台湾・関子嶺温泉の「景大渡假荘園」で泥湯三昧

台湾・関子嶺温泉の「景大渡假荘園」で泥湯三昧

更新日:2018/07/24 15:05

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
関子嶺温泉は台湾の四大温泉のうちの一つ。珍しい泥湯の温泉としても有名です。美肌効果もあると言われる温泉はドロドロではなくさらっとした浴感。泥状の沈殿物を顔や体に塗ってパックを楽しむことも可能です。
関子嶺温泉は様々な施設がありますが、今回おすすめする「景大渡假荘園」は泥湯はもちろん湯船の多さやお部屋でも泥湯を楽しめるお宿です。アクセスは嘉義から1時間ほどとやや不便ですがそれでも訪れる価値大です。

関子嶺温泉とは

関子嶺温泉とは

写真:しの

日本同様に温泉大国でもある台湾の中でも関子嶺温泉は台湾の四大温泉のうちのひとつ。台南市の山間にある泥湯の温泉です。
日本でも泥湯は別府など限られ、台湾でも珍しく希少価値の高い温泉です。
今回ご紹介するのは数ある温泉宿の中でも入浴施設が整い、お部屋でも泥湯が楽しめる「景大渡假荘園(ザ キングス ガーデン ヴィラ)」。外国の温泉施設に戸惑う方も多いかと思いますが、こちらは衛生状態なども心配なく利用できますのでおすすめです。

泥湯を堪能しましょう

泥湯を堪能しましょう

写真:しの

日本の温泉との大きな違いは水着を着用して男女混浴で入浴するということです。景大渡假荘園でも大浴場はやはり水着着用ですので家族一緒に堪能することも可能です。また、敷地内には内湯のみの男女別の裸スタイルのお風呂もあるので、日本風に楽しみたい方はそちらのご利用もお忘れなく。
さて、温泉は泥湯、漢方湯など種類も豊富なのもおすすめする理由のひとつ。温度も浴槽も様々で湯巡りが楽しめます。

泥湯を堪能しましょう

写真:しの

景大渡假荘園の泥湯は湯船に直接温泉として入っているのですが、ドロドロというよりさらさらしています。
粘着質の泥を顔や体に塗って泥パックをしたい方には、沈殿物がボールに溜めてあるのでこちらを体や顔に塗ってパックをして下さい。

泥湯以外の楽しみも!

泥湯以外の楽しみも!

写真:しの

関子嶺温泉といえばもちろん泥湯ですが、景大渡假荘園では泥湯以外の楽しみ方もあるのが魅力です。
屋外プールに屋内プール。屋内プールにはスイッチでオン・オフができる打たせ湯、ジェットバスが何本もありかなりの水圧で圧倒されます。子供も大人も大喜び。

泥湯以外の楽しみも!

写真:しの

他にもドクターフィッシュの足湯コーナーで角質を取ってもらったり、パーソナルタイプの温浴サウナや通常のサウナで体を芯から温めたっぷり汗をかいてデトックスをしたりなど楽しみは尽きません。

お部屋にも泥湯

お部屋にも泥湯

写真:しの

気になるお部屋は様々なタイプがあり、2人部屋、4人部屋、6人部屋があり大人数でも同じ部屋に宿泊できます。
離れのようなヴィラタイプやホテルタイプ、コテージタイプなど外観も内装も異なります。

お部屋にも泥湯

写真:しの

また最大の魅力は部屋の中でも泥湯が楽しめることです。
例えばコテージタイプのお部屋の場合は部屋に内庭がありそこに露天風呂があります。湯船は二つ。そのうち1つの湯船は蛇口をひねると泥湯、もう一方の湯船は水が出てくるようになっています。階段を上がるとテラスになっているので、ゆったりとお茶やお酒を飲んで寛ぐことができます。
お部屋はその後ろにあって、シャワールーム、トイレなどはもちろん完備です。

泥湯でリフレッシュした翌朝はたくさん朝食を召し上がれ

泥湯でリフレッシュした翌朝はたくさん朝食を召し上がれ

写真:しの

朝食はフロント前の食堂で頂きます。
窓からは木々の緑が豊かで明るく、爽やかな朝の空気が心地よいです。
メニューは日替わりですが、蒸しパン、肉まんやお粥などの台湾の定番もの、サラダ、フルーツの洋風の定番もの、筍や野菜のおかずなど一通りのものがあります。

泥湯でリフレッシュした翌朝はたくさん朝食を召し上がれ

写真:しの

朝食会場で人気があるのは、セルフヌードルコーナー。麺のタイプは卵麺と春雨の2種類。野菜などの具を麺と自分で茹でて、タレは自分で調合し、薬味であるネギや香菜をトッピングすればできあがりです。
あっさりしていますし、何杯でも食べられます。

最後に・・・

観光にグルメに魅力が満載の台湾では台北でも十分楽しむことができますが、時間をかけて地方をまわるとまた違った魅力に心躍るものです。関子嶺温泉もそんな素敵な魅力のある場所。温泉好きの方には特におすすめです。
今回ご紹介した「景大渡假荘園」は設備が整っており日本人観光客でも抵抗なくご利用頂けるホテルですが、反対にもっとローカルでディープな温泉をご希望される方は関子嶺に点在する施設にチャレンジしてみて下さい。

尚、関子嶺温泉へは台北や高雄から日帰りは厳しいのですが、日程的にどうしても日帰りを余儀なくされる場合は、高鉄(台湾新幹線)で嘉義まで行き、そこからタクシーで40〜50分が最短。もちろんお金はかかりますが、これなら日帰りが十分可能です。

他に台鉄・嘉義駅からバスを利用する場合、嘉義駅から徒歩5分のところにある嘉義客運バス停より1時間に1本のバスで1時間で関子嶺温泉に到着します。台鉄と高鉄の嘉義駅は本数は少なくないもののバスで30分ほど離れているので、それぞれの待ち時間も合わせて時間がかかることになります。また台鉄・新営駅からバスに乗り白河経由で関子嶺温泉に行く路線バスもあります。
高鉄やタクシー以外の公共の交通機関は安価なのでどこまで時間とお金のバランスをとるか検討しつつお出かけ下さい。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/16−2016/08/17 訪問

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