4種の館内湯巡りを堪能!会津・東山温泉「新滝」は全て源泉掛け流しの宿

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4種の館内湯巡りを堪能!会津・東山温泉「新滝」は全て源泉掛け流しの宿

4種の館内湯巡りを堪能!会津・東山温泉「新滝」は全て源泉掛け流しの宿

更新日:2016/12/10 08:20

二松 康紀のプロフィール写真 二松 康紀 ホテル旅館客室コンサルタント

会津若松市南東に位置する東山温泉の中でも、「くつろぎ宿 新滝」は歴史ある温泉旅館です。東山ダムから流れる湯川新水路沿い、メインの通りからこの川を橋で渡った先にあります。旅館内だけでも4種類の風呂があり、全て源泉掛け流し。それぞれに趣向の違う風呂は温泉好きにはたまりません。泉質は無色透明の硫酸塩泉、誰でも安心して入れる泉質で肌に抜けるお湯が特長です。また与謝野晶子や竹久夢二ゆかりの旅館でもあります。

会津若松駅からバスで15分、アクセスの良さと泉質が自慢

会津若松駅からバスで15分、アクセスの良さと泉質が自慢

写真:二松 康紀

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新滝の一番のおすすめは温泉。全てのお風呂が源泉掛け流しで、いつでもフレッシュな温泉が堪能できる点にあります。館内湯巡りのためにまずはロビーでチェックインの際に渡される「湯めぐりまっぷ」で、入浴の計画をたてましょう。たくさんある湯船は貸切の時間帯や男女の入れ替わりの時間帯が細かく分かれているので、チェックしておかないと、宿泊中に全て入れないこともあります。加えて姉妹館の温泉も利用できるので、最初の計画は必須です。

東山温泉は会津市街から近いので、会津若松駅などからのアクセスも簡単で楽。周遊バスは本数が多く、会津若松駅からは約15分で東山温泉駅バス停へ、そこから徒歩で3分ととても便利です。しかも雨や雪などの場合は東山温泉駅バス停まで迎えに来てくれるサービスもあるので安心です。

朝食の郷土料理ブッフェは都会では味わえない料理ばかり

朝食の郷土料理ブッフェは都会では味わえない料理ばかり

写真:二松 康紀

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新滝の料理は地元に根付いた和の郷土料理が中心です。ここでオススメしたいのが朝食。高級ホテルや街中のホテルの朝食ブッフェとはひと味違います。野菜中心で山菜もたくさん取り入れたメニューは体にしみる美味しさで、野菜を煮たもの、炒めたものなどが中心で素朴なものが多く、手間を惜しまず丁寧に作られた料理は嬉しい限りです。

朝食なのに地元の和風甘味も豊富で、ずんだ餅やしるこ、だんごなどもメニューにあります。普段はあまり食べない食材をたくさん頂ける朝食ブッフェ、美味しくてついついお腹いっぱい食べてしまうため、ダイエットしている方は要注意ですよ。

館内で湯巡りが楽しめる4種のお風呂は源泉掛け流し

館内で湯巡りが楽しめる4種のお風呂は源泉掛け流し

写真:二松 康紀

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お風呂は4種、全て源泉掛け流しという、最近の温泉旅館では少なくなってきた贅沢仕様。いつもフレッシュなお湯を堪能できるので、温泉本来のお湯を楽しめます。新滝のお風呂は古くは会津藩士にも親しまれ、かの土方歳三も療養中にここを訪れて逸話を残しているそうです。

またお風呂の中でも特に「千年の湯 岩風呂」は天然温泉の自噴岩盤をそのまま生かしていて、歴代藩公の湯でした。また土方歳三ゆかりの「猿の湯」は日本温泉遺産を守る会により「温泉遺産」にも認定されています。オススメはこの岩風呂の奥にある露天風呂。川のすぐ近くにあり、川音も大きく聞こえるので、まるで川の中の温泉にいるような感覚になります。姉妹館の「千代滝」のお風呂にも無料で行くことが出来るので、一つの旅館に宿泊して別の旅館の湯巡りもできるのは、東山温泉の中では姉妹館だけのサービスです。

純和風の部屋は手入れが行き届き、木の香りがほっとする空間

純和風の部屋は手入れが行き届き、木の香りがほっとする空間

写真:二松 康紀

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部屋は和室中心、古民家風の部屋が人気の一つですが、おすすめは数寄屋風の和室。川沿いで14.5畳もあり、明るく落ち着いた造りです。窓から見える川は老舗温泉旅館らしく、独特の風情を醸しだしてくれるので、広縁の椅子に座って眺めているだけで気持ちがほっとします。ゆったり過ごしたいならこの部屋です。

ベッドで寝たいという方のために洋風タイプも用意されています。和室に比べると若干狭いのですが、その分お得な金額設定、リーズナブルに宿泊したいカップルやビジネス用途で宿泊するならこちらがおすすめ。このタイプも和室と変わらない、川の眺望が望める部屋もあります。

そして嬉しいのは、地方の旅館ではまだまだ喫煙ルームも多い中、新滝で用意されている部屋は、全てのタイプで禁煙室が用意されていますので、部屋に残っている煙が苦手な方もこの旅館であれば禁煙ルームをリクエストすることも可能です。

竹久夢二ギャラリーで新滝でしか見られない美人画を堪能

竹久夢二ギャラリーで新滝でしか見られない美人画を堪能

写真:二松 康紀

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新滝のもう一つのおすすめポイントは、歴史上の人物が愛した旅館であること。ロビーフロアの一角に叙情詩人画家・竹久夢二の作品展示コーナーがあり、美人画など数点が展示されています。夢二は、明治44年、大正10年、昭和5年の三度、新滝に滞在。会津の女性や風景などを描き、多くの作品を残しています。

また明星派の浪漫主義歌人・与謝野晶子が明治44年8月に「新滝楼(現在の新滝)」に滞在。その後昭和11年に再訪した際に詠んだ一首「湯の川の 第一橋をわがこゆる 秋の夕のひがし山かな」が歌碑としてこの旅館に残っています。

これらの人物については、新滝のロビー階にあるライブラリーラウンジの資料や書籍で調べることが出来ます。もちろん閲覧は無料。ラウンジ内にある無料のドリンク類を片手に、のんびり歴史を紐解くのもこの旅館の楽しみ方です。

会津文化を十分楽しめる、本格派の温泉旅館

新滝は一言で言うと歴史に彩られ、そしてその歴史を大切にしている旅館です。源泉掛け流しの本物の温泉、文学の歴史、そして時代の移り変わりを肌で感じることが出来る会津でも数少ない温泉旅館。

また、主要観光スポットである会津武家屋敷や、併設されている会津歴史資料館も、旅館から徒歩15分ほどの場所にあり、会津の歴史についてさらに深く知ることが出来ます。お土産品も豊富に揃っているので、是非こちらにも足を延ばしてみてはいかがでしょう。

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