写真:島塚 渓
地図を見るJR堺市駅の西口を出て、歩道橋を通って進んでいくと「ベルマージュ堺」という大型複合施設へとつながっています。そのまま建物に入り、右方向へと進んでいくと「アルフォンス・ミュシャ館」へと辿り着きます。
ただし、「ベルマージュ堺」の内部は少し分かりづらいので注意が必要!
この施設は「商業棟」と「ベルマージュ堺壱番館」、「ベルマージュ堺弐番館」の3つの建物に分かれており、そのうち美術館があるのは「弐番館」。駅から行く場合はいったん「商業棟」に入り、右方向へ突き抜けるようにして「弐番館」に行かなくてはなりません。
さらに「弐番館」には2つの玄関が並んでいますが、「アルフォンス・ミュシャ館」の入り口があるには左側。少々ややこしいルートになっていますが、迷わなければ、5分とかからずに行ける駅チカ美術館になっています。
写真:島塚 渓
地図を見る「アルフォンス・ミュシャ館」の入り口は「ベルマージュ堺弐番館」の2階になっています。ここで500円の入館料(特別展のときには金額が変わる可能性あり)を支払い、受付を済ませると、エレーベーターで4階までゴー!
展示室は4階と3階になっており、4階は企画展などが開催される広めの空間。そして、3階は西洋アンティークやデジタルコンテンツを活かした近代的な展示室になっています。
各展示室は写真撮影禁止となっていますが、エレーベーターの前にあるタペストリーは撮影可です。記念に1枚と言う方は、ここで写真を撮ることを忘れずに!
写真:島塚 渓
地図を見るミュシャ作品と言えば、女性を中央に据えた構図と、周りに散りばめられた繊細なデザイン。特に“ジスモンダ”や“ジョブ”などのポスターは日本でもよく知られているのではないでしょうか。
これらのポスター製作で名を高めたミュシャは「アール・ヌーヴォー」の代表的存在とまで言われるようになります。アンティークショップなどでよく耳にする、この「アール・ヌーヴォー」とは19世紀末から20世紀初頭にかけてパリを中心に花開いた芸術様式のこと。花や植物などをモチーフに、曲線的なデザインを多用したところに、その特徴があると言われています。
ミュシャの場合、しなやかな曲線がひときわ目を引きます。細部にわたる繊細な装飾とあいまって、ゴージャスでありながら柔らかい印象を与えるのではないでしょうか。
一目見ただけで、エレガントな印象を抱くこれらのデザインは、今でも多くのファンを虜にしているんです。
写真:島塚 渓
地図を見るミュシャが生きた19世紀末から20世紀初頭は、ちょうど近代化が進み、大量生産された商品が消費者に行き渡るようになった時代です。その際ポスターが有効なアピール媒体として活躍しました。
ミュシャは酒や煙草などの嗜好品から、自転車や鉄道まで、あらゆるジャンルのポスターを制作しています。なかでも煙草メーカーのJOB社のために作られたポスターは、あまりにも人気のため、コレクター用に小型判が作られたという逸話もあるほどなんです。
ミュシャ作品の鑑賞を終えたあとは、ぜひ受付の横にあるミュージアムショップに足を運んでみて下さい。店内はミュシャグッズがたくさんあり、どれもここでしか手に入らないものばかり。特にブックマークはゴージャスなつくりなので必見です。
ぜひいろいろなミュシャの作品を鑑賞して、エレガントな気分に浸ってください!
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(2024/4/16更新)
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