広重が描いた名勝「猿橋」!山梨・日本三奇橋の優美を体感

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広重が描いた名勝「猿橋」!山梨・日本三奇橋の優美を体感

広重が描いた名勝「猿橋」!山梨・日本三奇橋の優美を体感

更新日:2016/11/30 11:34

佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 孤高のアウトドアライター、ネイチャーカメラマン

山梨県大月市にある「猿橋」は、「日本三奇橋」と言われ、観賞価値が高い国の名勝指定がされています。江戸時代の有名な浮世絵師・歌川広重が描いた猿橋と桂川渓谷は、彼をして「言語に絶えたり、拙筆に写し難し」と言わしめた独特な構造と美しさがあります。そして、赤レンガを利用した明治時代に建築された水路橋も見逃せません。谷底から猿橋を眺めるツアーにも注目!記事内では猿橋や桂川渓谷の様子を動画でも紹介しています。

「猿橋(さるはし)」は、浮世絵師を魅了した国の名勝指定

「猿橋(さるはし)」は、浮世絵師を魅了した国の名勝指定

写真:佐久田 隆司

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山梨県の国道20号線(甲州街道)沿いの笹子川に架かる「猿橋」は、国の名勝指定を受けている日本三奇橋!一般的には渋滞ポイントの「猿橋バス停」が有名かもしれませが、この周辺は「桂川渓谷」と言われる美しい景観があるところで、それをまたぐように「猿橋」がひっそりと架かっています。

江戸時代の浮世絵師・歌川広重はこの猿橋周辺の美しさを、「言語に絶えたり、拙筆に写し難し」と表現したほどで、彼の最高傑作ともいわれる錦絵「甲陽猿橋之図」に残しています。これは昔から名勝としての資質があった証拠といえるでしょう。

日本三奇橋の理由は、特別な構造に!猿が導いた独特の造り

日本三奇橋の理由は、特別な構造に!猿が導いた独特の造り

写真:佐久田 隆司

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「猿橋」が日本三奇橋とされる理由は、その独特な構造からです。橋脚を一切使わない構造で長さ30.9m,幅3.3m,高さ31mの立派な姿をしているからです。両岸から張り出す四層のはね木が折り重なるように橋を支え、その優美な姿から名勝とされています。

この独特の構造は、西暦600年頃、百済から来た造園博士が、幾度となく深い谷に橋を架けようと試みて失敗し思案していたところに、多くの猿がつながりあって向う岸へ渡る姿を観て思いついたとされています。これから「猿橋」と名付けられ、歴史書によれば500年前には確実に存在していたとされています。現在の猿橋は、昭和59年に嘉永4年の資料を基に復元されたものです。

美しい名勝「猿橋」「桂川渓谷」の様子を動画で確認!

動画:佐久田 隆司

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猿橋のすぐそばには、レンガ造りの「八ツ沢発電所一号水路橋」も架かっています。明治45年に建設されたこの橋は、発電所へ送水するためのもので、この上をかつて蒸気機関車も通っていました。狭小なトンネルから続く水路橋上の路線は著しく鉄道輸送量を制限していたために、その後のJR中央線の迂回ルートが建設されています。

現在鉄道橋脚の名残はありませんが、水路橋は独特なデザインで桂川渓谷に溶け込んで、猿橋とともに歴史を語るモニュメントになっています。ここでは名勝「猿橋」、「八ツ沢発電所一号水路橋」「桂川渓谷」の様子を4K動画に収めました。ぜひご覧ください。

※スマホや環境の整っていないPCでは画質を落としてご覧ください

谷底の桂川渓谷をゴムボートで!

谷底の桂川渓谷をゴムボートで!

写真:佐久田 隆司

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猿橋の下を流れる笹子川をゴムボートで散策できるツアーがあります。美しい渓谷をゴムボートに乗り、猿橋を下から覗くアングルはとっても魅力的!桂川渓谷の美しさや、広重が描いた構図そのものを目の当たりにできます。

ツアーにはレンタル道具などが含まれていて、予約制になっています。猿橋を鑑賞するだけでなく、桂川渓谷とともにその美しさを感じるのもいいでしょう。夏場にはチュービング体験など、アドベンチャーなひと時も楽しめます。

美しい桂川渓谷と日本三奇橋「猿橋」を堪能

「猿橋」は、長い歴史とともに愛されてきたところ。独特の橋の構造と深い谷に彩られた名勝としての資質をその目で確かめてみては?観るだけでなく体感できる桂川渓谷ツアーも魅力です。さあ広重を魅了した景観が待っています。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/15 訪問

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