湧き水があふれる城下町・島原市〜城下町を散策して具雑煮に舌鼓〜

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湧き水があふれる城下町・島原市〜城下町を散策して具雑煮に舌鼓〜

湧き水があふれる城下町・島原市〜城下町を散策して具雑煮に舌鼓〜

更新日:2016/11/21 09:46

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門

長崎県島原半島にある島原市は、市内随所から雲仙山系に涵養された水が日量22万トンも湧き出る「水の都」と呼ばれ、この湧水に鯉を放流して「鯉が泳ぐ町」となっています。町のシンボルが島原城で、高さ35メートルの天守閣は圧巻です。城の西側にある武家屋敷通りは江戸時代の風情を今も残し武家屋敷が無料で公開されています。鯉が泳ぐ町並みや武家屋敷通りを散策し、名物の具雑煮が愉しめる島原城下町を紹介します。

青空にそびえ立つ真っ白な島原城

青空にそびえ立つ真っ白な島原城

写真:肥後 球磨門

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長崎県島原市は長崎自動車道諫早(いさはや)ICからおよそ1時間の場所にあり、有明海を臨む雲仙岳の麓に位置する城下町です。島原城下町のシンボルは、築城以来250年の歴史を島原の町とともに歩んできた島原城で、青空に白くそびえたつ高さ35メートルの天守閣は圧巻です。

現在ある天守閣は、藩の日記や記録を元にして昭和39年(1964年)に復元されたもので、内部はキリシタン史料や民俗史料などが展示されています。最上階の展望所からは美しい有明海や対岸の熊本を望むことができるので、素晴らしい景色を堪能してみてはいかがでしょうか。

また、島原城では忍者や武士に変身できる衣装が無料で貸し出されているので、衣装に身を包み旅の思い出にするのもおススメです。

武士がひょっこり姿を現しそうな武家屋敷通り

武士がひょっこり姿を現しそうな武家屋敷通り

写真:肥後 球磨門

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島原城から西へ5分ほど歩くと江戸時代の風情を今も残す武家屋敷通りがあり、山本邸、篠塚邸、鳥田邸の3軒の屋敷が無料で一般公開されています。屋敷内には、当時の装束に身をまとった老若男女の等身大の人形が置かれていて、屋内に入った瞬間あまりにもリアルな光景にビックリするでしょう。それと同時に江戸時代にタイムスリップしたような錯覚に陥ります。

道幅5.6m、全長約406mの通りの中央には豊かな湧水を引いた水路があります。当時は生活用水として大切に守られてきたもの。舗装されていない長く続く通りと、そこに残る水路を見ていると、屋敷の中から武士がひょっこり水を汲みに姿を現してきそうな気分になります。

江戸の風情を十分感じることができる武家屋敷通りは、島原城下町散策には外せないおススメの場所です。

鯉の泳ぐ町 島原

鯉の泳ぐ町 島原

写真:肥後 球磨門

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雲仙山系に涵養された豊富な水が市内各所から湧き出ている島原市は、古くから「水の都」と呼ばれています。その水量はなんと1日に22万トン。湧水は「島原湧水群」として、昭和60年(1985)に環境省(当時の環境庁)から「全国名水百選」に選定されました。

市内の新町一体は地面を50cm掘るだけで湧き水が出てくるという地域で、湧水量は1日1万トンにもなります。この湧き水を利用し1000匹以上の錦鯉が放流され、散策する者の目を楽しませてくれています。

無料休憩所の「しまばら湧水館」は建物の一部が池の水面上に建っていて、室内から足下を泳ぐ鯉を鑑賞できるように床が透明になっています。町歩きの途中に小休止するには絶好のおススメ癒しスペースです。

湧水館では、島原の名産品の販売や島原名物「かんざらし」の手づくり体験も行なわれているので、時間に余裕があれば体験してみてはいかがでしょうか。

水屋敷と呼ばれる四明荘は癒しのスポット

水屋敷と呼ばれる四明荘は癒しのスポット

写真:肥後 球磨門

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「鯉の泳ぐまち」には、日量1000トンの水が湧き出る池を庭に3つ持ち、水屋敷として親しまれている「四明荘」があります。明治後期に建築された建物で、東西南北の四方とも眺望に優れていることから「四明荘」という名がつきました。

こんこんと澄んだ水が湧き出る湧水池には鯉が泳ぎ、池を囲む松や紅葉などの植栽が見るものを魅了する庭園の、湧水を活かした庭園文化が評価され、平成26年(2014年)国の登録有形文化財に登録されました。

四明荘は、座敷に上がって美しい庭園を観賞できます。美味しいお茶のサービスがあるので、縁側でお茶をいただきながら湧水庭園を眺めつつ、ゆっくりと流れる邸内での時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。ただただ静かな空間が広がるおススメのスポットです。

ボリュームたっぷりの島原名物「具雑煮」

ボリュームたっぷりの島原名物「具雑煮」

写真:肥後 球磨門

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島原には「具雑煮(ぐぞうに)」という独特の雑煮があり、人気の食べ物となっています。具雑煮の始まりは、島原の乱のときに原城に立て篭もった天草四郎率いる一揆軍が、兵糧として蓄えていた餅を山海の具材と一緒に炊いて食べたのが始まりと云われています。

写真は一揆軍が食べた雑煮を参考にして生み出したと伝わる「姫松屋」の具雑煮。野菜やアナゴなど、11種類の具材の入った出汁を餅が覆い隠しているボリュームたっぷりの雑煮です。いろいろな具材からうまみが溶け出している出汁は最後まで飽きずに飲み干せ、ついついおかわりしたくなるおススメの島原名物です。

具雑煮のほかに、島原には「かんざらし」という名物があります。白玉粉で作った小さな団子を湧水で冷やし、蜂蜜等で作った特製の蜜をかけたスイーツで、上品な甘さが病みつきになる郷土の味です。具雑煮を食べた後のデザートにいかがでしょうか。

歴史と湧水の町島原を散策してみませんか

島原市は、60ヶ所以上の地点から合計で日量22万トンもの湧水があふれる「水の都」。湧水を利用して鯉を泳がせ、郷土のスイーツ「かんざらし」を生み出した町です。
江戸時代の風情を色濃く残す武家屋敷や、城の建築によって島原の乱が起こったといわれる島原城を見学し、島原名物「具雑煮」に舌鼓を打ってはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/26 訪問

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