水仙の咲く冬の里山へ!千葉県南房総市「とみやま水仙遊歩道」

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水仙の咲く冬の里山へ!千葉県南房総市「とみやま水仙遊歩道」

水仙の咲く冬の里山へ!千葉県南房総市「とみやま水仙遊歩道」

更新日:2016/11/10 19:06

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨

房総半島の南端に近い南房総市、富山地区に「とみやま水仙遊歩道」という散策コースが設けられています。長閑な里山風景の中、丘の斜面や尾根道を辿るルート沿いに水仙が植えられ、1月から2月にかけて美しい景観を見せてくれます。郷愁を誘われるような風景に、ひととき街の喧噪を忘れることができますよ。「とみやま水仙遊歩道」の風景をご紹介しましょう。

遊歩道へ向かう道は長閑な里山風景

遊歩道へ向かう道は長閑な里山風景

写真:沢原 馨

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「とみやま水仙遊歩道」は南房総市の西部、かつての富山町(平成18年に近隣の町村と合併して南房総市が発足)に位置しています。鉄道ならJR内房線の岩井駅、車なら「道の駅富楽里とみやま」を拠点に訪ねるといいでしょう。

遊歩道へ向かう道は長閑な里山風景の中を辿っています。「道の駅富楽里とみやま」から歩くと20分ほど、岩井駅からは30分ほどかかりますが、道沿いの風景を楽しみながら歩けば退屈することはありません。遊歩道まで県道を歩きますが、車の通行はあまりなく、のんびりと散策を楽しむことができます。

郷愁を誘われる、丘へ登る道

郷愁を誘われる、丘へ登る道

写真:沢原 馨

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「とみやま水仙遊歩道」は「入口」と「出口」が定められています。道の狭いところがあり、民家の脇を抜けるところもあるので、こうした措置がとられているのでしょう。入口には案内板が設けられています。見落とさないように注意しましょう。

「入口」から丘へと小径を上っていきます。案内板が無ければ「本当にこの道でいいの?」と思ってしまうような素朴な佇まいが素敵です。そう、まるで“田舎のおばあちゃんちの裏山”というイメージです。田舎育ちの人なら懐かしさを、そうでなくても不思議に郷愁を誘われる風景です。きんと冷えた空気の中、どこからかモズの声が聞こえてきたりもします。そんな冬の里山の風情を楽しみながら歩きましょう。

小径を辿ってゆくと、やがて尾根道へ出ます。道標が設けられていますので、迷うことはありません。尾根道の脇の林には水仙が植えられています。水仙は例年12月の末くらいから咲き始め、1月の半ば頃から見頃になります。里山風景の中に咲く水仙もなかなか味わいのあるものですよ。

展望所から望む岩井の町と東京湾

展望所から望む岩井の町と東京湾

写真:沢原 馨

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尾根道を辿ってゆくと、「展望所」を指し示す案内に気付きます。案内に従って小径を抜けると、丘の上の展望所に抜け出ます。

展望所からは西に視界が開けています。眼下には岩井駅周辺に広がる岩井地区の町並みや岩井海岸の景観を見下ろし、その向こうには東京湾が広がっています。さらに東京湾の向こうにはうっすらと大島や伊豆半島のシルエットが見えています。なかなか素晴らしい眺めです。

展望所には四阿も設けられていますので、ひとときのんびりと眺めを楽しみながら時を過ごすのもお勧めです。お弁当やサンドイッチなどを持参して、この展望所でランチタイムというのも素敵です。

水仙に包まれて下る坂道

水仙に包まれて下る坂道

写真:沢原 馨

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展望所から、遊歩道は鬱蒼とした林の中を縫うように坂を下っていきます。“山道”というべき、野趣に富んだ小径です。その坂道にも水仙が植えられています。南に面した斜面を下るので、逆光となった日差しを浴びて水仙の花がきらきらと輝いて見えます。何とも美しい光景です。

ただでさえ狭い山道ですが、水仙が咲いているので、歩けるところはさらに狭くなっています。誤って水仙を踏んでしまわないように、注意して下りましょう。下りてゆくほどに水仙の咲く風景は表情を変えて楽しませてくれます。時間をかけてゆっくりと歩き、その景観を存分に楽しんでいきたいものです。

里山の道では思わぬ出会いも

里山の道では思わぬ出会いも

写真:沢原 馨

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丘を辿る道を歩いていると、道脇の茂みから何やらガサガサと音が聞こえることがあります。目を凝らしてみると、そこには野鳥の姿が。何という名の鳥でしょう。「少しは野鳥のことにも詳しくなっておきたいなぁ」などと思ってしまう瞬間ですね。こんな小さな出会いも、旅の楽しみのひとつ。必ず出会えるというわけではありませんが、それだけに出会えれば嬉しいひとときです。

水仙を楽しみながらの、冬の里山さんぽ旅

「とみやま水仙遊歩道」は、まったく「観光名所」的ではない、素朴な佇まいが最大の魅力。特に普段は街に暮らしているという人にお勧めのところです。住んでいるのも働いているのも街の中、混んだ電車で通勤、たまには人の居ない静かなところに行ってみたい、そんな人にはお勧めの里山散歩です。冬枯れの里山風景は少し殺風景ですが、それだけに彩りを添える水仙が魅力的です。

日々の喧噪を忘れて、ひととき冬の里山を歩く。いかがですか。「道の駅富楽里とみやま」に「とみやま水仙遊歩道」の案内マップが用意されていますから、貰っておくと便利です。「とみやま水仙遊歩道」を楽しんだ後は、房総をさらに南へ下って、早い春を見つけに行きましょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/02 訪問

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