“本当にタダで良いんですか!?”マドリードの3大美術館が太っ腹すぎる!

“本当にタダで良いんですか!?”マドリードの3大美術館が太っ腹すぎる!

更新日:2018/07/30 10:43

浅井 みら野のプロフィール写真 浅井 みら野 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
スペイン・マドリードにある3大美術館「プラド美術館」、「ティッセン=ボルネミッサ美術館」、「ソフィア王立美術センター」。どの美術館も世界規模のコレクション数を誇り、できれば一日ごとにじっくり鑑賞したいものです。しかし実はこれらの美術館、特定の時間に訪れると驚くことに“入場料なし”で名画の数々を鑑賞できるんですよ!今回はその何度でも通いたくなる、嬉しい情報をご紹介します。

スペイン王家のコレクションが眠る「プラド美術館」

スペイン王家のコレクションが眠る「プラド美術館」

写真:浅井 みら野

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1819年にオープンし、毎年250万人以上が訪れる「プラド美術館(Museo Del Prado)」。16-17世紀を中心に時のスペイン王家が集めたコレクションが展示されています。スペインで活躍したエル・グレコの作品が多く展示されているのが特徴です。他にもフランシスコ・デ・ゴヤの作品「裸のマハ」や「着衣のマハ」があり、一度は見た方も多いはず。

■入場無料■
月曜-土曜 18:00-20:00
日曜・祝日 17:00-19:00
特別展は半額

光いっぱいに照らすカフェテリアもおすすめ

光いっぱいに照らすカフェテリアもおすすめ

写真:浅井 みら野

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プラド美術館は毎日無料で入れる時間を設けているのが特徴です。年3回以外に休館日がないのも時間が限られた旅行者にとっては嬉しいですよね。美術館中央部に設けられたミュージアムショップは、センスある雑貨やかわいいおみやげが販売され、多くの人が立ち寄ります。ほかにもスペイン風オムレツなどのスペイン料理を気楽に食べられるカフェテリアも人気な場所のひとつです(美術館閉館30分前までオープン)。

宮殿を改築した「ティッセン=ボルネミッサ美術館」

宮殿を改築した「ティッセン=ボルネミッサ美術館」

写真:浅井 みら野

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親子2代のコレクションが輝く「ティッセン=ボルネミッサ美術館(Museo de Arte Thyssen-Bornemisza)」は、プラド美術館から徒歩5分ほどの距離にあります。個人が保有するコレクション数は、1位の英国エリザベス女王に次ぐ数なのだから驚きですよね。宮殿を美術館用に改築したので、人が住んでいるような雰囲気が今も残っています。

■入場無料■
月曜 12:00-16:00
常設展のみ

4時間で見てまわるのに丁度よいサイズ

4時間で見てまわるのに丁度よいサイズ

写真:浅井 みら野

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サーモンピンクの壁が珍しいですが、ゆったりとした心地良い空間に感じられます。16-20世紀の作品が多く、宗教画からポップアートと幅広い作品を見ることができます。ほかにもフィンセント・ファン・ゴッホやクロード・モネなど印象派の作品が多く展示されているのも特徴です。フラッシュ撮影以外の写真撮影も許可されている太っ腹ぶりです。

近現代美術作品が待ちかまえる「ソフィア王妃芸術センター」

近現代美術作品が待ちかまえる「ソフィア王妃芸術センター」

写真:浅井 みら野

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最後はマドリード中央駅・アトーチャ駅のすぐ近くにある「ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)」です。近現代美術の展示が中心で、旧病院から改装された建物自体から既にスタイリッシュさが感じられます。建物周辺にも彫刻作品が点在してますので、ぜひ訪れた際は巡ってみてくださいね。一番有名な作品はパブロ・ピカソの「ゲルニカ」。予想以上に大きい実物と、モノトーンが出す迫力がすさまじい作品です。

■入場無料■
月曜-土曜日・祝日 19:00-21:00(火曜定休)
日曜 13:30-19:00
年4回ほど無料にする特定日あり

マドリード3大美術館を存分に堪能

誰もが芸術を楽しめるよう配慮された入場無料の設定。直前には大勢の方が美術館入り口に集まり始めますので、30分ほど前に到着されるのがおすすめです。世界レベルで有名な絵画を思う存分堪能できるチャンス。せっかくの美術館側の恩恵、ぜひ活用してくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/06/14−2015/06/15 訪問

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