京都市・嵐山地区、小倉山の麓の二尊院の呼び名は、釈迦如来と阿弥陀如来の二如来が祀られているのに由来します。また、嵐山地区は紅葉の名所とされていますが、ひときわ美しいと云われているのが二尊院です。
総門から西へまっすぐ伸びるおよそ200mの参道はまさに、紅葉のトンネル。馬が駆けられるほど広い参道から「紅葉の馬場」と呼ばれ、参道の両側から垂れ下がるイロハカエデの枝葉は迫力ある風景となります。
小倉山の麓の広い境内には秋が深まると、真っ赤に染まる紅葉に包まれ風情ある佇まいを見せてくれます。二尊院の紅葉は11月中旬あたりからとなりますが、紅葉が終わる頃の散り紅葉を楽しむことができ、違った紅葉の風景も味わうことができます。
二尊院は、総門を入った参道の「紅葉の馬場」や伏見城の薬医門を移築した「総門」をはじめ、多くの建物が建ち並び、伊籐仁斎などの名家・文人・学者のお墓も数多くあります。本堂の向かいに建つ「唐門」とそれに続く白壁と紅葉のコントラストはまさに絶景。
また、百人一首ゆかりの地でもあり、藤原定家が小倉山の麓の「小倉山荘」で百首の和歌を選んだと伝わっています。後に「時雨亭」と呼ばれ今では、「時雨亭跡」の石だけが残されています。
足を止めて紅葉を愛でながら、思いを馳せてみるのも良いでしょう。思わず写真に収めたくなる撮影ポイントも各所に点在しています。思い思いの場所で真紅に染まる紅葉を楽しんでみてください。
清水寺では年に3回期間限定でライトアップの催しがあります。春、夏、秋と季節によって景色が変わるのでそれぞれの景色も楽しみたいもの。特に、秋の紅葉を照らすライトアップは一見の価値あり!の風景です。
高さ31mの三重塔は京都東山のシンボルとしても有名ですが、三重塔同様、豪華絢爛な西門から眺める京の街も素敵な風景となります。夜の撮影は一筋縄ではいかないけど頑張って撮影すればお気に入りの1枚に巡り合うかも!
清水寺での撮影スポットは多く点在しているので、期間限定だからこそ、シャッターチャンスを逃さないで!
敷地内に設置の約500基ものライトが清水寺をバックに紅葉を浮かび上がらせ、幻想的な世界観を演出しています。澄んだ夜空に走る一筋の青い光は、天を駆ける「青龍」を表しているそうです。
清水寺には、観音様の化身である龍が音羽の滝に夜ごと飛来し、水を飲むという言い伝えがあるようです。撮影スポットも多くありますが、おススメ撮影場所は、ズバリ!「奥之院」から。
遠くに見る京の街、青く走る一筋の光。清水寺の舞台と鮮やかな紅葉のコントラストがここにしかない風景となるのでしょう。秋の清水寺のライトアップに一度、足を運ぶことをおススメします。
京都には、どの季節にも風情漂う景色があります。深まる秋の風景もそのひとつ。小倉山山麓の広大な境内に鮮やかな真紅の紅葉が見事な二尊院。およそ、200mも真っすぐに伸びた「紅葉の馬場」もいにしえの時から今現在でも、多くの観光客を惹きつけてやみません。
清水寺の期間限定のライトアップは昼間とは違った幻想的な世界観を醸し出し、何度でも訪れたくなる景色となります。拝観期間は毎年変わるので、公式サイトで確認することをおススメします。
昼と夜、2度楽しめる京都の紅葉。お気に入りの景色を楽しんでください。
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