大阪「三休橋筋」てくてく歩き!地図要らずでレトロビル探訪の旅

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大阪「三休橋筋」てくてく歩き!地図要らずでレトロビル探訪の旅

大阪「三休橋筋」てくてく歩き!地図要らずでレトロビル探訪の旅

更新日:2016/11/21 13:47

古都の U助のプロフィール写真 古都の U助 ブロガー

スマホの位置情報が発達しているとはいえ、せっかく観光にきてもずっと地図ばかり見続けていてはいくら旅好きでも疲れてしまうというもの。そんな時オススメしたいのが大阪市中央公会堂から「三休橋筋」を南下する観光コース。
「三休橋筋」沿いには大大阪時代のレトロ建築や昭和レトロビル、大阪ご当地企業の最先端ビルまで、興味深い歴史スポットが盛りだくさん。まっすぐ歩くのはもちろん横道にそれても楽しいですよ!

ここからスタート!「大阪市中央公会堂」

ここからスタート!「大阪市中央公会堂」

写真:古都の U助

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大阪の代表的な歴史建築物の1つ、北区中之島にある大阪市中央公会堂。四方八方どこから見ても美しいこの建物南側に架かる栴檀木橋(センダンノキバシ)から南へ「三休橋筋(サンキュウバシスジ)」散策をスタートしましょう。

大阪の主な道路は東西に走る道路が○○通り、南北に走る道路は○○筋(すじ)の名称が用いられています。分かりやすいですね!

ご紹介する「三休橋筋」は今は埋め立てられていますが、かつて長堀川に架けられていた三休橋に由来した名称。この筋を歩けば大阪の歴史に触れることが出来る多くのスポットやレトロ建築、大阪のご当地企業のミュージアムなどを見ることが出来ます。

例えば栴檀木橋が架かる土佐堀通りから一本南、内北浜通りを西へ行くとすぐに、幕末に緒方洪庵が開いた「適塾」が現存し、国の重要文化財の指定を受けています。

「オペラ・ド・メーヌ高麗橋」と「日本基督教団浪花教会」

「オペラ・ド・メーヌ高麗橋」と「日本基督教団浪花教会」

写真:古都の U助

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三休橋筋を中央公会堂から南下した地にある赤い煉瓦が印象的な建築は、中央公会堂と同じく辰野金吾の設計によるもの。もともと保険会社として竣工し、歴史と共に用途は変わりながらもその美しい姿はいまだ健在です。現在は「オペラ・ド・メーヌ高麗橋」というウエディング関連の施設として利用されています。

さらに「オペラ・ド・メーヌ高麗橋」の西隣は高麗橋吉兆本店、南側にはウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計指導のもと竹中工務店が設計施工を行った「日本基督教団浪花教会」があります。外観だけでも美しいですが日曜午前中の礼拝などに訪ねると、とても美しく小さな螺旋階段や、ステンドグラスがとてもやさしい雰囲気をかもし出しています。

道修町ミュージアムストリート・田辺三菱製薬本社ビル

道修町ミュージアムストリート・田辺三菱製薬本社ビル

写真:古都の U助

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オペラ・ド・メーヌ高麗橋や日本基督教団浪花教会から三休橋筋をさらに南へ下った、道修町(ドショウマチ)通一帯は通称「道修町ミュージアムストリート」と呼ばれています。

三休橋筋から少し東にある「少彦名神社」は薬の神様として知られ、資料館も隣接。また、三休橋筋沿いに建つ田辺三菱製薬本社ビルの資料館(特別開館時以外は要予約)など、道修町沿いには5つの製薬関連の資料館、展示ギャラリーなどがあります。

道修町は江戸時代に幕府公認で薬に値段をつけ、全国へ流通させた薬種業者が集まり、清やオランダから輸入された薬などを扱っていた場所。ミュージアムストリートにはこの地の歴史や各社の紹介など興味深い展示箇所がいっぱいです。

「綿業会館」とガス燈

「綿業会館」とガス燈

写真:古都の U助

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土佐堀通りから中央大通りにかけて、地元企業と団体による寄付でレトロなガス燈が設置され、電線の地中化も進んでいるのが三休橋筋散策の大きな魅力の1つ。

1932年開館の綿業会館の前もガス燈が設置されていて雰囲気は抜群。この「綿業会館」は2003年に国の重要文化財に、2007年には近代化産業遺産にも認定されていて、内部はクイーン・アン・スタイルやアダム・スタイルなど、部屋ごとに趣向が違う豪華で凝ったつくりとなっています。

ニューヨークのビルにでもありそうな外観や玄関だけでも素晴らしいですが、会員制施設の為、どうしても内部が見たいという方には月に一度の見学会に予約するという方法があります。

とにかく長ーい船場センタービル

とにかく長ーい船場センタービル

写真:古都の U助

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三休橋筋を中央区中央大通まで南下すると、東西に約1キロ近くも続くとにかく長ーいビル、船場センタービルの6号館と7号館が見えてきます。

このビルは阪神高速13号松原線の直下にあり、主に繊維関連の問屋や店舗が入店しているほか、地下街には飲食店も入り、昭和レトロな純喫茶やおしゃれなお店などが並びます。どの店も通常のお店よりも価格帯が低くはまってしまったらなかなか出てくることが出来ません。

1000メートルに約800店が入店するというこの船場センタービルは1970年の開業。現在は外壁に小紋柄などをモチーフとしたパンチングを施したアルミパネルを設置するほか、LED照明も設置されるなどモダンでおしゃれな外観に改装されています。

その他に

スタート地点としている中之島は中央図書館もあり春と秋はバラが美しく、紅葉も素敵です。最寄り駅は地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅など。ご紹介した建築を外観のみ見て歩いてゆくと数時間から半日ほどあれば十分歩いていただけます。

今回は一旦中央大通りまででゴールとしていますが、時間に余裕があればさらに「三休橋筋」を南下した農林会館もあります。
昭和初期に建てられた地下一階、地上五階建てのビルにはレストランや雑貨、ファッションなど多彩なテナントが入り、玄関や階段などの内装も美しいです。
地下鉄に乗れば一瞬ですが、観光しながら道頓堀、難波を目指すのも楽しいですよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/15 訪問

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