"たらポッキ"って何ですか?青森の秘湯「たらポッキ温泉」

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"たらポッキ"って何ですか?青森の秘湯「たらポッキ温泉」

"たらポッキ"って何ですか?青森の秘湯「たらポッキ温泉」

更新日:2016/11/14 09:46

八岳木 流泉のプロフィール写真 八岳木 流泉 温泉ライター

鹿児島の「さくらさくら温泉」や山梨の「トータス温泉」など、全国各地にユニークな名前の温泉は多くあります。そのなか、ひと際面白いのは青森県の「たらポッキ温泉」。果たしてどんな温泉なのか。旅してみれば、な〜んだとなる、体の内外で美味しい結果が待っています。

看板に踊る"たらポッキ"

看板に踊る"たらポッキ"

写真:八岳木 流泉

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たらポッキ温泉が存在するのは、青森県中央部に位置する青森市。賑わう市の中心部まで数キロの場所で、1984年から営業をしています。

立地上は、周囲を山々とする静かなところです。車で行く場合は、東北自動車道の「青森」インターから国道7号線に乗り、県道247号に折れ、南下すれば着きます。あるいは、同自動車道「浪岡」インターから国道7号、県道247号を北上しても良いです。電車で行く際は、JR奥羽本線の「鶴ヶ坂」駅下車。徒歩10分ほどで到着します。たらポッキ温泉の文字が大きく示されていますので、迷うことはないでしょう。

たらポッキ温泉の付近には、かつて鶴ヶ坂温泉と言われる温泉場が存在していました。鶴ヶ坂が廃業したあと、たらポッキ温泉が開湯したわけです。形式としては日帰り施設ですが、いわゆる地域の公衆浴場風情です。

鄙びた浴場

鄙びた浴場

写真:八岳木 流泉

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たらポッキ温泉へいよいよ入ります。浴室は男女別の内湯がひとつずつ。早速受付をと思えど、係の人が誰もいません。聞けば、浴室のカランが壊れてお湯が噴き出していて、直しに行っているのだとか。そのあたりの鄙びた空気感も微笑ましいところです。

浴槽はタイル張りで、大浴槽と小浴槽の2つに分かれています。洗い場は浴槽を囲む形で備わり、シャワーも用意されています。白鳥などが写った不思議なパネル画が壁に張られて、シブさを大いに醸しています。

たらポッキ温泉は、地元の食品会社「三幸食品」が経営するもの。工業用水を掘ろうとしていたら、温泉が出て、そのまま開放という流れだということです。

日帰り入浴の営業は午前9時から午後10時まで。料金はひとり420円です。

お湯はザバザバ掛け流し

お湯はザバザバ掛け流し

写真:八岳木 流泉

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泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。少し熱めで黄色味を帯びる良泉です。中央にある湯口から源泉がザバザバと出て、夏場は加水されていますが、それ以外はそのまま掛け流されています。ここではシャワーやカランから出るお湯も源泉です。

源泉口にはコップも置かれ、飲用が可能。飲んでも特にクセは無く、抵抗感がありません。

非常に気持ち良く入っていますが、肝心の"たらポッキ"はまだ正体不明。仕方がないので地元の方に聞いてみました。

お菓子の名前"たらポッキ"

お菓子の名前"たらポッキ"

写真:八岳木 流泉

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たらポッキは、経営母体、三幸食品の目玉商品である珍味の名前でした。チーズを干したタラで挟む、いわゆる「チー鱈」、「チーズ鱈」と呼ばれるものです。三幸食品のたらポッキは、日本で初めてのチー鱈。非常に歴史の深いものなのです。

不思議な名前のたらポッキ。由来を知ってしまえば、商品名というわけです。同温泉には休憩室も設けられていて、売店にはもちろんたらポッキ。お湯に浸かって体の外を温めて、源泉を飲んで内部も浄化。そして仕上げのたらポッキ。一度の旅で三回美味しい、たらポッキへ出かけませんか。

どこかシュールな"たらポッキ"

ユニークな名のたらポッキ温泉。名前の響きから浴室の雰囲気。そして珍味たらポッキの装丁まで、どこかシュールな存在感が漂っています。しかし一度味わったなら、これがなかなかクセになる。耳から離れない"たらポッキ温泉"へ一度旅してみてください。

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