ブルガリア第二の都市「プロヴディフ」遺跡巡りで、古代へタイムスリップ!

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ブルガリア第二の都市「プロヴディフ」遺跡巡りで、古代へタイムスリップ!

ブルガリア第二の都市「プロヴディフ」遺跡巡りで、古代へタイムスリップ!

更新日:2016/12/20 10:17

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

東欧そのものが日本人にとっては馴染みの薄い地方かもしれませんが、ブルガリアという国は、山と丘陵に富み豊富な観光資源、素晴らしい教会建築に民族復興期のお屋敷、優しい人々…と魅力がいっぱいです。

首都名「ソフィア」すら浮かび難い国の第二の都市「プロヴディフ」では、旧市街に残る古民家巡りが楽しいのですが、それだけではありません。ローマ時代の遺跡も残るスポットがあり、町並みを見渡す展望所も必見です。

トラキア平原のど真ん中に広がるプロヴディフの町並み

トラキア平原のど真ん中に広がるプロヴディフの町並み

写真:Hiroko Oji

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ブルガリア第二の都市「プロヴディフ」は、バルカン山脈とロドピ山脈に挟まれたトラキア平原のほぼ中央に位置し、比較的温暖で長閑な風景に囲まれた町です。紀元前19世紀には、トラキア人の集落が結成されていた町です。交通の要衝地でもあるため、商業が栄え、後にはローマ帝国やオスマン朝などの支配下に入るといった苦難の歴史が、この町でも感じ取れます。

旧市街をトリモンティウム(3つの丘)と呼ぶプロヴディフの町は、この旧市街の「3つの丘」と、サハトテペ、ブナルジク(解放者の丘)、ジェンデムテペを合わせて、「6つの丘の町」とも呼ばれています。ブナルジクの頂上には、巨大な「解放者の像」が町を見下ろすように建っています。この像の足元からの眺めが、この写真です。

起伏が多く石畳の坂道が縦横に走る旧市街には、赤い屋根を連ねる歴史的な家並みが続きます。新市街は高層アパートが多い住宅街で、歩行者天国となっている通りには比較的新しい建物が建ち並び、広々とした緑溢れる公園が人々の憩いの場となる町です。

旧市街の断崖上にあるのはローマの劇場跡

旧市街の断崖上にあるのはローマの劇場跡

写真:Hiroko Oji

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まず、何といっても足を運んでいただきたいのが、旧市街の断崖上にある古代ローマ時代に建設された劇場跡です。音響効果を高めるため半円形をした劇場は、その周囲を、大理石のようなローマン・コンクリートでできた、3000人も収容できる観客席が取り囲み、遠くはロドビ山脈までも見渡せる、眺め最高のロケーションです。

舞台背後の壁部分には、何本もの壁を支える円柱が残り、一部2段重ねになっている所には、皇帝あるいは神の像が残り、かなり保存状態の良い立派な劇場です。舞台まで下りていくと、目の前で見上げる柱や像、舞台出入り口のアーチなどの、立派さと大きさに圧倒されてしまいます。また、階段状になった観客席の一段が高いことと言ったら!背の低い人にとっては、手を使ってヨイショっと上るほどの高さです。だからこそ、舞台が、どの人にとっても良く見える構造なのでしょう。

ラムスキ・スタディオン広場地下に残るのは、ローマの競技場跡

ラムスキ・スタディオン広場地下に残るのは、ローマの競技場跡

写真:Hiroko Oji

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プロヴディフの鉄道駅と旧市街の中間辺りにある中央広場から、北に延びる通りが、アレクサンダル・バテンベルグ通り。両側に、ショップやレストランなどの入る大きな立派な建物が建ち並ぶ、歩行者天国の通りです。ここを真っすぐ北に進むと、以前ジュマヤ広場と呼ばれていた、ラムスキ・スタディオン広場に出ます。目に付くのは、ダイヤモンド模様が美しいミナレット(イスラム風の尖塔)を持つイスラム寺院のジュマヤ・ジャーミヤですが、この広場の地下に、遺跡があるのです。

広場からも見下ろせますが、片隅の階段を下りると、ローマの競技場跡に入ることができます。半円形のローマ劇場とよく似ているのですが、こちらは、戦車を使った模擬戦や競走、剣闘士の戦いなどが行われていた所です。観客席の一番下まで下りて、煉瓦が敷き詰められた競技場を歩いていると、正面には昔に見えていたであろう競技場風景が板に描かれていますので、自分も競技者になったような気分が味わえますよ。

眺めも素晴らしいネペット・テペの遺跡!

眺めも素晴らしいネペット・テペの遺跡!

写真:Hiroko Oji

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プロヴディフの旧市街では、装飾の豊かな、窓が張り出している可愛い色とりどりの古民家たちが、ハウスミュージアムとして解放されていて、訪ね歩くのが楽しい所です。その古民家たちのある石畳みの通りから、北側へ続く坂道を上って行くと、ネペット・テペに辿り着きます。

ネペット・テペは、紀元前4世紀、トラキア人の一部族が断崖上に要塞を築いたところ。今では、当時の建物の土台しか残らない遺跡ですが、ここからの眺めがまた素晴らしい!旧市街の家並みや繁華街、新市街、その周りを取り囲む3つの丘、さらには遠くの山並みが一望の下です。マリッツァ川側の石積みのすぐ下も断崖となっていて、その麓から川向うにも新市街の町並みが広がっているのが見渡せます。

また、ロドビ山脈に沈む夕日が美しく見えることでも人気がある所です。お天気の良い日、時間を見計らっておいでくださいね。

緑溢れる公園の一角には「桃太郎」がいる!

緑溢れる公園の一角には「桃太郎」がいる!

写真:Hiroko Oji

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前出の中央広場北にも遺跡の一部が残っており自由に見ることができます。この広場の西隣に続いて、緑に囲まれた広々とした公園があります。ここは自由公園と言われていて、その一角に、なぜか、和風スタイルの青年像が!近寄ってよく見てみると、猿・犬・雉のお供を連れた「桃太郎」さんの像です。日本の岡山市とプロヴディフが、1974年5月12日に姉妹都市の締結をし、2014年で40周年を迎えています。その20年前、姉妹都市20周年を記念して岡山市が贈ったものがこの銅像なのです。

思わぬところで日本昔話に出会えるなんて、嬉しさ倍増です。ブルガリアでも、桃太郎は「Peach Boy」として有名だそうで、ブルガリアの子ども達が銅像によじ登って遊び、桃太郎の刀をなでるため、柄の部分だけがピカピカに輝いています。

古代へタイムスリップできるプロヴディフのお得情報です。

いかがでしたか?ブルガリア第二の都市プロヴディフの中に眠る、古代へのタイムスリップスポットをご紹介しました。

これらの遺跡はほとんどが自由に入ってみることが出きるのですが、円形劇場跡だけはチケットが必要です。が、ここでお得情報を!4館以上のハウスミュージアムも併せて入場する予定の人には、この円形劇場跡とセットになっている共通入場券がお薦めです。各見所のチケット売り場で購入できますので、その旨をお伝えくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/24−2013/05/26 訪問

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