岡本太郎の永遠の名作「太陽の塔」はいつ見ても古さを感じない、ユニークな野外オブジェです。かつて大阪万国博覧会が開催された関西の北に位置する北摂に広がる万博記念公園に悠然とそびえています。中央ゲートに向かう道すがらやモノレールの中からも見え、ゲートをくぐれば両手を開き、「さぁ、いらっしゃい」とでもいわんばかりに出迎えてくれます。
太陽の塔はどこから見ても飽きない楽しいオブジェです。この足下に広がる広大な芝の公園は手入れが行き届き、とてもきれい。太陽の塔のお膝元には四季折々の日本の自然が楽しめる「日本庭園」や里山を演出する「自然文化園」があります。春の桜の名所。夏はハスの鑑賞会が早朝から行われ、秋は紅葉に色づく景色も見られます。ウォーキングや木陰の読書、ちょっとしたスポーツをして一日中楽しめます。
「自然文化園」内は、こんなに豊かな緑の苑があります。日がな一日、太陽と緑と戯れる人たちで休日は賑わいます。野外コンサートなど、さまざまなイベントも。人の少ない平日に、のんびりと癒しのひとときを過ごすのもおすすめ。
木陰に設置されたベンチに座って、目の前に広がる緑を眺めていたら、積もり積もった疲れも消えていきそうです。
自然文化園内には、空中をお散歩できる「ソラード」という施設があります。歩きながら木々を上から眺めるのもなかなか楽しいものです。所々に木についての解説もあります。ふか〜い森の中を歩くのは気持ちのいいものです。
万博記念公園内で見逃せないのは「国立民族博物館」、そして「日本民芸館」です。通称「みんぱく」では、世界中の民族に関する研究と展示を行っている研究機関で、日常の展示も見応えがありますが、定期的に開催される企画展がとてもユニークです。おそらく、これだけの規模で文化人類学的な展示を行っているのは、日本全国でここだけではないでしょうか?
同時開催されるワークショップも珍しいテーマのものが多く、旅好き、あるいは異文化に興味のある人には見逃せないものでしょう。みんぱくに併設されているレストランでは、さまざまな国のエスニックランチが楽しめます。
イベントのチェックはホームページで。
自然を満喫して、知的好奇心も満たされる・・・それが現代の万博記念公園です。
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