写真:bow
地図を見る京都府北部、日本海に面した港町である舞鶴。そんな舞鶴は明治時代に鎮守府が開庁、軍港を中心として発展してきた町。現在も海上自衛隊の日本五大基地の一つである舞鶴基地を有し、日本海を幅広くカバーする海上自衛隊の最重要拠点とされています。
そんな舞鶴湾のクルーズを楽しめる遊覧船があるのですが、これが実は凄い遊覧船なのです!普通は遊覧船といえば風光明媚な景勝地を巡るようなコースが一般的。しかし、「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」と銘打たれたこの舞鶴の遊覧船は、景色を楽しむのではなく海上自衛隊の護衛艦を見るための遊覧船といっても過言ではない内容なのです!
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地図を見るこの「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」の最大の特徴。それは舞鶴にゆかりのある海上自衛隊OBが船に乗り込みガイドをするという点!
この海上自衛隊OBのトークがとにかく素晴らしく、この話を聞くだけでも乗る価値ありとも思わせるガイド役なのです!海上自衛隊OBならではの視点で舞鶴のことや護衛艦の説明を一般人にも分かりやすく説明してくれますし、ちょっとした自衛隊こぼれ話・裏話・逸話なども実に興味深いものばかり! 自衛隊OBガイド前の席は人気につき、早めの乗船が吉です!なお、自衛隊OBの都合がつかない際は現役自衛官が乗船することも・・・。
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地図を見る遊覧船は舞鶴湾を約30分かけて周遊、海上自衛隊の関連施設や旧舞鶴海軍工廠であるジャパンマリンユナイテッドの事業所や大型ドックなどを横目にゆっくりとした速度で進んでいきます。現在は民間となったジャパンマリンユナイテッドは日本海側では最大の造船所。そのため、大きな船が湾内には多数みられます。
目に入ってくる舞鶴の景色も、実は海軍の影響がかなり色濃く、海軍と共に発展してきた町であることを実感することでしょう。
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地図を見るそして「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」の見どころといえばなんといっても間近で見る海上自衛隊の艦艇!舞鶴港に停泊している海上自衛隊の護衛艦やミサイル艦、補給艦を実に間近で見ることができるのです!
海上から、巨大な艦艇になかなか見ることのできない角度で迫っていく様はまさに大迫力の一言!!全長200mを超える補給艦「ましゅう」など、間近で見れば圧倒されること間違いナシ!また、日本が誇るイージス艦「みょうこう」や「あたご」も舞鶴港在籍なのです!ただし訓練等の関係もあるので、どの艦艇がいるかは行ってみてのお楽しみ!?
「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」の運航日は3月21日〜11月30日までの土・日・祝日及びゴールデンウィーク(4月29日〜5月6日)とお盆(8月13日〜16日)。
出航時間は11:00、12:00、13:00、14:00の1日4便で所用時間は約30分。 11:00、12:00の2便に関しては海上自衛隊OBのガイドが同乗してくれます。13:00、14:00の便はガイドなしで録音テープによる案内となるので(不定期でガイドが同乗する時もあり)、間違いなくおすすめは海上自衛隊OBのガイドがつく11:00、12:00の便です!!また団体で予約すれば、定期時間外にも随時運航は可能となっています。
おすすめの着座席は右舷、つまり進行方向の右側!湾内を反時計回りに周遊する為、右手に艦艇が来るルートとなります。いい写真を撮りたい、間近で護衛艦を目の当たりにしたいなら右側です!
本当に素晴らしい「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」なのですが、気を付けたいのはそれほど現地でのインフォメーションがよくないこと。船乗り場は舞鶴市役所裏の桟橋になっていますが、乗り場に関しても特に看板が出ているわけではないのでご注意!車で行く際は「赤れんがパーク駐車場」を目的地にしましょう。
優れた観光資源なのに、勿体無い位にひっそりと運航されている遊覧船「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」。ミリオタでなくともかなり楽しい遊覧船ですのでおすすめです!そしてたまには日本を護ってくれている者たちへの敬意も込めて、彼らの仕事の一端を垣間見てはいかがでしょうか?
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(2023/11/29更新)
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