塩原温泉・驚愕のご当地グルメ!絶品「スープ入り焼きそば」から秘伝「甚五焼き」まで

塩原温泉・驚愕のご当地グルメ!絶品「スープ入り焼きそば」から秘伝「甚五焼き」まで

更新日:2017/07/02 21:14

フルリーナ YOCのプロフィール写真 フルリーナ YOC 絶景・感動探究家、旅する音楽講師
栃木が誇る名湯・塩原温泉。その塩原は<ご当地グルメ>の宝庫って知っていますか?テレビでも紹介され大ブレイク中の「スープ入り焼きそば」・塩原名店の味自慢「とて焼き」・塩原秘伝の味「甚五焼き」・高原野菜たっぷりの「母手寿」等々、塩原でしか食べられない絶品のご当地グルメがひしめきます。名水と新鮮野菜を使い、オリジナリティー溢れる塩原<ご当地グルメ>。一度ハマったらリピ必至の魅力を一挙ご紹介します!

大ブレイク中!塩原名物「スープ入り焼きそば」はスープの七変化がたまらない

大ブレイク中!塩原名物「スープ入り焼きそば」はスープの七変化がたまらない

写真:フルリーナ YOC

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塩原のご当地グルメと言えば全国にその名を轟かす「スープ入り焼きそば」。<釜彦><こばや食堂>の両横綱を筆頭に<かんろの郷 水車><森林の駅レストラン>などが続きます。

塩原温泉で50年以上も愛されている、この「スープ入り焼きそば」。コクのある醤油味のラーメンスープとソース味の焼きそばがドッキング!焼きそばのソース味がしだいに醤油スープと溶け込んで味が七変化していきます。それってホントに美味しいの?とツッコミたくなる取り合わせですが、食べてみるとハマってしまう「スープ入り焼きそば」。ぜひその美味しさを確かめに行ってみて下さい。
(写真は、こばや食堂のスープ入り焼きそばです)

ジウネと炭火の香ばしさ!塩原秘伝の味「甚五焼き」を食べるべし

ジウネと炭火の香ばしさ!塩原秘伝の味「甚五焼き」を食べるべし

写真:フルリーナ YOC

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上塩原地区の住民は昔、春から秋は農業、冬には林業で生計を立てていました。原生林に囲まれた山の中での仕事は、いつも危険と隣り合わせ。人々は山の神の怒りを恐れ、身の安全を祈願しました。ことに旧暦の2月7日と11月7日の山の神の祭礼の日には、上塩原の家庭では炉端で甚五と岩魚を串焼きし、つるしの大鍋で煮しめを作り、家内安全と無病息災を祈りました。

甚五とは、半分潰した白米で三角のおにぎり(山の形)を作り竹串に刺し、自家製ジウネ味噌をたっぷりつけて焼き上げたもの。ジウネとはエゴマのこと。「これを食べれば十年長生きする」ということから「ジウネ」と呼ばれるようになりました。

上塩原伝統の甚五焼きを作る家は囲炉裏と共に激減。今では上塩原<みやじま釣堀園>のみが提供しています。囲炉裏でパチパチと真っ赤に燃える炭もご主人が焼いた炭。フワフワのおにぎりの上でこんがりと焼かれたジウネの香りがたまりません。池から上げたての鱒をその場でさばいて作る鱒の串焼きも絶品ですので、ぜひご一緒に食べてみて下さいね。

高原野菜がシャッキシャキ!お好み焼きでもピザでもない「母手寿」とは?

高原野菜がシャッキシャキ!お好み焼きでもピザでもない「母手寿」とは?

