写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る上海蟹は中国が誇る長江の下流域に生息する淡水蟹。体長は10pほどで日本でよく食べるタラバガニやズワイガニよりはずっと小さく、食べる身もそんなに多くありません。
身が少ないなら食べごたえがないのでは?と思いますよね。確かに身は少ない、けれども雄のカニみそ、雌の卵が濃厚で絶品なんです。
上海名物にもなっている上海蟹は通年食べることができますが、特におススメなのが秋〜冬(10月〜2月)。10月頃は卵をたっぷりかかえた雌がおいしく、11月〜12月はカニみそがたっぷり詰まった雄が食べごろです。
雌と雄、どっちがおいしいの?どっちも食べたら高い?いえいえ、雄と雌両方たべて1700円〜という激安セットがあるんです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る上海蟹を注文すると蒸したそのままの状態で提供されます。日本のように切れ込みをいれたり食べやすく足などがカットされているということはほぼ皆無。上海蟹は、身の部分があまりないので、自分でカットして食べるところがなくなった!ということがないようにプロのカットサービスを頼むのが得策です。大体、一匹170円くらいでカットしてくれます。
でも、せっかくなら自分でやりたい!という人のためにちょっとしたアドバイスを。まずは手足を取り除いて、裏側のフンドシと呼ばれる茶色い部分をはがします。すると甲羅がはずれるので、灰色のビラビラした、いかにも食べられないなというところを取ります。このときに、指でぐりぐり身を出そうとしても身がつぶれ、ただでさえ少ない身がさらになくなってしまうので、箸で取り出すのがベスト。フワッフワの身を食べることができますよ。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るカットサービスを頼むと、自分では食べにくい足の部分のカニ肉もするっと取り出してくれ、さらにこんなに美しい盛り付けも。
もちろん見た目だけじゃなく、味も絶品!さっぱりとした卵には黒酢を、濃厚なカニみそはそのまま食べるのがおススメです。特に雄のカニみそは濃い黄色の色合いが濃厚さを醸し出しています。食べるとその濃厚さに思わずうっとり。
今回紹介した雄雌2杯セットは、雄2杯、雌2杯でも可能。カニみそを心ゆくまで食べたいという人は雄2杯セットでがっつり食べちゃってください。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る蟹ミソ好きの人にぜひ食べてもらいたい料理が蟹ミソ豆腐です。濃厚なカニみそがこれでもかというほどもりもりと入っています。中華料理のテッパン、麻婆豆腐のように辛いかと思いきや、全く辛みなし。蟹ミソの甘みを存分に堪能できる一品です。
また、豆腐も日本の絹豆腐のような見た目ながら、口の中にいれるとトロンととろける食感。豆腐のほどよい甘さと蟹ミソがうまく絡まった料理です。
単品じゃ物足りない!もっと上海蟹を堪能したい人におススメなのが、上海蟹食べつくしコース。有名店であれば、6000円超えのコースメニューがなんと3000円〜とお値打ち!先ほど紹介した上海蟹1杯に蟹ミソ豆腐、上海蟹の茶碗蒸しなどの料理コースのほか、デザートまでついて全12品目も食べられます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る激安上海蟹が食べられる「上海孔乙己酒家」は紹興酒を味わえる名店。上海蟹とあわせて本場の紹興酒も飲んでみてください。上海蟹と紹興酒の組み合わせは絶品ですよ。
「上海孔乙己酒家」があるエリアは再開発が進む上海の中でも、古き良き風景が今も残る下町。最寄駅の老西門駅からお店までの道のりは、古い住宅街や露天などがあり昔ながらの上海を堪能することができます。
夜は提灯に明かりがつきより幻想的な雰囲気になります。上海レトロ散歩するにも楽しいエリアです。
ガイドブックによくのる南京東路沿いの名店は、確かにおいしいけれども軒並み5000円以上と高級レストラン並みの金額。確かに上海蟹は貴重で高いけれども、それでもリーズナブルにおいしく食べたいと思いますよね。
そんなわがまま旅行者に最適なのが上海孔乙己酒家です。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/29更新)
- 広告 -