東京墨田区の「東武博物館」もはや電車のテーマパーク!

東京墨田区の「東武博物館」もはや電車のテーマパーク!

更新日:2018/01/29 09:55

関東一帯、特に観光地に強い鉄道網をもつ東武鉄道。かつてはロマンスカーを走らせ、今は新型特急スペーシアや東京スカイツリーライン(東武伊勢崎線)で有名ですよね。この墨田区に本社を構える東武鉄道が運営する鉄道博物館が「東向島駅」に付設されているのは公然の秘密。「学び」以上に「遊び」を重視した設計なのが特徴です。地元の家族連れで賑わうテーマパークの様を呈す「東武博物館」を今回はご紹介いたします。

とにかく実物展示!

とにかく実物展示!
地図を見る

「東武博物館」は東向島駅の東側にある入り口からは想像できないほど中は巨大です。模型もたくさんありますが、それ以上に目を引くのが機関車や電車の実物展示。敷地内に所狭しと機関車や鉄道および作業用機械が陳列されており、一部は中にも入れます。プラットフォームから見るのが一般的なので(普段は車体の半分しか見えない)気づかないですが、近くでみると車両ってでかい!

ちなみに東向島駅の周りにもたくさん車両が展示されていますが、外からは入れません。その中に入るには一旦この博物館に入館して、館内からアクセスしますのでご注意のほど。

子供に大人気のシミュレーターは多種多様

子供に大人気のシミュレーターは多種多様
地図を見る

ここでの人気アトラクションのひとつがシミュレーター。模型にカメラを取り付けて画面に映すことで実際の運転士気分を味わいながら、ビシッと駅で停車することを目指すゲーム感覚のシミュレーターは小さいお子さんにも大人気。しかも本格的なレバー式のマスコン版とゲーム機のボタン様な簡易版が用意してあり、お子様の年齢問わず、遊べるようになっている親切設計です。

なお館内には電車だけでなく東武鉄道の運営するバス(これも実物!)の展示やその運転シミュレーターもあり、とにかく遊べます。前述の通り、駅(高架下!?)に付設されているので目立たない博物館ですが、このように遊べるコンテンツが盛りだくさんなので、地元のファミリー層にはよく利用されています。専用の駐輪場はチャイルドシートのついたママチャリでいつもいっぱいなのも頷けますね。

もちろん大人も夢中!

もちろん大人も夢中!
地図を見る

実際の車両と運転席を模した運転シミュレーターは御覧の通り、大人も夢中になっています。お子さんだけでなく鉄道マニアにもたまらない展示がたくさんあるようです。もちろん各種鉄道模型もズラリと展示されており、「乗り鉄」だけでなく「模型鉄」も満足間違いないでしょう。

なお、館内2Fには休憩所も用意されており、遊び疲れたらゆっくり休むことができるのもうれしい心遣いですね(電車のシート型ベンチもあり遊び心があります)。また2Fには改札の機械の展示や向島駅周辺の歴史資料などもあり、疲れていなくてもぜひ足を運んで欲しいところです。

鉄道模型のジオラマでパノラマショー

館内では大パノラマショーと称し、巨大な鉄道ジオラマを使って一日に5回ほど無料で東武鉄道の電車の案内を行っております。照明で朝から夜までを再現しながら、いろいろな鉄道が模型で順番に紹介されていく様は圧巻です。

ちなみに、この巨大ジオラマの電車はショー以外の時間は有料で鉄道模型を動かして遊ぶことができる仕様になっています!

撮り鉄も満足!?足元から電車を眺めよう

撮り鉄も満足!?足元から電車を眺めよう
地図を見る

この博物館は東向島駅の真下にあるので、独特のアングル(プラットフォームの下あたり)から実際の電車を眺めることができます(正式名称はウォッチングプロムナード)。走っている電車を足元から見る機会というのはなかなかないですよね。写真のようにお子さん用に段になっている親切設計も好感がもてますね!ちょっと電車が来るまで待ってみましょうか。

おわりに

駅付設ですので電車でアクセスするのが一般的ですが、博物館利用者のための専用の無料自転車駐輪場も駅の北側に用意されております。

料金は大人200円(子供半額)とリーズナブルですが、最終入場が午後4時までと早いのでお気をつけください。

ちなみにこのような企業博物館は墨田区内に多くあることから、墨田区は「すみだ5つの博物館めぐり」と銘打って推しています。下部関連MEMOに別記事という形で紹介しておりますので、ぜひ東武博物館と併せて訪れてみてください。

では気をつけていってらっしゃいませ〜

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/10/26 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -