え、西陣って地名じゃないの?実はよく知らない京都・西陣を歩こう

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え、西陣って地名じゃないの?実はよく知らない京都・西陣を歩こう

え、西陣って地名じゃないの?実はよく知らない京都・西陣を歩こう

更新日:2016/11/28 14:56

羽田 さえのプロフィール写真 羽田 さえ 熊本在住ライター

京都の西陣と言えば、誰もが知る西陣織の産地。応仁の乱の際、山名宗全率いる西軍が陣地を置いたことから、西陣と呼ばれるようになりました。しかし実は現在、西陣という地名はありません。上京区の一部地域にあたり、東は堀川通、西は七本松通、北は鞍馬口通、そして南は中立売通まで。神社やお寺、レトロ建築など見どころもいっぱいの穴場です。知っているようで知らない西陣。西陣織だけではない見どころをご紹介しましょう。

「首途(かどで)八幡宮」で旅の安全祈願

「首途(かどで)八幡宮」で旅の安全祈願

写真:羽田 さえ

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西陣探検の手始めに行きたいのは、今出川通と智恵光院通の交差点近くの「首途(かどで)八幡宮」。源義経が奥州へ旅立つ際、安全祈願をしたとされる神社です。旅人の守り神として、旅好きなら一度は訪れたいスポット。これからも素敵な旅に、安全に出かけられるようお参りしましょう。

決して広くはない境内は、起伏に富んだ独特の造り。鳥居から続く参道は二手に分かれ、丘の上の本殿に向かって階段が連なっています。また、鳩のモチーフもこの神社の特徴のひとつ。手水場やお守り、絵馬などのいたるところに鳩があしらわれています。

隠れた桜の名所でもある「雨宝院」

隠れた桜の名所でもある「雨宝院」

写真:羽田 さえ

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続いては首途八幡宮からさらに北上。西陣聖天さんの名で親しまれている「雨宝院」です。本尊の歓喜天(聖天)は秘仏のため拝観はできませんが、こじんまりした境内には意外なほどたくさんの仏像が安置されています。中でも観音堂の木造千手観音立像は重要文化財に指定されており、その美しさは圧巻。千手観音の拝観を希望する場合は、事前に連絡をしてから行くのがおすすめです。

御堂をつなぐ中庭には様々な木や植物が植えられており、四季それぞれの美しさも必見。春には本堂前に「歓喜桜」が咲き誇り、いつも静かな境内が花見客で賑わいます。

「晴明神社」は夕方に行ってみよう

「晴明神社」は夕方に行ってみよう

写真:羽田 さえ

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続いては堀川通沿いにある「晴明神社」。陰陽師の安倍晴明公をまつる神社です。社殿は晴明公の屋敷跡に建てられたと伝えられており、平安京の中心である大内裏の鬼門にあたる方角でもあります。現在でも魔除け・厄除けを願ってお参りする人は後を絶ちません。

晴明神社への参拝におすすめの時間帯は夕方、閉門の18時前。本殿脇にある晴明公の像は、衣の下で印を結び、天の星を見上げている姿を表したもの。夕暮れの時間帯には、陰陽道の世界をよりリアルに感じられます。秘密めいた雰囲気で、どこからか式神が走って出そうな、そんな幻想も楽しめるかもしれません。

風格ありすぎのキングオブ銭湯「船岡温泉」

風格ありすぎのキングオブ銭湯「船岡温泉」

写真:羽田 さえ

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西陣の北の端にあたるのが鞍馬口通。唐破風が印象的な、貫禄のある建物が目を引きます。この登録有形文化財の建物が、キングオブ銭湯の呼び声高い「船岡温泉」です。大正12年に料理旅館「船岡楼」として創業し、現在も銭湯として現役で稼働中。年中無休で営業しており、毎日通って来る常連さんも多いのだとか。

旅の途中に立ち寄れば、本格的な岩風呂や檜風呂でリラックスできます。マジョリカタイル、鞍馬天狗をあしらった天井、上海事変をモチーフにした欄干など、多すぎる見どころも見逃さないよう注意です。

不思議空間「カフェさらさ西陣」でがっつりご飯も!

不思議空間「カフェさらさ西陣」でがっつりご飯も!

写真:羽田 さえ

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船岡温泉から歩いてわずか2、3分の場所に、ひときわ重厚な雰囲気の和洋折衷建築があります。なんとこれもかつては銭湯だった建物。美しいマジョリカタイルに高い天井、銭湯時代の名残をそこかしこに感じる不思議な空間が広がります。

現在は「カフェさらさ西陣」として営業中。カフェと言ってもがっつり食事ができ、丼ものやカレー、サンドイッチなど多彩なメニューが楽しめます。人気の週替わりランチも要チェック。食事の後にしばらくまどろみたくなる、レトロな異空間です。

西陣は京都の縮図!着物に興味がなくても行く価値あり

知っているようで知らない京都・西陣散策、いかがでしたか。
西陣織だけではない、奥深い魅力のある街です。こまかな路地のあちこちに古さと新しさが混在する様子は、京都の縮図そのもの。お寺に神社、レトロ建築にカフェ。さまざまな楽しみがつまった西陣を訪ねて、京都へ旅してみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/05−2016/11/06 訪問

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