東京「裏六本木」鳥居坂とあわせて散策したいおすすめスポット

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東京「裏六本木」鳥居坂とあわせて散策したいおすすめスポット

東京「裏六本木」鳥居坂とあわせて散策したいおすすめスポット

更新日:2017/09/27 10:56

雲本 らてのプロフィール写真 雲本 らて ブロガー、坂道探検家

東京一有名な繁華街といってもいい六本木にも江戸時代から存在している由緒ある名坂がいくつか存在します。今回は、元禄元年に開かれた坂道で明治時代には華族などが居を構える優雅なスポットにもなった鳥居坂やかつて坂の途中から海が見えたという潮見坂など、六本木の繁華街からすこし奥へ入った裏六本木界隈の静かな場所にある坂道紹介とあわせて周辺の国際色豊かな文化施設などについてもすこしふれてみたいと思います。

裏六本木にある鳥居坂

裏六本木にある鳥居坂

写真:雲本 らて

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「鳥居坂」は六本木の繁華街から麻布十番の方に下る長い坂道で、江戸時代なかばまで、坂の東側に大名・鳥居家の屋敷があったことからこの坂名になったと言われています。元禄元年(1688〜1704)に開かれた古道で、坂下の交差点の名称にも「鳥居坂下」とつけられているくらい地域に親しまれている坂道でもあります。坂の東側に隣接したシンガポール大使館内の樹木が坂道にせり出してきており、それらが急勾配な坂道の風景とあいまって印象的な風景をつくりだしています。

また、鳥居坂下交差点の南側(写真でいえば背後の方向)には、港区による坂の案内板もなく坂名の由来も不明ですが「あひる坂」というかわいい名前の距離の短い坂道もあります。かつてこの坂道沿いにあった、都内にある数少ない温泉のひとつとして有名だった麻布十番温泉を思い出しながら歩くのも楽しいかもしれません。

鳥居坂沿いのおすすめスポット

鳥居坂沿いのおすすめスポット

写真:雲本 らて

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鳥居坂の坂上からの景色を楽しんだ後に、坂道沿いにある有名な文化施設に立ち寄れるのも鳥居坂の魅力と言えます。鳥居坂の坂上には、国際文化会館や名門女子校・東洋英和女学院、鳥居坂教会、Zeppブルーシアター六本木、スヌーピーミュージアムなど劇場から文化施設も含めて国際色豊かな施設が存在しています。なかでもおすすめなのが、国際文化会館とスヌーピーミュージアムです。

国際文化会館については、かつて岩崎小弥太邸だった歴史ある場所に前川國男、坂倉準三、吉村順三の共同設計により1955年に現在の旧館部分が完成し、1976年に前川國男の設計により旧館の改修と新館の増築がおこなわれたという建築物としても評価の高い施設です。六本木とは思えないほど落ち着いた雰囲気の施設で敷地内の庭園もすばらしく、ぜひ立ち寄ってほしいスポットなのですが、実はここ、会員制にて運営されているため、公共施設のように散策ついでにふらっと見学だけすることはできれば避けていただきたいのです。施設内には一般の方でも利用できるティーラウンジやレストランがありますので、興味があるかたはティーラウンジなどで休憩がてら施設を見学することをおすすめします。

もうひとつのスヌーピーミュージアムについては、2016年4月23日にオープンした新しい施設です。名前のとおり作者チャールズ・M・シュルツによるスヌーピーに関する貴重な資料等を半年毎に入れ替えて紹介するミュージアムです。また、このミュージアムと展覧会のデザインを異色の建築家ユニットとして多くのプロジェクトを手がけるトラフ建築設計事務所が担当していることでも知られ、建築物としても要注目の施設です。

六本木の潮見坂でタイムトラベル

六本木の潮見坂でタイムトラベル

写真:雲本 らて

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鳥居坂と同じく江戸時代からあり古地図にもその存在が確認できる坂道が「潮見坂」です。こちらも「あひる坂」と同様港区による坂の案内板はありませんが、鳥居坂の途中から東側の麻布通りに下る道をそう呼んでいます。高級マンションが立ち並ぶ一角にあり、急勾配で両側の古木を含む樹木が印象的な坂道です。

坂名の由来については、坂上から海が見えたからということですが、これは江戸時代の話なので、現在は高層マンションなどが立ち並んでいるため海は全く見えません。ただタイムトラベル気分でかつての江戸湾の風景を想像しながら潮見坂を歩くというのも坂道散歩の醍醐味だと思いますので、ぜひ脳内妄想を全開にして試してみてください。

鳥居坂を歩いたら於多福坂も歩こう

鳥居坂を歩いたら於多福坂も歩こう

写真:雲本 らて

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最後のおすすめ坂は、「於多福坂(おたふくざか)」です。鳥居坂とは東洋英和女学院を一街区隔てた東側にあり、北東側に上る坂道です。坂道沿いには高級住宅が立ち並び、この場所が六本木だということを忘れてしまうくらい静かで落ち着いたエリアにあり、六本木の違った一面が垣間見れる坂道でもあります。坂道の傾斜も階段の踊場のように途中でゆるやかになり、再び上る形になっています。そのため、坂道の高低差の形状が顔の真ん中の低いお多福面に似ているということから、この坂道をいつしか「於多福坂」と呼ぶようになったといわれています。

ここは知る人ぞ知る坂道であり裏路地ともいえますが、港区による坂の案内版があることから、ぶらぶらと歩いていても住民の方に怪しまれることもないと思います。裏六本木の落ち着いた雰囲気や鳥居坂との風景の違いを感じながら歩くと楽しいと思いますので、あわせて歩いてみてほしい坂道です。

六本木の路地裏探訪

今回は、鳥居坂から半径200m以内のエリアにしぼっていくつかの坂道を紹介してみました。これらは、例えば、六本木ヒルズからスヌーピーミュージアム、ネオンきらめく六本木の繁華街から麻布十番へ行く途中に立ち寄れる坂道でもありますので、六本木の路地裏探訪気分で各坂道をまわるというのもおもしろいかもしれません。


<基本情報>
鳥居坂
所在地:東京都港区六本木5丁目
アクセス:東京メトロ麻布十番駅より徒歩3分

潮見坂
所在地:東京都港区六本木5丁目
アクセス:東京メトロ麻布十番駅より徒歩4分

於多福坂
所在地:東京都港区六本木5丁目
アクセス:東京メトロ麻布十番駅より徒歩4分

掲載内容は執筆時点のものです。

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