写真:大宮 つる
地図を見るまず一つ目の見どころは、神社のシンボル的存在の鳥居です。こちらの鳥居は「大石鳥居」と呼ばれるもので、400年近い歴史を有しています。
写真:大宮 つる
地図を見る鳥居を改めて眺めてみると、「寛永十年癸酉四月十七日 厩橋侍従酒井雅楽頭源朝臣忠世」という文字が刻まれていることに気づきます。ここから分かることは、1633年に酒井忠世(=江戸幕府の老中・大老)によって奉納された、ということ。このような感じで、上野東照宮の境内にある奉納物(鳥居・灯籠)には、奉納者名・年月日などが刻印されていますので、眺めてみるのも面白いですよ。
なお、この大石鳥居ですが、基礎工事がしっかりなされていたため、1923年に発生した関東大震災時にビクともしなかったことで有名です。その当時の職人さんの技術に頭が下がりますね。
写真:大宮 つる
地図を見る大石鳥居、そして水舎門をくぐると、参道です。
表参道の脇には石の灯籠がずらっと立ち並んでおり、目を見張るものがあります。その数は200基以上! 大石鳥居と同様、奉納した年月日、奉納者などの情報が刻まれています。家康公が全国各地の大名から大きな崇敬を受けていたことがうかがい知れます。
写真:大宮 つる
地図を見るこちらの写真は、唐門近くの参道にある「銅灯籠」。こちらの銅灯籠も、諸大名が東照大権現(=家康公)霊前に奉納したもので、国指定重要文化財となっています。
写真:大宮 つる
地図を見る金色にきらめく「唐門」は、外国人にも人気の撮影スポットです。きらびやかなところに目が行きがちですが、唐門の必見ポイントはもう一つあります。
それはどこかと言うと、扉の左右を守る“昇り龍・降り龍”。こちらの昇り龍・降り龍は、「日光東照宮」の“眠り猫”など数多くの作品を残している名工・左甚五郎の彫刻なのです。
写真:大宮 つる
地図を見るちなみに、昇り龍・降り龍は外側(写真)だけでなく、内側にも彫刻があります。内側は上野東照宮を拝観しないと見られませんので、ぜひ中にも入ってみましょう。拝観料は大人500円、小学生200円です。
写真:大宮 つる
地図を見る上野東照宮の拝観入口から入り、目に飛び込んでくるのが、ご神木の大楠。幹の周囲は約8メートル、高さ約25メートルの巨木です。一目見て、その大きさに圧倒されます。
樹齢は600年を超えており、神社の創建(1627年)以前から歴史を見守り続ける存在です。歴史を感じつつ、いい気を頂くことにしましょう。
写真:大宮 つる
地図を見る上野東照宮の最大の見どころはなんと言っても、金色に煌めく社殿(国指定重要文化財)です。「これでもか!」というくらい金箔が沢山使われており、豪華絢爛なことから、“金色殿”とも呼ばれています。
現存している社殿は、三代将軍・家光公によって造り替えられたもの。戦争や震災などで焼失することもなく、今なお残る大変貴重な建造物です。平成の大修理を終え、新しくなった社殿が見られます。社殿のご祭神は家康公のほか、吉宗公、慶喜公もお祀りされています。
先に上野東照宮の社殿を紹介してしまいましたが、社殿脇にある“御狸様”こと「栄誉権現社」の参拝もお忘れずに! 他を抜く狸という縁起があることから、受験・就職など“必勝の神さま”として篤く崇敬されています。そのご利益もバツグン。落語家の林家三平師匠が『笑点』メンバーに決まったのは、「上野東照宮にお参りした効果」と語っているとか……!
以上、上野東照宮の見どころ・ご利益を紹介しましたが、いかがでしたか? 本文中では紹介できませんでしたが、このほかにも、社殿を取り囲む「透塀」、建造物の精巧な彫刻「お化け灯籠」などの見どころがあります。
家光公が贅を尽し、江戸のシンボルとした「上野東照宮」。江戸時代の面影を感じに足を運んでみませんか? そして、“必勝”のバツグンのご利益にあやかってみてくださいね!
住所:東京都台東区上野公園9-88
電話番号:03-3822-3455
アクセス:JR上野駅から徒歩9分
2020年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/10更新)
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