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写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る三英傑のモニュメントがあるのは、円頓寺商店街と円頓寺本町商店街の間にある「円頓寺」という交差点。地元で不動産会社を経営する時田一弘さんが、地元の役に立ちたいと日本美術専門学校(埼玉県伊奈町)に依頼し、彫刻科の学生たちが3ヶ月かけて制作した力作です。
2013年7月25日に行われた除幕式には、河村たかし名古屋市長、大村秀章愛知県知事、名古屋おもてなし武将隊も駆けつけて盛大に行われました。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る尾張国(愛知県西部)の古渡城主・織田信秀の嫡男として生まれ、天下統一を目指した織田信長。円頓寺交差点の北東角に、全身を金色に染められたド派手な姿で鉄砲を持って立っています。現存する肖像画は座っている姿が多いですが、信長を担当した学生さんが歴史史料を読み込み、信長らしい姿をイメージして制作したのだそうです。
織田信長に仕えて出世し、天下統一を果たした豊臣秀吉。大阪のイメージが強いですが、尾張国(愛知県西部)の下層民の出身だと言われている人物です。円頓寺交差点の南東角に、銀色に染められた神妙な顔で座っています。肖像画のイメージよりも、少し顔のしわが少なくて若さを感じますね。
三河国(愛知県東部)に生まれ、江戸幕府を開いた徳川家康。円頓寺交差点の北西角に、銅色のしかめ面で頬杖をついています。教科書などでよく見る家康像とはかなり違うので、これが徳川家康だとはわからない人も多いかもしれませんね。
これは名古屋市内の徳川美術館に所蔵されている「徳川家康三方ヶ原戦役画像」という肖像画が元。史料的な根拠はないのですが、「三方ヶ原での敗戦直後に自戒のためにこの肖像画を描かせた」という説が広まっています。
ちなみに信長が金、秀吉が銀、家康が銅というのは武将としての優劣ではなく、活躍した順番だそうです。
北東角の織田信長、南東角の豊臣秀吉、北西角の徳川家康。交差点ですから三英傑だけでは足りず、まだ南西角が残っています。
気になる4人目は、なんと水戸黄門。時代劇のイメージ通りのフルカラーはインパクトがあり、三英傑よりも人物を特定しやすいことにも思わず笑ってしまいます。
しかし、水戸黄門こと徳川光圀は徳川家康の孫にあたるものの、茨城県・水戸生まれの水戸藩主。全国を旅していたというのは創作で、実際に諸国を旅したという史実はありません。時代的に戦国武将でもないのになぜここに・・・?と戸惑いを感じずにはいられませんが、理由は単純。寄贈者の時田さんが好きだったからだそうです!
円頓寺交差点のモニュメント。4体を見るには交差点を一周しなければなりませんが、わかっていても「オチ」である水戸黄門様を最後にするのが最も楽しめる順番と言えるでしょう。円頓寺商店街への最寄り駅は地下鉄桜通線の国際センター駅ですが、2番出口を出て北上していくと豊臣秀吉像のある南東角です。そこからぐるりと左回りで見て行くのがおすすめですよ。
また、円頓寺商店街界隈は町おこしに成功して賑わっている注目のエリア。名古屋弁おみくじの引ける金刀比羅神社、老舗喫茶「西アサヒ」のタマゴサンド、歌舞伎エンターテイメントが楽しめるカブキカフェ「ナゴヤ座」など、魅力的なスポットが満載なので、名古屋に旅行するならチェックしておいてくださいね。
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