五感で味わう「札幌」雪景色と冬のイベント。道産子の雪遊びを伝授!

五感で味わう「札幌」雪景色と冬のイベント。道産子の雪遊びを伝授!

更新日:2016/11/29 11:56

ろぼたんのプロフィール写真 ろぼたん 週末の旅人、北国グルメ推進委員会
北海道「札幌」の冬。都市の夜景やイルミネーションだけでなく、「さっぽろ雪まつり」など、札幌では雪を満喫できるイベントが多く、雪そのものを楽しむ雪遊びの種類も豊富。

雪って真っ白くて冷たいもの…程度に思っていませんか?実は音や感触で翌日の寒さの天気予報だって出来ちゃう雪。「また雪か…」なんていいながらも、札幌人が楽しむ冬のイベントと雪遊びをご紹介。雪の感触を全身で味わってみて。

本格的な雪遊びができるのは12月下旬〜!降り始めの時期は薄氷が楽しい

本格的な雪遊びができるのは12月下旬〜!降り始めの時期は薄氷が楽しい

写真:ろぼたん

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例年11月になると飛び回る雪虫に冬の気配を感じる札幌では、10月下旬や11月の初雪がチラつく頃はまだ紅葉が残っています。そこから暖かい日と寒い日が交互に訪れ、12月を迎えると、氷点下を下回る朝の回数が増えてくるのです。

冬の札幌を訪れるなら、美しい雪景色を楽しみたいもの。ですが、札幌で根雪となるのは12月中旬〜下旬を過ぎてから。この時期の雪は水分をたっぷり含んだ重たい雪で、ジャリジャリした感触です。シャーベットのような雪が溶けた翌日の朝には、道のくぼみに薄氷が張るので、自分の体重をそっと氷の上にかけてみて。滑るため、転ばぬよう慎重に。パリッとした音とともにヒビが入る初氷。これを朝一番に割るのは童心にかえるワクワク感がありますよ。誰かが既に割っているのを見つけると、舌打ちしたい気分になるかも?

肌と肺で感じる寒さは美しい景色が癒してくれる

肌と肺で感じる寒さは美しい景色が癒してくれる

写真:ろぼたん

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1月になるとフワフワした結晶の雪が降り始め、ザクザクと雪を踏みしめながら道を歩くように。そしてサラサラとパウダースノーが降り積もった後は、足元からキュキュッと雪がしまる音が聴こえてきます。雪の重みと寒さで雪がどんどん締まってくるのです。

札幌中心部に近い北海道神宮や円山公園(写真)、藻岩山といった場所でも霧氷におおわれた木々や光に反射して輝く雪景色が楽しめます。肌にピリリと刺すような感覚の次の寒さは、肺に入る凍るような超冷気。肺が冷えて深呼吸できない…そんな日もありますが、意外と雪がシンシンと積もる日は暖かく感じるはず。寒さが増してくる時期の雪の上は、歩きやすく滑りにくい特徴が。1月〜2月にかけては、雪を楽しむのにもってこいの季節です。

白い雪景色に映えるイベントがいっぱい!冬のさっぽろ

白い雪景色に映えるイベントがいっぱい!冬のさっぽろ

写真:ろぼたん

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11月下旬になると札幌では冬のイベントが始まります。「さっぽろホワイトイルミネーション」は11月下旬〜始まり、会場によっては3月中旬までと長期間幻想的な光と雪景色のコラボを楽しめます。

メインの大通会場はクリスマスまでの期間ですが、同時期に開催される「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」も札幌の冬の風物詩となっている人気のイベントです。本場ドイツのクリスマスマーケットが札幌に引越してきた!?と感じるかも。

ホットワインやホットチョコレートなど温かいドリンクで身体を温めながらの散策がオススメ。イルミネーションは周辺のレストランやカフェから楽しむという方法もありますよ。

一度は行ってみたい!「さっぽろ雪まつり」

一度は行ってみたい!「さっぽろ雪まつり」

写真:ろぼたん

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大迫力の雪像、透き通る美しい氷像、精巧な技術にも驚嘆せずにはいられない「さっぽろ雪まつり」。ガラリと変わる昼と夜の表情はどちらも必見。雪像に投影されるプロジェクションマッピングや音と光とのコラボレーションなど、見どころもいっぱいです。

写真は、2016年に登場した雪像のひとつ「進撃の巨人」。その年話題となったキャラクターや映画などをモチーフとした雪像が多く、世相を感じるのも特徴のひとつ。その出来映えは世界に誇れるクオリティの高さがあります。「さっぽろ雪まつり」期間中には、北海道各地で雪や氷に関連するイベントが開催されるので、冬のフェスティバルを楽しみたいなら2月上旬の「雪まつり」時期がベスト。ただし、人気のシーズンですので早めの予約がオススメです。

真っ白な雪原で雪遊び!歩くスキーやスノーシュー体験

真っ白な雪原で雪遊び!歩くスキーやスノーシュー体験

写真:ろぼたん

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札幌の中心部から30分程度郊外に行くだけで、様々なスポットでスキーやスノーシューなど、雪遊びができる施設がたくさんあります。日帰りツアーなども数多く催行されており、初心者でも安心して雪遊びが可能です。

ふわふわの雪の上を歩くのは、宙に浮かぶような感覚も。札幌の中心部でお金をかけずに雪遊びがしたいなら、「中島公園」がオススメ。貸出無料で歩くスキー体験ができますよ。中島公園の歩くスキーをする場合の地下鉄最寄駅は南北線幌平橋駅。さっぽろ健康スポーツ財団の駐車場に特設貸出場所が設置されます。

雪の感触で天気予報ができる!?雪の札幌を愉しむコツとイベントカレンダー

雪の感触で明日の朝は相当冷え込むな…とか、この雪は積もるな…などと判断できる道産子たち。雪道で歩くときには、景色だけでなく、感触や音を愉しみながら全身で雪世界を味わってみて。

外は寒いですが、北海道の部屋の中はとてもポカポカ。夏よりも暖かくするほどで、本州の人には逆に暑いかもしれません。今はウォームヴィズも進んでいますが、防寒具だけでなく、室内を涼しく過ごせる格好も必要ですよ。

【イルミネーション期間】
■大通会場:2016年11月18日(金)〜12月25日(日)
■駅前通会場:2016年11月18日(金)〜2017年2月12日(日)
■南一条通会場:2016年11月18日(金)〜2017年3月14日(火)

【ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo開催期間】
■大通2丁目会場:2016年11月25日(金)〜12月24日(土)

【さっぽろ雪まつり期間】
■大通会場・すすきの会場:2017年2月6日(月)〜12日(日)
■つどーむ会場:2017年2月1日(水)〜12日(日)
■すすきの会場:2017年2月6日(月)〜12日(日)

掲載内容は執筆時点のものです。

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