写真:ShinYah シンヤ
地図を見るポーランドの中部に位置するワルシャワは、近代的な高層ビルと歴史的な西洋建築とが混在する同国の首都です。ユネスコの世界文化遺産に登録されている旧市街「ワルシャワ歴史地区」は、赤や黄色などカラフルで可愛らしい石造りの建物がひしめくエリアで、ワルシャワ観光の中心となっています。
旧市街広場には露店が出されて大きな賑わいを見せるほか、旧市街をぐるりと囲む様にして造られた城壁(バルバカン)は、旧市街を護衛する目的で造られた中世の面影を色濃く残していて見ごたえ抜群です!また、美しい街並みは夜のライトアップも素敵!柔らかい光に照らされた建物の中を歩いていると、まるでおとぎの国へ迷い込んだかの様な気分にさせてくれます。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るポーランドは19世紀の音楽家F.ショパンの祖国でもあり、ワルシャワでは5年に一度「ショパン国際ピアノコンクール」が行われる事から、ショパンの街としても知られています。ショパン直筆の楽譜など7000点もの所蔵を誇る「ショパン博物館」の他、ワジェンキ公園に佇むショパン像、また街中にはボタンを押すとショパンの音楽が流れる仕掛けのベンチがあるなど、ショパンの軌跡を感じる事の出来るスポットが満載!
またショパン自身に会いにいける場所として、旧市街から続くクラクフ郊外通りにある「聖十字架教会」があります。ここにある柱の一つにはショパンの心臓が安置されていて、ショパンを間近で感じるには最適のスポットです。ショパンの生前からゆかりのある美しい教会で、静かに祈りを捧げてみましょう。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る一方、ポーランド王国時代に首都として栄えたクラクフは、中世の街並みがそのまま残る中央ヨーロッパの一大観光地!世界文化遺産に登録されている「クラクフ歴史地区」には、ゴシック様式の美しい聖マリア大聖堂や、数々の武器や装飾品のコレクションが見られるヴァヴェル城など見所が沢山!どこまでも続く美しい街並みは、歩いているだけで幸せな気分にさせてくれます。
クラクフはワルシャワに比べて広い範囲に観光スポットがあるので、街巡りはトラムの利用がおススメ!トラムの1日券を購入して、歴史ある街並みを巡ってみましょう。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るポーランドを南北に走るEIP(Express Intercity Premium)は、2014年に登場した新型高速列車。ワルシャワやクラクフへ滞在の際には、是非この高速列車を利用して両方の街を訪れてみましょう。
EIPはワルシャワ・セントラル駅とクラクフ中央駅との間をおよそ2時間20分で結んでいて、その最高時速は250km!列車本数も充実しており、双方向ともおよそ1時間に1本出ています。また遅い時間まで運行されている点も魅力で、最終列車はワルシャワ発が19時頃、クラクフ発は20時頃(それぞれ時期により変動)と、日の暮れる時間帯までたっぷり観光を楽しむ事が出来ます。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るEIPには1等車と2等車の2つのグレードに分かれていますが、そのサービスはどちらも遜色ないほど充実!4列シート(2+2)の2等車でもシートピッチは足が組めるほど広く、またコンセントやダストボックスまで完備のスグレもの。加えてコーヒーや紅茶が選べる無料のドリンクサービスもあるなど、至れり尽くせりのサービスです。
また、更にゆったりとした旅を満喫したい方には1等車がおススメ!2+1の3列シートは広々快適で、特に独立シートは一人旅に重宝する事でしょう。1等車ではビュッフェで販売されている軽食を自席まで持って来てもらう事も可能です。
尚、EIPのチケット価格は時期や予約方法によっても異なりますが、ポーランドは日本に比べて物価が安く、ポーランド国鉄(PKP)のホームページから予約をすれば、ワルシャワ⇔クラクフ間の片道料金は1等車でも6,000円程、2等車になると僅か1,500円という驚きの安さです。英語への切替も可能ですので、是非お得なチケット入手にチャレンジしてみて下さい。
EIPの座席配列は、1等車2等車とも全ての座席が車両中央に向かって配列された「集団お見合い式」の為、座席の半分は進行方向とは逆向きになってしまいます。チケットを予約する際はホームページの座席表をよく確認の上、席を指定する様にしましょう。また2等車に大きなスーツケースを持って乗車する時は、荷物置き場のスペースが限られている為、早めに乗車する事をおススメします。
世界遺産の美しい街並みが魅力のワルシャワとクラクフ。お財布にも優しい快適列車に乗って、ポーランドの魅力を存分に味わってみて下さい。
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この記事を書いたナビゲーター
ShinYah シンヤ
作曲・編曲活動の傍ら、音楽業界に関する独自の見解や、自らの旅行記をブログに綴っています。創作ネタの調達に時々海外へ出かけて行くと、そこには一つの価値観に捉われない多種多様な概念があって、いつも自らの視…
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