写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る映画村というくらいだから、ロケのセットが残っているだけでは? と思う人が多いと思いますが、二十四の瞳映画村はそれだけじゃありません!
まずは、瀬戸内海に浮かぶ小豆島ならではの風景を見に行きましょう! 映画村は島の南側、瀬戸内海を見渡す海岸沿いにあります。汐江海岸と呼ばれる場所には、実際にロケで使われた主人公の大石先生(田中裕子)が赴任した岬の分教場や珍しいボンネットバス、古い民家などがあり、ノスタルジックな世界が広がっています。
瀬戸内海の青い海と古い木造校舎のコラボレーションは美しいの一言! 写真スポットでもあるので、お見逃しなく!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る岬の分教場は中の見学も可能です。入り口のすぐ横に教室があり、団塊世代には懐かしい風景が広がります。真っ黒い本当の意味での黒板、二人ずつ座る木の机やイス。
一番の見どころは、木の窓枠から見える青い瀬戸内海!こんなに美しい海が窓から見られるなんて、授業に集中できないのでは?と思ってしまうほど美しい風景が広がります。
また、岬の分教場は教室のセットのほか、資料館にもなっており、撮影当時の写真が展示されています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る岬の分教場のセットの裏通りは通称「映画通り」と呼ばれ、二十四の瞳の舞台となった1950年代に放映された映画の手描き看板がずらり。小さく狭い通りなので、意外と見過ごされがちですが、この時代の映画ファンにはたまらないストリートになっています。
たとえば、石原裕次郎主演の「明日は明日の風が吹く」の看板は、躍動感があって見応えあり!その他、「旗本退屈男」「ゴジラ」「眠狂四朗」など昔懐かしい作品がたくさんありますよ。古い民家の壁に設置されていますが、民家自体も1軒1軒が懐かしい作りで古きよき日本のふるさとを垣間見られます。
岬の分教場の裏通りには「キネマ庵」と呼ばれる建物があります。ここも1950年代の映画ファンには必見の場所!
日本映画黄金期と言われる1950年代の映画作品の数々が、東宝、東映、松竹、日活という名だたる大手映画制作会社ごとのブースに展示されています。
中央にはこれまた懐かしい三輪自動車「ダイハツ・ミゼット」が!ついつい運転したくなりますが、あくまでも展示なのでご注意を。
また、キネマ庵には「Cafeシネマ倶楽部」というカフェも併設されています。ここのメニューの一押しは、その名も給食セット!
砂糖をたっぷりまぶした揚げパン、カレースープ、牛乳に冷凍みかん。実際の給食の揚げパンは冷たいですが、ここの揚げパンは揚げたてでとってもおいしい!カレースープはさらさらで飲みやすく味もさっぱり!牛乳は濃厚で、冷凍みかんも甘みたっぷり!小学校時代を思い出して、食べてみてはいかが?
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る映画村の高台にはなんと二十四の瞳天満宮があります。飾りでしょ?と思うかもしれませんが、太宰府天満宮より御霊分けされた正真正銘の天満宮です。太宰府天満宮の神紋「梅紋」を見れば一目瞭然!
小豆島の知る人ぞ知るパワースポットとしても知られているのでぜひ高台まで登ってお参りしてください。景色も素晴らしいですよ。
また、天満宮の横にあるギャラリー松竹座映画館では、初めて二十四の瞳が映画化された高峰秀子さん主演の映画が常時上演されています。また、館内は当時の映画館の雰囲気を再現した作りになっているのでぜひ、足を運んでみてください。
二十四の瞳の作者、壺井栄さん直筆の原稿や愛用品などが展示された文学館もあります。
実際に住んでいた家を再現した部屋などもあるので、時間があれば立ち寄ってみてください。
ロケ地だけではない魅力がたくさんある二十四の瞳映画村。景色を楽しんだり、日本の古き良き時代を感じにでかけてみませんか。
この記事を書いたナビゲーター
浮き草 ゆきんこ
浮き草のごとくあっちこっちふ〜らふ〜らと旅するライターです。ニュージーランドで添乗員として働いていたとき、世界中を旅するバックパッカーたちに遭遇!突然、バックパッカーに憧れ、世界半周旅行へ。一人でふら…
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