国宝の本堂と名勝庭園を堪能!広島県尾道市「浄土寺」

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国宝の本堂と名勝庭園を堪能!広島県尾道市「浄土寺」

国宝の本堂と名勝庭園を堪能!広島県尾道市「浄土寺」

更新日:2016/12/22 10:52

KISHI Satoruのプロフィール写真 KISHI Satoru 岬の狩人、伝記研究者、旅するパンクス

数多くの由緒あるお寺が点在する事から“古寺巡り”が有名な広島県尾道市。その中に約1400年もの歴史を持つ寺院があります。それは聖徳太子の開創と伝えられ、“国宝の寺”、“海の見える寺”とも呼ばれる「浄土寺」です。
国宝の本堂と多宝塔を始め、様々な重要文化財や宝物があり、国の名勝に指定された庭園も有し、“お守り作り体験”も。そんな魅力溢れる「浄土寺」を御紹介致します。

国宝であり約700年の歴史を持つ「浄土寺」の本堂

国宝であり約700年の歴史を持つ「浄土寺」の本堂

写真:KISHI Satoru

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国道2号線に面した石段を上り、JR山陽本線の線路下を潜り抜けて、さらに歩みを進めていくと国の重要文化財に指定された山門があります。そちらから入って、正面にあるのが「浄土寺」の本堂です。

本堂は横幅が約5メートル、奥行きも約5メートルの本瓦葺きの建築で、国宝となっています。「浄土寺」は鎌倉時代末期に炎上してしまいましたが、こちらは1327年(嘉暦2年)に建てられたもの。尾道の人々の協力により再建され、現在に至るまで多くの参拝者を迎えています。

約700年もの間、火災や兵火で焼失する事なく現存している寺院は珍しいので、この点もオススメのポイントです。

「国宝の本堂内陣」と「名勝の庭園」を拝観

「国宝の本堂内陣」と「名勝の庭園」を拝観

写真:KISHI Satoru

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多くの文化財を有する「浄土寺」では、国宝指定の本堂内陣や国の名勝でもある庭園などを拝観する事が可能となっています。しかも係員の方が同行し、お寺の歴史や仏像、建築の注目のポイントなど丁寧に解説を添えて案内してもらえるのです。

初めての方は「浄土寺」の概要を確認できるので安心です。また知識の豊富な方は色々と質問をしてみてはいかがでしょうか。

こちらが「浄土寺」の庭園です。自然の山腹を築山(つきやま)として、白砂敷きの平庭、その中央からは小滝を落として、山裾に細かく小池を配した1806年(文化3年)に作られた築山泉水庭(せんすいてい)。

1999年(平成11年)に改修工事が行われ、作庭当初の姿が蘇っています。また築山の上には、京都伏見城内から紆余曲折を経て移設された国の重要文化財にも指定されている茶室・露滴庵(ろてきあん)もあります。

見応えある壮観な梁や大黒柱

見応えある壮観な梁や大黒柱

写真:KISHI Satoru

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仏像や絵画、工芸品など様々な重要文化財も閲覧可能となっている「浄土寺」。1316年(正和5年)に製作され、現在もその音を響かせる事が出来る太鼓もあります。しかも太鼓の皮の張り替えが記録されて、歴史的資料としても珍しいもの。是非、約700年前に製作された太鼓の響きを間近で感じてみて下さい。

こちらは客殿と共に1719年(享保4年)に建てられた庫裏内に張り巡らされた柱や梁(はり)です。黒光りする太い梁が力強く、見事な建築。また中央の「大黒柱」は本堂の前に植えられていた松を利用して建てられています。

さらに、こちらには竈(かまど)もあり、“お守り作り体験”に使われるのです。

自分のために、または大切な人のために“お守り作り体験”

自分のために、または大切な人のために“お守り作り体験”

写真:KISHI Satoru

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「浄土寺」では毎月1回〜2回、“お守り作り体験”が行われています。所要時間は約45〜60分で、御住職の説話と抹茶も頂けます。

では、何のために、庫裏内の竈が利用されるかというと、お願い事の焼き印を焼いたり、抹茶を頂くお湯を沸かしたりするため。しかも、本堂の観音様の御前に灯している炎が使われます。

こちらが、焼き印の押された御札が入ったお守りです。お守り袋には、様々な色や種類が揃っているのも嬉しいポイントです。大切な人のために、お守りを作ってプレゼントするのも素敵ですね。

共に重要文化財の唐門と方丈

共に重要文化財の唐門と方丈

写真:KISHI Satoru

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「浄土寺」の拝観は、曲線状の唐破風(からはふ)の施された唐門の前を通って、本堂へと戻っていきます。その唐門側から、中庭を隔てて正面に見えるのが、方丈です。横幅は約16メートル、奥行きは約13メートルで、こちらも唐門と同様に国の重要文化財に指定されています。

1690年(元禄3年)に尾道の豪商である橋本家が施主となって再建されました。内部には大胆で繊細な素晴らしい襖絵もあるので、そちらも是非、じっくりと味わってみて下さい。

広島県尾道市「浄土寺」のまとめ

また「浄土寺」では宝物館も併せて拝観する事が出来ます。“聖徳太子三尊像”と称される孝養像、摂政像、南無仏太子像をはじめ、絹地に彩色をした絹本著色(けんぽんちゃくしょく)の仏涅槃図や“金剛界”と“胎蔵界”を描いた両界曼荼羅図など、見応えのある仏像や絵画、工芸品、文書が展示されています。

拝観料や宝物・文化財などの詳しい情報は、下部関連MEMOにあります公式サイトへのリンクより御確認下さい。一度では全てをしっかりと味わい切れないと思いますので、四季折々の景観も楽しみつつ、繰り返し参拝するのがオススメです。

以上、国宝や各種の重要文化財、名勝の庭園、宝物館に加えて、“お守り作り体験”も可能な見所豊富な広島県尾道市にある「浄土寺」の御紹介でした。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/31 訪問

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