写真:四宮 うらら
地図を見る「強羅花扇 円かの杜」は2014年にオープンした温泉宿です。駐車場の端にある櫓(やぐら)からエレベータで上にあがると、水音をたててくるくると回る水車が出迎えてくれ、懐かしい気分にさせてくれます。
写真:四宮 うらら
地図を見る玄関を入ってまず驚くのが、広々と開放的なロビーと分厚い神代欅(じんだいけやき)のカウンター、そして上がり框や柱、梁などあらゆるところに、立派な無垢の木材が使われているところです。
神代欅とは、大昔に自生していた木が火山活動などで地中に埋没していたものを何千年もの長い年月を経て掘り出されたもの。この宿のオーナーが岐阜県・飛騨の出身であることから、木に深いこだわりを持ち、宿の内装も飛騨の匠の手によってなされています。
写真:四宮 うらら
地図を見るロビーに隣接する囲炉裏の間は、なんと喫煙ルームです。こんな素敵なところなら、スモーカーでなくとも座っていたくなりますね。
写真:四宮 うらら
地図を見る「強羅花扇 円かの杜」の客室は全20室。すべての部屋に露天風呂が設えられ、かけ流しで温泉が注がれています。
敷地内には2本の源泉があり、1本が大浴場へ、1本が客室露天風呂に注がれます。
源泉の温度が高いので、季節によっては加水されることがありますが、宿の地下水なので温泉の性質が損なわれることはないとか。お部屋の温泉の泉質はナトリウム-塩化物泉で弱アルカリ性。美肌効果があり、体もよく温まります。
写真:四宮 うらら
地図を見る客室の内装や露天風呂の設えは、一室一室全て異なりますが、どの部屋も無垢材がふんだんに使われ、障子や丸窓など、和の美しい建具で安らぎの空間を演出しています。
写真は仙石原に面した「海老根」という客室で、53平方メートルの広さがあり、現しの太い梁が印象的。ベッドルームの脇にはソファがあり、箱根の眺望を楽しめるようになっています。
写真:四宮 うらら
地図を見るこちらは客室「海老根」の洗面スペース。客室露天風呂に直結できるように設計され、ここにも木がたくさん使われています。
そしてシャンプーやボディソープなどアメニティ類は、自然由来の優しいもので統一。歯ブラシは天然豚毛歯ブラシ、部屋着は浴衣の他に、ガーゼ素材を二重にした肌に優しい着心地のものが用意されています。
写真:四宮 うらら
地図を見る写真は大浴場の露天風呂です。雑木林の中に段々畑のように湯船が複数あり、森林浴と温泉浴が同時に楽しめるというわけです。
大浴場に注がれている源泉は、ナトリウム-塩化物泉・硫酸塩・炭酸水素塩泉。
「クレンジング効果の高い大浴場のお湯に浸かってから、客室の温泉に入っていただくのがおすすめです」とスタッフの方のアドバイス。
写真:四宮 うらら
地図を見るこちらは内湯スペース。広々とした浴槽と、ゆるりと身を横たえる寝湯のスペースもあります。もちろん、この湯船にも源泉が掛け流しで使われています。
写真:四宮 うらら
地図を見る夕食は彩り豊かな前菜に始まる会席コース。個室の食事処か、お部屋によっては客室でいただくこともできます。プライバシーが守られているので、湯上りのリラックスした気分で、存分に楽しめるのがうれしいですね。
内容は季節によって異なりますが、写真はゴリの佃煮、トコブシ、寄せ豆腐が盛り込まれた前菜、ハモの照り焼きときゅうり、金目鯛の幽庵焼きなど。
相模湾から上がる新鮮な魚介や足柄の地で育つ野菜などと合わせ、全国からの厳選食材を取り入れ、吸い物、お造り、焼き物、蒸し物など全13品ほどが供されます。
写真:四宮 うらら
地図を見るそして特筆すべきは、メイン料理である飛騨牛の陶板焼き。オーナーの出身地である飛騨の特産、飛騨牛の陶板焼きは、この宿の名物です。
写真:四宮 うらら
地図を見るいい湯宿には、いいバーがあるという法則があるのでしょうか。
ここには「蔵バー こだま」が。
重厚な土蔵の扉の奥に、さらに重厚感あふれるケヤキの一枚板のカウンターが設えられ、ほのかな光と影が、大人の上質な時間を演出しています。
カクテルを始めとする多彩なドリンクを揃えているのですが、淡い緑色のオリジナルカクテル「円かの杜」は、ウォッカベースの爽やかな味わいです。
気ままに、のんびり湯浴みができる客室露天風呂があるって、やっぱり贅沢です。
しかも源泉掛け流しの良質な温泉・美味・癒しの空間と三拍子が揃い、都心からも近いという好条件。
古民家のようでありながら、モダンな雰囲気も併せ持つ上質宿「強羅花扇 円かの杜」を、ぜひ体験してみてはいかがでしょう。
その名の通り、心をまぁるく和ませてくれることでしょう。
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(2025/2/14更新)
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