知念岬公園は、那覇空港から南部方面にクルマで40分ほど、目の前に遮るものが何もない、空と海が広がる高台に位置します。
神が住む島と崇められている久高島(くだかじま)が水平線越しに微かに見えることから、縁起が良いと言われ、初日の出を迎えるために訪れる地元の方が多い所です。
そんな、知念岬の初日の出は、水平線から昇る大きな太陽が、空から海へ、そして大地に立つ自分へと“太陽の道”を延ばしながら刻々とその姿を変えていきます。打ち寄せる穏やかな波の音しか聞こえない中、真正面に昇っていく太陽と向かい合っていると、不思議な高揚感と圧倒的なパワーに心ふるえることでしょう。
オレンジから青い空へと海の色が空と一緒に変わっていく、息を呑むような光景に、沖縄で初日の出を迎えて良かったなーと歓びと感動に包まれるはずです!
高台にある駐車場から見渡す限り約270度も広がる海に囲まれながら遊歩道を歩いて行くと、知念岬公園の先端まで行くことができます。
その先端の木の柵に囲まれているエリアは、緑の芝生が美しく整備されていて、心地いい風と、波の音を聞きながら、リラックスするには絶好の憩いのスポット!
初日の出の後の余韻に包まれながら、緑の芝生の上にごろりと寝転がれば、年末までに溜まった身体や心にある疲れやストレスが、すーっと抜けていくような心地よさが広がっていくことでしょう。1月でも心地いい気候の沖縄ですから日の出の時間も、寒さに震えるようなことがないのも嬉しい魅力ですね。
知念岬公園からクルマで5分程の、初日の出の後に立ち寄るにはちょうどいい距離にある、斎場御嶽(せーふぁうたき)。
斎場(せーふぁ)は「霊威の高い聖なる場所」という意味で、御嶽(うたき)は、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称。琉球王国の創世神「アマミキヨ」が造った琉球最高の聖地と言われています。
御嶽の中には6つの神域がありますが、大きな岩が二枚寄り添うように三角形の不思議な空間を造り出す写真の場所が、斎場御嶽の一番の見どころとなり、この大きな岩の空間はどうやって出来たのだろう?とその圧巻の光景に、ただただ圧倒されるばかり!
聖地らしい澄んだ空気が辺り一帯に広がり、隙間から漏れる光が、神秘性を一層高めているかのようなパワースポットです。
先ほどのダイナミックに寄り添い合う岩の下を抜けると、岩壁が開け、瑞々しい植物が茂る生命力あふれる空間に突き当たります。
ここは、琉球神話の中で神が国造りを始めた島といわれている久高島を海の向こうに見ながら、祈りをささげるための聖域で沖縄では最高のパワースポットと崇拝されています。
今は整備された道などを備える斎場御嶽ですが、数年前までは現在ほど観光地化されていなかったので、海の先にある久高島に向かい、この写真の拝所へ、沖縄の女性たちは日常でも祈りをささげに訪れていました。
首里に朝廷があったその昔は、王族しかこの聖なる斎場御嶽に入ることが許されず、年の初めの神事に、ここから初日の出を拝んだといわれています。(現在は開園時間しか入ることができませんので残念ながらここから初日の出は見られません)
斎場御嶽や知念岬公園から、空港に向かって戻る途中に、海の見えるテラスで食事ができる「カフェくるくま」があります。
メディアでも多く取り上げられている、太平洋の海が見渡せるアジアンハーブ料理やオリジナルケーキとハーブティーが自慢の沖縄でも有名なカフェです。
仲善というノニやウコンなどの健康食品を製造・販売いている企業が運営しているカフェですので、沖縄ではポピュラーなさんぴん茶(ジャスミン茶の沖縄呼び名)や、採れたて野菜などを扱うショップも併設されていますから、地元の方やお土産を買いに立ち寄る観光客など、たくさんの方で賑わっている人気のお店です。
「カフェくるくま」は、基本的に年中無休で営業されています。初日の出、斎場御嶽、最後に新年の乾杯&お食事へと立ち寄られてみるのはいかがでしょうか。(お正月は営業時間など変更される可能性がありますのでMEMOのリンク先でご確認ください)きっと素敵な一年のはじまりとなるでしょう!
ご紹介した、知念岬公園、斎場御嶽、カフェくるくまは、それぞれ車で数分の距離に位置していますので、2〜3時間で十分全てのスポットをお楽しみいただけます。どのスポットも海が見える高台に位置していますので、沖縄らしい海が広がる絶景をぜひお楽しみください!沖縄本島の中でも温暖な南東部に位置しますが、1月は気温も20℃を下回る日もありますので、羽織るものを持ってお出かけくださいね。
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(2024/10/16更新)
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