カメラに収めたい絶景〜高知・中土佐町と双名島の海霧

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カメラに収めたい絶景〜高知・中土佐町と双名島の海霧

カメラに収めたい絶景〜高知・中土佐町と双名島の海霧

更新日:2017/01/07 16:46

大地 優風人のプロフィール写真 大地 優風人 自然風景写真家、車中泊ツーリスト

高知市から車で約1時間弱の距離に位置する小さな町、中土佐町のふるさと海岸(久礼湾)。太平洋に面した中土佐町、晩秋から初冬にかけ空一面を真っ赤に染める朝陽や幻想的な毛嵐(けあらし:海霧)など絶景には事欠かない海岸。写真家はもちろん、訪れる一般の旅行者の方観る者全てを魅了してしまう光景です。11月〜2月の厳冬期にしか見ることが出来ない、言葉を忘れそうな絶景をご紹介いたします。

双名島伝説の鬼もこの満天の星空を見ていただろうか?

双名島伝説の鬼もこの満天の星空を見ていただろうか?

写真:大地 優風人

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夜のふるさと海岸は街灯が少なめですから、ほとんど真っ暗!晴天の夜には写真のような満天の星空が存分に楽しめ、首が疲れるほど堪能出来ます。天体イベントがある日など、この海岸は遠方からも訪れ大変賑わいます。ただし公共の交通機関がJRとバスのみ。比較的早い時間にダイヤは無くなりますから、マイカーやレンタカーを使用しないと不便だと思います。パーキングエリアは50台以上停められる無料の駐車スペースがありますので問題ありません。

双名島伝説の鬼もこの満天の星空を見ていただろうか?

写真:大地 優風人

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“土佐十景の一つ、双名島と満天の星空”これが一つ目の絶景。暗くて夜はちょっと・・・と言われる方は明け方早い時間、朝陽に臨みましょう。何度眺めても飽きない素晴らしい日の出です!

双名島伝説の鬼もこの満天の星空を見ていただろうか?

写真:大地 優風人

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水平線のかなたが明るく輝き出しますと、いよいよ星景と朝陽の交代時間!青い世界に太陽光の朱が射して来ると、声も無く見つめる人達の瞳にも光が映り込みます。誰も彼も活々きとした表情に見えますね。

夜明け間近、土佐湾沖合の黒潮から毛嵐(けあらし)が立ち始める

夜明け間近、土佐湾沖合の黒潮から毛嵐(けあらし)が立ち始める

写真:大地 優風人

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南国土佐にあって暖かいと思いきや、11月後半以降、明け方はかなり気温が下がります。このように気温差の激しい地域だからこそ、さまざまな幻想的で不思議な光景を眼にすることが出来るのです。前日の夜、土佐のご馳走を肴にお酒が過ぎた方はお気の毒ですが、思い切って厳冬の朝、布団から脱出して海岸に出かけましょう。三文以上のお得な光景が待っていてくれるはずです。毎年、これを目当てにこの海岸に通われる方の心境がご理解頂けるはず!

夜明け間近、土佐湾沖合の黒潮から毛嵐(けあらし)が立ち始める

写真:大地 優風人

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二つ目の絶景“土佐湾の毛嵐”。土佐湾の黒潮に久礼川の真水が流れ込みます。真水と海水の温度差で湯気が立ち始めますが、これが海霧の正体。毛嵐(または気嵐:けあらし)と呼ぶ人も多いです。この現象、他にも風の強さや湿度など様々な条件が必要となるため、必ず見られるという保証はありません!日本各地の海岸線には同様の現象が見られるところが数多くあります。しかし、このふるさと海岸で発生する確率は他よりも高いんです。

一期一会、こんな現象中々見られません。睡眠時間を削ってもご覧になる価値はあります!

我が顔も染まる真赤な世界!

我が顔も染まる真赤な世界!

写真:大地 優風人

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3つ目の絶景“真っ赤な朝陽” 。毛嵐(けあらし)に刺激されたかのように、時間を同じくして太陽が水平線から顔を覗かせます!この瞬間、蜃気楼現象で一瞬太陽と水平線付近が達磨のように見える事から、「だるま朝陽」と呼ばれます。時間にして僅か数分の出来事、瞬くのを惜しむかのような時間に感じるかもしれません。こんな素晴らしい光景、見逃さないようしっかりと両眼に焼き付けて頂きたいです。

我が顔も染まる真赤な世界!

