写真:ShinYah シンヤ
地図を見るショパン博物館は、ポーランドの首都ワルシャワの歴史地区(旧市街)から南へおよそ1.5kmの所にあって、この辺りは「国立ショパン研究所」や世界屈指の名門音楽大学「ショパンアカデミー」がある、まさにショパンの街!周辺には楽器を持って歩く学生の姿が見られる他、ショパンアカデミーの隣にある公園を散歩していると建物の窓から学生達が熱心に練習するピアノの音が聴こえてきます。
また、ショパン博物館から歩道橋を挟んだ向かい側に建つアパートの壁には巨大な壁面アートがあって、特に写真右側の建物にはピアノを弾くショパンの姿とその関係者が描かれた何ともユニークな作品。これはショパンのワルシャワ在住200周年を記念して、ポーランドの漫画家をはじめとする世界中のアーティストによって描かれたコラージュ作品で、この街のシンボルとなっています。
音楽と美術が織り成す芸術の街は、気ままな散歩にも最適です!
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るショパン博物館の建物は、真っ白な壁面と赤い屋根が特徴の西洋建築。元々この建物は、ポーランド・リトアニア共和国の貴族Janusz Ostrogski(ヤヌシュ・オストログスキー)が16世紀から17世紀にかけて建てた宮殿で、惜しくも第二次世界大戦中に焼失してしまいましたが、1954年に再建されました。
再建から半世紀以上経つものの、2010年にショパン生誕200周年を記念してリニューアルオープンした事によって、外壁なども真新しく生まれ変わりました。地上3階とコンパクトながら、歴史あるバロック建築と新古典主義建築を融合させた白亜の城は美しく、見る者を魅了します。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る2010年の改装後、ショパン博物館はデジタル技術を駆使したハイテクな博物館に生まれ変わりました!入場の受付を済ませると、チケットとして渡されるのは一枚のICカード。これを館内の様々な所にあるセンサーにかざすと、そこからショパンの音楽や映像が流れるという何ともユニークな仕掛けが多数用意されています。
ショパンに関する資料の充実ぶりは世界一!7000点ものコレクションの中には、ショパンが生前に弾いていたとされるプレイエル製のグランドピアノやデスマスク、またショパンの手をかたどった銅像など、ここでしか見られない貴重な資料が盛り沢山です!
また、この博物館では音遊びも充実!マークの上に乗ると音が鳴り、それを複数人でやると合奏が出来るアトラクションがある等、ショパンの音楽にあまり馴染みの無い方でも十分に楽しめる施設となっています。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るショパン博物館では、館内の混雑緩和を目的として1時間ごとに入場者の人数制限を設けています。入場は予約優先となる為、特に繁忙期の滞在でショパン博物館を訪れる際には、事前の予約がベターです。
予約はショパン博物館の公式HPから行うか、同HPに記載のメールアドレスに希望の日時や人数などを英語で送信すると、数日中に返事をもらう事が出来ます。訪問当日は、メインエントランスより一つ下の階にあるチケットセンターで名前を伝えればOK。短いワルシャワでの滞在期間を有効活用する為に、是非とも日本にいる間に事前予約する事をおススメします。
ショパン博物館は基本的に年中無休ですが、場合によっては館内改装などの理由によって長期間休業する事もありますので、訪問前には必ずHPで開館情報をチェックする様にして下さい。
アートな街のハイテクミュージアム「ショパン博物館」へ、皆さんも是非訪れてみて下さい。
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この記事を書いたナビゲーター
ShinYah シンヤ
作曲・編曲活動の傍ら、音楽業界に関する独自の見解や、自らの旅行記をブログに綴っています。創作ネタの調達に時々海外へ出かけて行くと、そこには一つの価値観に捉われない多種多様な概念があって、いつも自らの視…
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