写真:津田 泰輔
地図を見るなるかわ園地は9つある「大阪府民の森」の一つで、大阪府が府政100年を記念して、生駒金剛エリアを中心とした国定公園を整備した自然公園施設です。9つそれぞれが特徴を持った自然公園で、「星のブランコ」という巨大な吊橋が有名な「ほしだ園地」もその一つです。
なるかわ園地は9つの中でも最も大きな面積があり、大阪平野を一望できる抜群の眺望が特徴の場所です。
アクセスは電車なら近鉄奈良線の瓢箪山駅から徒歩40分。車なら無料の駐車場が整備されているので簡単に訪れることができますが、途中細い住宅街を抜けることになるのですれ違いの際は運転には充分注意しましょう。また駐車場は9時から17時までとなっており、時間をすぎると閉鎖されてしまうのでこちらも注意です。
写真:津田 泰輔
地図を見るなるかわ園地の駐車場からすぐの所にある「らくらくセンターハウス」には飲み物やアイスクリームなどの自販機を備え、生駒山の植物の展示ルーム、そとには弁当も広げることができるようなベンチとテーブルが備えられています。室内にも休憩場所が設置されていて、これからの登山の拠点として活用できます。ここからでも大阪平野を見渡せる展望スポットがありますので、登山目的でない人はここでのんびりするだけでも良いかもしれません。
写真:津田 泰輔
地図を見るセンターハウスからいざ登山に出発。でも特別な装備は何も必要ありません。その名も「らくらく登山道」という舗装された遊歩道は、どんな人でも快適に歩けるようにゆるやかな勾配の道で、車椅子でも押して上がれるように車椅子専用の休憩所も100〜200mごとに設置されています。
所々に展望台が設置され、ベンチとテーブルの休憩所もあります。ハイキングに来た方達はここで弁当を広げてランチタイムを楽しんでいたりもします。
ずっと舗装路が続くので本気で登山をしたい人には物足りないですが、気の合う仲間や恋人同士でフラッとやってきておしゃべりを楽しみながら歩いていくのが、このらくらく登山道には似合っていると思います。
写真:津田 泰輔
地図を見る秋にはこんな紅葉のトンネルも。
ずっと続いているらくらく登山道もこの木道が見えてきたら終盤戦。もう少しでなるかわ園地で一番のみはらし休憩所に到着します。
センターハウスからみはらし展望台までは約2.2km。ゆっくり歩いても30分ほどで到着することができます。
写真:津田 泰輔
地図を見るピラミッド?ツリーハウス?
三角形の建物が特徴的なみはらし展望台です。ここが一番眺望が良い場所ではないでしょうか。展望デッキからは大阪平野はもちろんのこと、視界がよければ淡路島や六甲の山並みまで一望できる180度の大パノラマが広がります。
お手軽な気持ちでやってきた人はここがゴール地点で良いかと思います。らくらく登山道はここより500mほど進んだ先の神津嶽休憩所まで続いていますが、眺望としてはここの方が抜群に良いです。ただ神津嶽休憩所にはベンチもたくさんあるので座って休憩したいという方は行ってみても良いかと思います。
今回は手ぶらで気軽に行けるらくらく登山コースを紹介しましたが、広大な敷地を持つなるかわ園地にはもっと多くの散策コースが張り巡らされています。
舗装路は神津嶽休憩所までですが、そこからさらに1km以上登っていくと、ぼくらの広場と言うまた眺望のよい場所にも行くことができます。またお隣の大阪府民の森である「くさか園地」や「ぬかた園地」へ通じる道もあって、まさに生駒山の縦走トレイルコースも用意されています。
大阪の市街地のすぐ近くにありながら、四季折々の自然が楽しめる絶景スポット「なるかわ園地」。どうも大阪の人にもあまりなじみが無いらしく、まだまだ人の少ない穴場スポットです。気軽に都会の喧騒から逃れる場所としてもう少し人気が出ても良いと思いますが、いかがでしょうか。
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この記事を書いたナビゲーター
津田 泰輔
ブログを書き始めたのをきっかけに関西の秘境巡りを始めて約6年。まだまだ知られていない魅力的な絶景スポットをたくさん発見しました。今までアウトドアとは無縁だった私が手軽に行ける秘境を関西中心に紹介してい…
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(2025/2/10更新)
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