写真:大川原 明
地図を見るモンゴルといえば騎馬民族、遊牧民という印象が強いと思います。経済発展中のモンゴルでは近年、首都のウランバートルに移住し、定住生活をする人々も多くなっていますが、未だに国民の3分の1は遊牧生活をしています。それら遊牧民の家は、移動式住居であるゲルです。
テレルジ国立公園内には、複数のツーリストキャンプがあります。各ツーリストキャンプはゲルの宿泊施設を持っています。どこに泊まっても多少の違いはありますが、同じような遊牧民体験ができます。モンゴルならではの体験なので、是非ゲルに宿泊してください。
写真:大川原 明
地図を見る遊牧民の住居であるゲル。ゲルの中はこじんまりとしていますが、雰囲気が良いです。テレビがなくインターネットが繋げないゲルが多いですが、通信機器から離れる生活もよいでしょう。本を持参して読書などして時間を過ごしてください。
ちなみに、ゲルの中には暖炉があります。時間になると従業員が木炭や石炭をいれにきてくれます。夏であっても、夜になると気温が下がり寒さを感じますが、ゲルの中は暖炉のおかげで暖かいです。
写真:大川原 明
地図を見るモンゴルといえば騎馬民族として有名です。チンギスハーンなどで有名なモンゴル帝国は世界に覇を唱えて、日本にも元寇として2度も遠征した事で日本人にも知られています。
モンゴルの馬は、日本の道産子のように高さがなく、小さいです。サラブレッド競走馬は400〜500キロくらいの重量がありますが、モンゴルの馬は200〜250キロ程の重量です。それなので初心者でも乗りやすい馬です。
乗馬の際の注意点は、手綱はしっかりと握る、馬の後ろにはたたない、音をたてないなどがあります。怪我をしないように、しっかりと乗馬に際しての注意事項を聞いた上で乗馬してください。
写真:大川原 明
地図を見るテレルジ国立公園内には、古代に火山帯であった名残が残っており、多くの奇岩や岩山があります。岩や山の上にものぼる事が出来ますので、上から絶景を堪能してください。歩きやすいようにハイキングや登山用の靴を持参するとよいでしょう。
季節により趣きが変わりますが、6月〜8月初めには草花が咲き、様々な花を見る事が出来ます。また、ロッククライミングの人気場所となっており、海外から多くのロッククライマーが訪問しています。
※注意していただきたいのは、手すりや柵がないので、滑らないように気をつけなければならない点です。無理をしないでハイキング、登山をお楽しみください。
写真:大川原 明
地図を見るテレルジはモンゴルでも田舎に位置していますが、夜、空をみると満天の星空を堪能出来ます。外に出て、ゲルや周りにある奇岩、岩山の景色と共に星空を眺めると日頃の疲れがとれて、心身ともにリフレッシュすることは間違いないでしょう。
ちなみにモンゴルの遊牧民は、遠くのものばかりみているので、視力は2.0〜3.0の人々が多いです。近視の方は、星空をしばらく眺めたら視力がよくなるかもです。
いかがでしたか?モンゴルというと日本人がなかなか行かない国ですが、是非とも訪れてほしいです。そして、モンゴルを訪れるのであれば、テレルジ国立公園内のツーリストキャンプに宿泊し、モンゴル遊牧民の移動式住居であるゲルに宿泊、乗馬体験をしてください。
ツーリストキャンプの多くは夏季営業(5月〜10月)で冬季休業のとこがほとんどですが、一部のツーリストキャンプは冬季でも営業をしています。旅行会社主催のパッケージツアーに参加するもよし、ホテルサイトから予約するもよしです。
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この記事を書いたナビゲーター
大川原 明
元旅行会社勤務。旅行会社勤務時は、手配、予約業務等。海外居住歴は計4か国6年。長期留学でオーストラリア、仕事で海外駐在した国は、フィジー、ベトナム、タイ。海外支店においては、ガイド業務も兼任。また、販…
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