運気を高める!静岡「久能山東照宮」の一押し参拝スポット!

運気を高める!静岡「久能山東照宮」の一押し参拝スポット!

更新日:2016/12/12 17:29

徳川家康と言えば、天下泰平の世を築き上げた歴史上で最も有名な人物といっても過言ではないでしょう。「久能山東照宮」は、徳川家康の遺体が埋葬されていた場所で、「東照大権現」という神として祀られています。家康のように大物になりたい!出世したい!など、家康を尊ぶ人々が訪れる全国屈指のパワスポ。境内のあちらこちらに、家康ゆかりのパワーが漲る見所が点在する、静岡「久能山東照宮」をご紹介します。

ゆかりの寺や絶景を探訪できる!表参道

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ご紹介する「久能山東照宮」は、静岡市駿河区の久能山にあります。徳川家康は、人質として駿府に12年。三方原の戦いを経験した浜松に17年。5ヶ国の領主となって駿府に4年。大御所として駿府に10年。一生の内の半分以上の年月をここ静岡で過ごしました。

久能山は、日本平と駿河湾に挟まれた標高216mの小高い山で、山頂から眼下に駿河湾が広がり、景色が大変素晴らしい場所。家康はこの上なく愛していたそうで、遺言によってこの久能山に埋葬されました。「久能山東照宮」への参拝ルートは、日本平ロープウェイを利用するか、この表参道の石段を上って行くかの2通りありますが、お勧めしたいのはこちらの石段を登るルート。東照宮まで、1159段のつづら折りになった石段があり、語呂に合わせて「いちいちごくろうさん」の愛称で親しまれています。

古の人達が踏みしめた石段を一歩一歩踏みしめながら登ると、右手に家康ゆかりの寺「徳音院」。段々と視界が開けると、家康が愛した絶景が広がります。「人の一生は重い荷物を背負って遠い道を行くことに似ている 急いではならない」と家康が明言した言葉を思い起こすようで、歩いて見る美しい絶景は喜びも一際大きいもの。鳥居の後ろは「ご利益通り」と名付けられた商店街になっていて、縁起が良い名前です。

*注意として、石段を登るルートは、体力に自信の無い方はやめておいた方が無難です。日本平ロープウェイを、ご利用ください。

家康のポリシーが刻み込まれた!必見の彫刻

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石段を登って行くと久能山東照宮があり、写真は東照宮の拝殿です。大社とは思えないくらい色彩が豊かで艶やか。桃山時代から江戸時代初期の技術の粋を集めた豪華絢爛な建物で、ここに家康公「東照大権現」が祀られているそうです。権現造りと呼ばれる立派な建物で、2代将軍「徳川秀忠」が造営したと言われています。平成22年、静岡県にある建造物で初めて国宝に指定され、境内にある楼門などの14棟が重要文化財に指定されています。境内全域が国の史跡になるなど、歴史的にも貴重で神聖なる区域です。

艶やかな色遣いで建物に目が引かれがちですが、ここで注目したいのが、拝殿正面の上部の彫刻です。3人の人が集まった彫刻が施されていて、この彫刻は「瓶割り」と題された作品。「一緒に遊んでいた友達が大きな水瓶に落ちた時、近くの石を拾い投げ、瓶を割って助けた」と言う、古代中国の有名な話に因んで掘られたもので、命の大切を表した作品です。

拝殿近くの唐門では「人間は獅子のように心身ともに強く、牡丹のように美しく優しくあれ」という意味が込められた「唐獅子と牡丹」の彫刻があり、人の命を尊ぶなど、家康の思いを表した彫刻は見逃せません! 彫刻は、拝殿だけでなく楼門などにも施されていて、彫刻作品を見て古来から伝わるメッセージを感じとってみませんか?

位置関係が重要ポイント!謎を解くカギは「西向き」

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変わってこちらは、本殿の裏側にある「神廟(しんびょう)」です。多くの神社では、祭神が祀られている本殿や拝殿で参拝を済ませたら帰ってしまうところですが、ここでは、本殿の裏側へ回るのがお勧め。ここは拝殿から約50m進んだ場所で、徳川家康の遺体が埋葬されていたところです。1616年(元和2年)に死去し、ここに葬られて一年後の1617年に南光坊・天海らの勧めによって、棺を栃木県の日光に移されました。ここに亡骸はないものの、今も身が引き締まるような威厳のある空間が広がっています。

家康の遺言によって、西向きに建てられていて、真西には駿府城。更にその西は、家康の母であるお大の方が子授け祈願をした「鳳来寺」。家康が生まれた「岡崎城」などがあるそうで、方角にも意味が込められているのです。また、御前崎からこの東照宮を結んだ延長線上に富士山(不死の山)。更にその延長線上に、徳川発祥の地である群馬県の世良田東照宮や、日光東照宮が直線状にあるなど、位置関係も考えて建てられています。方角や位置を考えながら見ると、一段とパワーが伝わってくるようですよ。

金運上昇!金のなる木?!

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続いてお勧めしたスポットは、神廟の右側にある「金のなる木」です。家康公が「金のなる木」について家臣に訪ねたところ誰も知らず、自ら筆を手に取り3本の木を描き、「よろず程のよ木」「志ひふかき(慈悲深き)」「志やうぢ木(正直)」と書き、「これを常々信用すれば必ず富貴が得られる」という家康の遺話が残されています。

木にお金がなるのではなく、人の心の肝に銘じるようなことを仰せられたそうで、この大楠がふさわしいと思われています。是非参拝して、願掛けをしてみては如何でしょうか?

やっぱり見逃せない!売店コーナー

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参拝を済ませたら立ち寄りたいのが、社務所前にあるこちらの売店。徳川家のトレードマークの葵の御門入りのお饅頭など、オリジナル商品を販売。右隣り売店では、徳川家康が愛した植物「萬年青(おもと)」も販売してます。江戸城に入場した際に、家臣「長嶋長兵衛」が「天福の霊草」として「萬年青」を献上したところ、家康は大変気に入り、床の間に飾り続けていたとの逸話が残る植物です。是非、お土産に買って帰って、部屋のインテリアとして飾れば、きっとパワーを貰えるかも知れませんよ。

おわりに

久能山東照宮の境内には、徳川家康が生前に使われた品物や宝物など約2000点余りを展示する見所満載の「久能山東照宮博物館」があり、こちらも見逃せません。また、家康公にあやかって「出世守」など、ユニークなお守りの販売もしているので、是非如何でしょうか。

ご紹介した以外に、徳川家康の手形などまだまだパワースポットが存在!「久能山東照宮」を訪れれば、きっとパワーを貰えること間違いなしですよ。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/02 訪問

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