まるで博物館!ベトナム避暑地のコロニアル建築「ダラットパレスホテル」

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まるで博物館!ベトナム避暑地のコロニアル建築「ダラットパレスホテル」

まるで博物館!ベトナム避暑地のコロニアル建築「ダラットパレスホテル」

更新日:2016/11/21 18:21

二松 康紀のプロフィール写真 二松 康紀 ホテルルームライター、国内旅行業務取扱管理者、客室コンサルタント

ベトナム中南部に位置するラムドン省の高原の街、ダラット。ここにフレンチコロニアル様式の「ダラットパレスホテル(ダラットパレスヘリテイジホテル)」はあります。1922年「ランビアンパレスホテル」としてスタート。人造湖であるスアンフォーン湖を望む高台にあり、景色はとても美しく新婚旅行先としても人気です。部屋は天井が高く、ホテル内には調度品や絵画がたくさん飾ってあり、まるで博物館に宿泊しているようです。

ベトナムのダラットは日本の軽井沢と形容される高原リゾート

ベトナムのダラットは日本の軽井沢と形容される高原リゾート

写真:二松 康紀

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近年のベトナムリゾート開発は日本でも注目されていますが、ダナン、フーコック島などは知られていても、ダラットはまだあまり馴染みがないでしょう。ベトナムでは新婚旅行先としても人気のリゾートで、フランスが統治していた頃に作られた建物がいくつも点在し、起伏の大きい地形で湖もあり、とてもきれいな街並みが魅力の街。日本でいえば昔の軽井沢のような雰囲気があります。ダラットは生花や野菜栽培が有名で、日本にも輸出されています。またダラット産のコーヒー豆は、ベトナムコーヒーとして世界的にも有名です。

ダラットはベトナム南部のホーチミンから国内線で約50分。空港からはシャトルバスが出ていて、所要約50分でダラット中心部に到着します。ダラットパレスホテルはホテルなどが集まる中心部から少し離れたところにあり、人造湖であるスアンフォーン湖を望む丘に建てられています。宿泊すると、この湖の景色を一望することができるので、高原リゾートとして至福の時を過ごせます。

中世の令嬢が出てきそうな部屋には木製家具やアンティークランプが置かれている

中世の令嬢が出てきそうな部屋には木製家具やアンティークランプが置かれている

写真:二松 康紀

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ホテルの部屋の中は古くから使われている、いわゆるアンティーク家具類が中心です。磨きがかかった木張りの床に木のベッドやデスク、ライティングは少し暗めですが、それがアンティークの良さを引き出して、ヨーロッパの中世の部屋にタイムスリップしたような感じになります。

単に古いだけではなく、しっかりと手入れされているので、部屋はきれいです。机の上にさりげなくクッキーの入ったミニポットがあったり、夕食の間のターンダウンサービスでは、チョコレートをおいてくれていたり、高級ホテルのサービスももちろん万全です。

ホテルのライブラリールームは大人の社交場的存在で、一見の価値あり

ホテルのライブラリールームは大人の社交場的存在で、一見の価値あり

写真:二松 康紀

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ホテル内にはライブラリールームがあり、書籍はほとんどが英語のもの。部屋の雰囲気はアガサクリスティー作品に出てくるワンシーンのような、気品ある上流社会を切り取ったような感じです。室内は書籍だけでなく、アンティークの小物や木製の家具類などホテルと共に歴史を作ってきたものがたくさん展示されています。ゆっくりと落ち着けるので、本を片手に紅茶を飲んで過ごしたくなるような空間です。

部屋は全体的に暖色で統一されています。サーモンピンクの壁紙に絨毯は暗めの赤、ランプシェードも赤系に統一されていて、陽の光が窓から入ってくると暖色のコントラストがとてもきれいです。こういったクラシックホテルはバーや外で過ごすだけではなく、歴史を刻んだ部屋で過ごすことも楽しみの一つです。

ホテルのバーはほぼ毎晩生演奏があり、ベトナムビールを楽しめる

ホテルのバーはほぼ毎晩生演奏があり、ベトナムビールを楽しめる

写真:二松 康紀

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ダラットパレスのバーは一つ、「パレスクラブ」。バーは地下にあたる位置にあるのですが、造りが変わっています。ロビー階から一つ下に降りるのですが、ホテルは起伏の大きい丘にあるため、裏手にあたるバーは駐車場からの入口もあり、直接外からのお客さんも入れるようになっています。その階にはバーの他にカラオケが出来る部屋がいくつかあり、日本のカラオケルームのような装飾が各部屋毎に施されています。

その一つの部屋にあたる場所がバーで、入ると左手に小さなカウンターがあります。そこには決して多くはありませんが、各国の洋酒のボトルが並べられています。そのボトルが、磨きがかかった鏡のようなカウンターテーブルに映っているのがちょっとオシャレです。

カウンターの右手はホールになっていて、こちらは20人くらい座っても大丈夫なくらい広い空間です。ステージが手前にあり、毎晩演奏が行われています。曲はベトナムのポップスやフランスのシャンソン、アメリカンポップスなど幅広く、ボーカルは女性と男性で得意なジャンルがそれぞれあって、リクエストにも気軽に応じてくれます。ステージとカウンターは近いので、カウンターで座って聴くと臨場感はたっぷりです。ベトナムビールの定番「333」を飲んで音楽に耳を傾けていると、異国にいる雰囲気をたっぷり味わえるでしょう。

フレンチのレストランはまるでホーンテッドマンションに来たかのような絵画が迎えてくれる

フレンチのレストランはまるでホーンテッドマンションに来たかのような絵画が迎えてくれる

写真:二松 康紀

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最後にもう一つ、このホテルならではの楽しみ方をお伝えしましょう。はじめにお話ししたとおり、このホテルにはたくさんの調度品があります。それらは主に彫刻や絵画なのですが、ホテル内のさまざまな場所に飾られていて、館内を歩くだけでも博物館のような感覚で楽しめます。

その中でも特に楽しい場所はホテル唯一のフレンチレストラン「ル・ラブレ」。フレンチコロニアル調のレストランは白を基調にしたダラットでも一番高級なレストランの一つで、湖を望む屋外の席や、天井が高く明るい室内のダイニング席、そしてパーティーなどもできる個室の部屋があります。この個室の部屋の一室に飾られている絵画はいかにも、有名アトラクションのホーンテッドマンションにでも出てきそうなタッチの絵画。ダラットに来て、思わずテーマパークのアトラクションを思い出してしまうくらいの臨場感ある迫力です。そんなことも考えながら食事すれば、食後の暗い部屋も楽しくなるかもしれません。

ベトナムで古き良き時代を彷彿とさせる遺産的ノスタルジックホテル

ダラットパレスホテルは宿泊するとどんどん居心地が良くなっていくような、郷愁あふれるホテルです。単に古いのでは無く、手入れをしながら少しずつ味わい深くなってきた感じを出すホテルはあまり無いでしょう。そんな気分を味わうことが出来ると共に、サービスはもちろん高級ホテルの名にふさわしいもの。徒歩圏内に大型スーパーもあるので、長期滞在にも便利です。できれば季節の良い時期に避暑地として訪れるのが一番満喫できる滞在になるでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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