写真:市川 芽久美
地図を見るエクアドルのアンデス山脈、最高峰は標高6310mのチンボラソ山(El Chimborazo)。この山は19世紀はじめまで、世界で一番高い山とされていたんですよ。というのも、地球は正確な球体ではなく赤道を中心に楕円形に膨らんでいるため、赤道に近いこの山の山頂は、地球の中心から最も距離が離れてるからなんです。
現在でも、地球の中心から計れば世界一。登山家憧れの山でもあります。そんな山を望む山麓あるのが、今回ご紹介する「チンボラソ・星のロッジ(Lodge Estrella del Chimborazo)」です。
写真:市川 芽久美
地図を見るこのロッジは、チンボラソ山を含む国立公園の中にあり、山の中腹にある山小屋を除けば、一般に宿泊できる唯一のロッジです。オーナーはエクアドル人登山家のマルコ・クルス(Marco Cruz)氏。地元の火山から採れた石などを使い丁寧に造られたロッジの室内には、歴史的な登山家達の写真やサイン、古い登山道具やカメラなどが飾られ、まるで博物館のようです。
写真:市川 芽久美
地図を見る各所に暖炉があるせいもありますが、山関連のグッズや写真で埋め尽くされた装飾、山の動植物などが手書きで描かれた木製のお皿など、すべてが温かいぬくもりで、オーナーの山を愛する気持ちが伝わってきます。
このロッジは、1泊2食付き。夜は窓から満点の星空を眺めながら、その日の宿泊者みんなで夕食を楽しみましょう。この付近で採れた川魚やお肉、キヌアのスープなどエクアドルのアンデス料理が並びます。
朝、日が昇ると同時に眼が覚めると、目の前にはドン!っと雄大なチンボラソ山の姿が!部屋にカーテンがないのも納得です。
朝食は、卵料理とストーブの上に置かれたコーヒーやパン。いつでも温かいままいただけますよ。いたってシンプルなメニューですが、野生のリャマやコリブリ(ハチドリ)も顔を出し、なんとも素敵な朝食タイムを満喫できます。
写真:市川 芽久美
地図を見る登山やトレッキングのお客さんも多く、オーナーで登山家のマルコさん自ら技術をレクチャーしたり、この辺りの自然について説明してくれます。そして翌日は、本格的にチンボラソ登頂を目指す人、アンデスの自然散策に出かける人、それぞれは様々な形でチンボラソを楽しみます。
写真:市川 芽久美
地図を見るチンボラソ登山口までは、このロッジから車で約20分程。雄大な山の姿を見てもう少し登ってみたくなった方は、是非車で行ける第一の山小屋「ウィンパー」まで行かれてみてはいかがでしょうか。その道中、多くの野生のビクーニャ(写真)に出会えますよ。
そして、ウィンパー山小屋についたら、そこはもう標高4800m!富士山より遥かに高い場所に立っていることになります。
エクアドルの美しい自然と文化を感じながらエクアドル・アンデスならではの素敵なロッジに宿泊。是非かけがえのない贅沢な時間をすごしてみてはいかがでしょうか。
エクアドルの玄関口キトからでも、グアヤキルからからでも車で約4時間程の場所にあるこちらのロッジ。道中は、原住民インディヘナの人々のコミュニティーや、農家や田園風景が広がります。リャマやロバが荷物を運んでいる姿や、羊や馬、豚や牛などが放牧されている景色などが見られ、とてものどか。都会に住む人にとってはとてもより贅沢な時間に感じることでしょう。
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(2023/12/10更新)
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