写真:フルリーナ YOC

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上塩原地区の日帰り温泉施設「華の湯」は、地元の人々にも愛される市営の温泉センター。その温泉センター内の軽食“味遊び 母手寿(ぼてじゅ)”の「母手寿」も、塩原の人々に長年愛され続けている塩原のソウルフードの一つ。

この「母手寿」は実は、シェフのお母さんが子供の頃焼いてくれたお菓子をアレンジしたもの。小麦粉でケーキ生地を作り、そこに塩原名産の高原野菜を入れ、とろけるチーズをかけて焼きあげます。仕上げはマヨネーズとソースなのですが、これもシェフの手作り。マヨネーズは新鮮な那須の卵、オリーブオイルなどを使って作ります。

そして一見普通に見えるソースも赤ワイン・白ワイン・バルサミコを使って作るシェフオリジナルの味。上にかけられたトマトソースもシェフお手製。甘味のある生地はフワフワ、中のキャベツと舞茸はシャキシャキ、かけられたチーズとマヨネーズがトロトロ。そして火を通してもシャキシャキ感が無くならない、塩原の高原野菜にも驚き!「母手寿」セットについてくる高原野菜のサラダも美味しくおススメです。

塩原の新しいご当地グルメ「とて焼き」!遊び心満載&名店の本気

塩原の新しいご当地グルメ「とて焼き」!遊び心満載&名店の本気

写真:フルリーナ YOC

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2011年に起きた東日本大震災。暗雲立ち込めるその中で、塩原の菓子工業組合の青年たちは、なんとか塩原を元気にしたいと思っていました。そして考え出されたのが「とて焼き」。温泉に来たお客さんが、街で気軽に食べ歩ける「とて焼き」はテレビでも話題となり、今やとて焼き目当てに塩原を訪れる旅行者も増えています。

その魅力は、塩原の名店が生みだすオリジナリティー溢れる具材。こちらの「とて焼き」は蕎麦の名店“多助そば 湯津上屋”の<そば舞カレーとて>。そばに舞茸の天ぷらという王道の具材にスパイシーなカレーと鶏肉を合わせた驚きの取り合わせ…だけど美味しい!

「とて焼き」はこの他にも、イクラやマグロを巻いた寿司を“とて生地”で巻いた“幸楽寿司”の<寿司とて>や、ホウレンソウの羊羹と〇〇(ヒミツ…食べてからのお楽しみ)を巻いた“美由堂”の<ホウレンソウとて>など、驚きの美味しい「とて焼き」がいっぱいです!

塩原と言えば「高原大根&高原野菜」!厳しい寒さが育む甘味が美味しい

塩原と言えば「高原大根&高原野菜」!厳しい寒さが育む甘味が美味しい

写真:フルリーナ YOC

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塩原と言えば「高原大根」と「高原野菜」。塩原の名水と寒暖差の大きい気候が育む大根は、甘みと辛みのバランスが抜群です。多くの塩原の温泉旅館やホテルでは高原大根や高原野菜を使った夕食を提供しますが、殊に大根の季節には、お食事処でも高原大根メニューを楽しめます。

“カフェレストラン洋燈”では「塩原高原大根ランチセット」、“延四郎”では「塩原大根の天ぷら2種と大根もち天ざるそば」、“蕎麦 石心”では大根おろしが乗った「那須の白雪そば」「高原野菜蕎麦」、そば処“遊蕎”では「おろし蕎麦」などが楽しめます。高原大根のシーズンは秋!秋に行く方はぜひお試しを!

写真は“遊蕎”の「おろし蕎麦」(左)、と「ゆばとろ蕎麦」(右)。大根そばは、大根おろしの辛みが蕎麦の美味しさをキリリとひきしめます。また“遊蕎”では夏限定で、レモンの皮を蕎麦に練り込む「レモン蕎麦」なる不思議で美味しい蕎麦も登場します。

塩原のご当地グルメはまだまだ進化中

いかがでしたか。栃木・塩原温泉の大胆で個性的な「ご当地グルメ」の数々。塩原は「高原野菜」のみならず、お隣那須町の乳製品など美味しい食材の宝庫。そして心優しい好奇心旺盛な塩原の人達が、塩原の「ご当地グルメ」をさらに進化させています。

そして塩原温泉は何といっても、多種多様な源泉が約150か所以上もある良質の温泉。また美肌を作るメタケイ酸も豊富に含まれているので、湯上りお肌もツルツル。冬はハンターマウンテンやエーデルワイススキー場も近く、スキーの後の温泉にも最適の位置にあります。雪見温泉も素敵なので冬の訪問もおススメです。ぜひ塩原ご当地グルメと一緒にお楽しみくださいね。
それでは皆さん、美味しい旅を!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/19−2016/10/03 訪問

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