が用意されています。これは玉川温泉自然研究路と呼ばれるもので、源泉が流れ、湯けむりがモウモウ上がる湯の川や、玉川温泉を含め世界に二ヶ所しか存在しないラジウム石「北投石」が存在したりと、その散策路は見どころたくさん。

特に湯けむりの迫力は驚くほど。大噴(おおぶけ)と呼ばれる源泉口から、轟音を鳴らし、温泉と共に噴き出しています。何しろ、一か所からの源泉湧出量としては日本一、毎分9000リットルも出ているのです。

玉川温泉の魅力は散策路に

玉川温泉の魅力は散策路に

写真:八岳木 流泉

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約一キロある散策路は舗装がされており歩きやすいもの。道幅も広く、多くの人が行き交います。視線の先から湯けむりが昇り、傍らの湯川は滔々と流れています。そこで紅葉の色づきを眺めてみれば、自然界と一体になる気分です。

ここで一旦足を止め、舗装の地面を触ってみてください。玉川温泉の豊かな地熱が、ジンジンと伝わってきます。気づけば、舗装路にゴザを敷いて寝転がる人。これぞこの湯の魅力の一つ、温熱浴なる利用法です。

玉川温泉は湯治の場

玉川温泉は湯治の場

写真:八岳木 流泉

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散策路を少し進むと、ゴツゴツの岩肌と三か所のテント小屋が見えてきます。この場所こそ、玉川温泉が湯治場と呼ばれるゆえん、屋外岩盤浴です。スウェットの上下に着替えて岩盤の上にゴザを敷き、毛布を掛けて寝転びます。高めの地熱と、微量の放射線等が介在し、これが体に良いとされています。三か所のテントは地熱の温度が異なり、症状や好みで入り分けます。

ただし、この場所は入るために行列ができるほどの湯治専門の場所です。旅行者が安易に訪れ、騒ぐなどしてトラブルにならないよう注意してください。

玉川温泉では普通の入浴も楽しめる

玉川温泉では普通の入浴も楽しめる

写真:八岳木 流泉

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天然岩盤浴が有名な玉川温泉ですが、普通の入浴、つまりお湯に浸かる入浴もできます。浴場は宿の本棟にあります。

宿は自炊部(冬季は閉鎖)と旅館部に分かれていて、宿泊者の目的別に滞在します。自炊をする人のために炊事場があったり、ランドリーがあったりと、設備の充実も見て取れます。また、屋内岩盤浴施設も近年完成し、風雨や寒気に左右されず、岩盤浴を楽しめるようになりました。

さて、浴室に関してですが、男女別の内湯がひとつずつと、宿泊者専用の貸切風呂があります。男女別の内湯はまさしく大浴場で、源泉100%の浴槽から50%に希釈した浴槽。打たせ湯に寝湯に箱蒸しなど、それは多くの浴槽があります。

泉質は酸性-含二酸化炭素・鉄-アルミニウム-塩化物泉。pHは1.2となり、日本一の酸性泉です。舐めれば非常に酸っぱく、刃物を浸けておくと一晩で溶けてしまうほど。実際に入ってみると、体のあちこち(特に皮膚の薄い急所部分)がピリピリしてきます。

特に興味深いのは、浴室内に備わる飲泉場。酸性が強いため、備え付けの真水で8〜10倍に薄めて飲みます。絶対に源泉をそのまま飲んではいけません。また、飲んだ後あとはうがいをしてください。そうしないと、歯が溶けてしまうということです。

好環境下の湯治旅館

既述のとおり、玉川温泉は体に不調をきたす方が通う湯治の宿です。しかし反面、「効能溢れる癒しの湯治宿 玉川温泉」では、旅館部を設けるなど、旅行者向けのサービスも提供してくれます。それでも、無礼講と騒ぐのではなく、山あいの紅葉をしっとり眺めて、湯けむりを嗅ぎ、ピリピリの酸性泉を楽しむ。湯気を吸いこむだけで呼吸器に効能が届きますので、とにかくのんびり、秋の玉川温泉を満喫してください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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