世界一のにゃんこアイランド!?猫たちの楽園「マルタ共和国」の魅力

世界一のにゃんこアイランド!?猫たちの楽園「マルタ共和国」の魅力

更新日:2016/11/23 14:57

手塚 大貴のプロフィール写真 手塚 大貴 バックパッカー旅の提案人、スポーツ観戦トラベラー
近年、田代島や青島など、日本各地の“猫の島”が人気を集めていますが、海外にもたくさんの猫たちが暮らす島があります。なかでも最近注目されているのが、地中海に浮かぶ小さな島国「マルタ共和国」。なんと70万匹もの猫が暮らすと言われている、まさに桁違いの“猫の島”なのです!
「マルタ共和国」の猫はエレガントな美猫が多く、その可愛さには誰もが癒されるはず。猫と人間とが豊かに共生する楽園の島国をご紹介します。

猫好きの聖地!70万匹もの猫が暮らす「マルタ共和国」

猫好きの聖地!70万匹もの猫が暮らす「マルタ共和国」

写真:手塚 大貴

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イタリア・シチリア島の南、地中海のほぼ中央に位置する小さな島国「マルタ共和国」。様々な民族に支配された歴史から独特の文化が育まれ、謎めいた巨石神殿や要塞都市である首都・バレッタが世界遺産に登録されている国です。

実はこの「マルタ共和国」、世界一といっても過言ではないほどの“猫の島”。70万匹もの猫が暮らすと言われている、まさに猫たちの楽園なのです!
2016年に旅行会社のHISがSNSで調査した「行ってみたい!世界の猫スポットランキング」では第1位に。最近ではテレビなどで取り上げられることも多くなり、猫好きにとっての“聖地”になりつつあります。

マルタを旅していれば、各所で出会うことになる猫たち。路地裏、公園、港・・・、マルタの美しい風景を背景に思わず写真を撮りたくなる猫ばかりです。

美猫率高し!島の人々に愛されている猫たち

美猫率高し!島の人々に愛されている猫たち

写真:手塚 大貴

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マルタが“猫の島”になったのは、船荷を鼠から守る目的で島の漁師が猫を連れてきたのが始まり。今でも島の漁師は猫を大切にしていて、売れ残りの魚を猫に与える光景を見ることがあるほど。
さらに家の前にキャットフードや水が置かれていることも多く、ボランティアが運営する猫の保護施設もあるなど、いかに島の人々に猫が愛されているかがわかります。

そんなマルタの猫たちは、エレガントな美猫が多いのが特徴。佇んでいるだけで絵になるような猫が多く、他の地域の猫とは異なる特別な雰囲気さえ感じるから不思議です。
またマルタの猫たちには、前足を使って餌を口に運ぶという特徴も!たくさんの猫たちの中で確実に餌を手に入れるために前足を使うようになったと言われています。

どこで猫に会える?マルタの猫出没スポット

どこで猫に会える?マルタの猫出没スポット

写真:手塚 大貴

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人口の倍近くもの猫が暮らすマルタ。ではマルタのどこへ行けば、猫に会うことができるのでしょうか?

実はマルタには、ここに行けば猫に会える!という場所は基本的にありません。猫たちはマルタ各地に分散して生活している印象です。
それでも猫が比較的出没しやすいスポットというのはあるようです。筆者が猫に出会ったスポットは、首都バレッタの路地裏や港、アッパー・バラッカ・ガーデンのほか、マルサシュロックやスリー・シティーズのセングレアなど。このほか、一般の方が猫を保護している“キャットヴィレッジ”のあるセント・ジュリアンにも出没することが多いようです。

マルタでは、「猫に出会えればラッキー」くらいの気持ちで街歩きを楽しむのがオススメ。思いがけない場所で猫に遭遇するのも、マルタの旅の楽しみです。

マルチーズの原産国!犬とも縁の深いマルタ

マルチーズの原産国!犬とも縁の深いマルタ

写真:手塚 大貴

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“猫の島”として知られるマルタですが、実は犬とも縁の深い国。日本でもペットとして人気のマルチーズは、このマルタが原産国なのです。
現在のマルタでマルチーズを見かけることは少ないですが、人々が犬を散歩させていたり遊ばせていたりする光景は多く見かけます。

写真は、港町・マルサシュロックでのんびりと昼寝をする犬。マルタでは猫だけでなく、犬もまた写真撮影の格好の被写体になります。
ちなみにマルサシュロックの港には、漁師と猫の銅像も!また土産物を売る露店が並び、猫をデザインした可愛らしい雑貨なども売っているので、猫好きの人にとってはぜひ立ち寄りたい町です。

青い海を船が飛ぶ…。マルタは人間にとっても“楽園”

青い海を船が飛ぶ…。マルタは人間にとっても“楽園”

写真:手塚 大貴

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マルタは猫たちの楽園というばかりではありません。人間にとっても、まさに“楽園”と言える素晴らしい国です。
美しい街並み、降り注ぐ太陽の光、良好な治安、美味しいシーフード・・・。そしてマルタには、日々の雑事を忘れさせてくれるゆったりとした時間が優しく流れています。

“楽園”としてのマルタを象徴する場所が、コミノ島にある「ブルーラグーン」。地中海トップクラスの透明度を誇る美しい海が広がるスポットです。
この「ブルーラグーン」、あまりの透明度の高さに、水底に船の影が映り、まるで船が宙を飛んでいるように見えるほど!眩しいほどに輝く青い海の上を静かに船が飛んでいく不思議な光景は、見ているだけで心に確かな幸せを与えてくれるはずです。

猫と人間とが幸せに共生する「マルタ共和国」

世界遺産の街並みや美しい港をバックに佇む猫の姿は、なんともマルタらしいフォトジェニックな風景。人懐っこい猫が多いとはいえ、自由気ままに過ごす猫たちの邪魔をしないためにも、むやみに猫に触れたり餌を与えたりといった行動は控え、そっと写真撮影をするくらいにしましょう。

各地に“猫の島”は数あれど、これほどたくさんの猫が暮らす島はなかなかありません。マルタが素晴らしいのは、猫と人間とが共生し、互いに幸せを享受し合いながら暮らしているところ。地中海に浮かぶこの島国は、生きとし生けるすべての者にとっての“楽園”なのかもしれませんね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/05−2016/06/09 訪問

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