冬だから楽しめる!ボストン郊外の高級リゾート半島「ケープコッド」

冬だから楽しめる!ボストン郊外の高級リゾート半島「ケープコッド」

更新日:2017/09/27 15:33

ナカヤ アキのプロフィール写真 ナカヤ アキ
マサチューセッツ州の東部に位置する腕を曲げたような形の半島、ケープコッド。アメリカ人が憧れる高級リゾートが点在する半島としても有名で、景勝地が多く人気のデスティネーションです。ケープコッドは夏のビーチのイメージが強いのですが、寒い冬だからこそ楽しめるケープコッドならではの魅力があります。ボストンから船や車で簡単に足を延ばせるので、ぜひ訪れてみてくださいね。

プロビンスタウンで冬の風物詩クラムチャウダーを食べる!

プロビンスタウンで冬の風物詩クラムチャウダーを食べる!

写真:ナカヤ アキ

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ケープコッドの先端にある小な港町。新大陸を目指したメイフラワー2世号が上陸した歴史的にも重要な街です。ポルトガル移民が多く、イワシの揚げ団子やサバや鱈のサンドイッチなどポルトガル風のお袋の味を楽しめるレストランもあります。

プロビンスタウンの冬の風物詩といえばクラムチャウダー。年間通して食べられ、夏に汗をかきながら食べている観光客を多く見かけますが、冬はクラムや牡蠣が一番美味しい季節でもあり、観光で冷えた体を芯から温めてくれるチャウダーは格別です。レストランそれぞれの自慢のオリジナルレシピを振舞っているので、クラブケーキなどのケープコッドらしいサイドディッシュとともに楽しんでくださいね。

ケープコッド・レイルトレイルを散歩する

ケープコッド・レイルトレイルを散歩する

写真:ナカヤ アキ

ケープコッドの約700kmにわたる海岸線には100以上の遊歩道があり、美しい景色を楽しめると年間通して多くの人が訪れます。ケープコッド・レイルトレイルは、1960年代まで使われていたケープコッドの町の間を結ぶ鉄道の廃線を遊歩道に舗装した、ケープコッドの人気アトラクションの一つです。

デニスとウェルフィートの2つの町を結ぶ35kmのトレイルには風光明媚なケープコッド様式の家が並ぶ可愛い町や、ケープコッドならではの手つかずの美しい湖や海岸線の景色を楽しめます。

夏の間は観光客も多く、湿度と炎天下の中、観光客が列をなしてトレイルを歩くイメージが強いのですが、冬のトレイルは人も少なく東海岸ならではの美しい紅葉や冬化粧を施した風景を堪能することができ、ジョギングやウォーキング愛好家に親しまれています。このトレイルは乗馬や自転車でも回ることができるので冬の風を切って走りたい方にもおすすめです。

アンティークショップをゆっくり巡る

アンティークショップをゆっくり巡る

写真:ナカヤ アキ

古き良きアメリカの面影が残るケープコッドには良質のアンティークショップが点在します。どの町を訪れてもアンティークショップが軒をつらねる通りがあるほど。

夏の観光客が多い時期なると、盗難を避けるためやより多くの売り上げを出すために良質なアンティークを奥に隠して、手頃で一般的なアンティーク風な商品を表に多く展示するショップも増えます。

しかし、冬の時期になるとそんな隠れた商品も店頭に展示され、また、客足の落ち着いた時期に新たなアンティークを買い付けるショップも多いので、良質のアンティークが多く見つかると冬のケープコッドはアンティークファンにはたまらないデスティネーションです。

ボーンという町にあるアンティーク・アサイラム(The Antique Asylum)は、数々の受賞歴のある人気の大型アンティーク・ショップです。広い店内には良質のアンティークが所狭しと展示され、時間の経つのを忘れてしまいますよ。

スモールブリューワリーでケープコッドならではのビールを飲む

スモールブリューワリーでケープコッドならではのビールを飲む

写真:ナカヤ アキ

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近頃、世界的に人気のクラフトビール。ケープコッドにもあまり他の地域に出回らないレア物のブリューワリーが数軒あります。夏の間は、ブリューワリーやバーは観光客や近郊の大学生向けの社交場となり一日中賑やかなイメージですが、冬になるとしっとりと落ち着きを取り戻し、ゆっくりと美味しいビールや料理を楽しむことができますよ。

ハイアニスにあるケープコッドビール(Cape Cod Beer)とデニスにあるデビルス・パース(Devil’s Purse)というブリューワリーがおすすめです。ケープコッドのスーパーなどでも見かけるビースですが、ブリューワリーでしか味わえないビールやツアーを楽しむことができますよ。(飲んだ後の運転はアメリカでも違法です!)

オフシーズン料金でゴージャスインに宿泊する

オフシーズン料金でゴージャスインに宿泊する

写真:ナカヤ アキ

アメリカ人の憧れる高級リゾートの上位にいつもランキングされるケープコッドは、オンシーズンの夏になるとリゾートホテルやインの宿泊料金が高騰し、予約も取りづらく、宿泊先を決めるに苦労します。せっかく足を運んでもあまりゆっくり観光もできないボストンからの日帰り旅行になってしまうことも。

冬のケープコッドは宿泊料金が半額以下になるホテルも多く、ゆっくり観光したい方にはおすすめです。海辺のインなどを見つけた時はオーシャンビューの部屋を予約してくださいね。ケープコッドらしいロマンチックな夕焼けを楽しめますよ。

ケープコッド観光の中心地でもあるハイアニスには、ケープコッドらしいウォーターフロントの超高級ブティックインが点在します。夏の間は予約困難で料金もハイレベルなアンカーイン(Anchor-in)やシモンズ・ホームステッド・イン(The Simmons Homestead Inn)もかなりお得な料金で宿泊することが可能です。

もっとケープコッドらしさを追求するなら、捕鯨で栄えたケープコッドに残る捕鯨船船長の邸宅をB&Bに利用した、キャプテンハウスB&Bなどもあります。豪華な屋敷でケープコッドの歴史をゆっくりと堪能するのにおすすめです。

いかがでしたか?

なかなか冬のオフシーズンにケープコッドを訪れる方は珍しいかもしれませんが、冬だからこそ楽しめるケープコッドをご紹介しました。機会があれば訪れてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/12/25−2011/12/31 訪問

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