写真:大地 優風人

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また極寒の時間帯の現象です。防寒対策はしっかりと準備して下さいね!ロングのダウンコートに手袋と厚手のソックスと言った服装で、携帯のカイロは必需品で持ち歩きましょう。まるで雪山に行くような出で立ちですが、間違いなく必要だとお感じになるはずです。

我が顔も染まる真赤な世界!

写真:大地 優風人

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湾内に双名島を始め小さな島が点在します。風景に同化しているかのような釣り人も多いのがこの湾内の特色。静寂の海岸に漁船のエンジン音が鳴り響き俄かに活気づいて来ると海岸や防波堤に、この光景を一目見ようと集まったギャラリーの多さに初めて気づきます。

海霧の中より現れし海賊船?

海霧の中より現れし海賊船?

写真:大地 優風人

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本旅のクライマックス!4つ目の絶景“毛嵐と鰹漁船”。海賊船のように見える鰹漁船(土地柄、圧倒的に鰹漁船が大半ですが、時にはマグロ漁船もあります)。自然の恵みには事欠かない南国土佐、ご当地カツオ漁に一斉に出港する瞬間の雄姿は圧巻の一言です。その姿はまるで海霧の中を滑るかのように出港すると表現されますが、まさしくその通り。

海霧の中より現れし海賊船?

写真:大地 優風人

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このシーンの見学に最適な場所は、ふるさと海岸と双名島のちょうど中間くらい。乗用車も乗り入れられる防波堤があります。その防波堤の横をすり抜けて漁船は沖に出ていくのです。先端に小さな赤い灯台がありますので直ぐにお判りになるはずです。

海霧の中より現れし海賊船?

写真:大地 優風人

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この防波堤、ガードレールなど防護柵は設置されていません。乗り入れられる時は、充分注意し、絶景に気を取られて海に転落などないようくれぐれもご注意下さい。自信の無い方はふるさと海岸の海岸線からもゆっくりとご覧頂けます。

土佐といえばやはり鰹!

土佐といえばやはり鰹!

写真:大地 優風人

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早朝より、絶景に明け暮れるとさすがに空腹を覚えて来られるでしょう。高知といえばやはり鰹のタタキ。ふるさと海岸のすぐ近くにあるのが食事処“黒潮本陣”です。
眼下に太平洋を見下ろす高台に位置し、雄大な土佐湾を眺めながら食事や日帰り入浴が楽しめます。さらに全室オーシャンビューの宿泊施設を備えていますので、絶景を楽しみながらの活動拠点にピッタリです。
(部屋数が多くないため、ご宿泊される場合は是非予約を取られる事をお勧めします)

土佐といえばやはり鰹!

写真:大地 優風人

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市場の食材を直に味わってみたい方はこちら、市場のめしや"浜ちゃん"がお薦め。このお店はふるさと海岸から徒歩約10分程度に位置する大正市場内にあります。小さな市場ですが、並ぶ海の幸はどれも活きがよくてキラキラ輝き生唾もの。市場内の違うお店で買った食材を浜ちゃんに持ち込んでもOK!

土佐といえばやはり鰹!

写真:大地 優風人

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鰹のタタキ定食はもちろん、ウツボタタキ定食がお薦め!あのいかつい風貌に似合わず、脂が適度にのりとても繊細で食べやすいお味です。

幻想の世界へのアクセス

いかがでしたでしょうか?
道の駅や体験イベントもいいかもしれません。情報はインターネットやパンフレット等氾濫していますので直ぐ入手出来ます。ですが、自然相手はそうはいきません。幸い観光地としてまだ知名度がそれほど高くないので、豊かな自然を存分にゆったりと満喫することが出来ます。どこに行こうか迷った時や、日常の喧騒から逃れたい時、またゆったりとした気分を味わいたい時などフラッと訪れてみられてはどうでしょうか。中土佐の地はきっとあなたを優しく迎えてくれると思います。

ふるさと海岸:高知県高岡郡中土佐町久礼
アクセスは以下の通り。 
車 → 高知自動車道 中土佐IC下車
久礼ふるさと海岸まで約2km(約5分)
※ふるさと海岸にパーキング有(但し、イベント時は駐車不可の場合有り)
電車 → JR四国・土佐久礼駅 タクシーorレンタカー徒歩でも可 約15分)

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/11−2016/02/12 訪問

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